2016年7月10日。2016年5回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(はぜつき磯)天気:晴れ釣行時間:6時30分〜10時00分くらい(満潮:08:18〜干潮14:45 小潮)釣果:マハゼ103匹(6cm〜12cm 9cmくらいのサイズが多し) ベビーハゼ11匹くらい(リリース) ダボハゼ多数(捨てた) 謎のチチブ1匹 【今シーズン総釣果:666匹】
竿:2.0m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:ナス1号 エサ:ベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
前回に引き続き、本日も大型のヒネハゼ狙いでハゼ釣りに出かけました。
大井ふ頭中央海浜公園への橋を自転車で渡っている時点で「あの方」が釣りをしているのが見える。
「あの方」とは最近このブログに登場するハゼ釣りで出会った人。
結構遠くから頻繁に大井ふ頭中央海浜公園にハゼ釣りに通っている太公望だ。
ハゼ専らしく、気を抜くとオッサンよりも釣り上げる腕前だ。
本日も大型のヒネハゼ狙いなので例の”変な赤いオブジェクト”に愛車を横付けする。
周りから浮きまくっているからとても良く目立つ
最近このブログの常連となっているこのオブジェクトだが、いつまでも”変な赤いオブジェクト”と紹介するのも気の毒になってきた。
なので釣りをする前にコレの作品名がないかチェックすると下隅の方に申し訳なさそうに銘板が付いていた。
寂しくて泣きたくなるようなネーミングだ
【作品名「遠くがみたい(Trip in Space and Time )」 1992年】
日本語と英語のタイトルのギャップにかなりの違和感を覚えるが、確かにこのタイトル名には納得してしまった。
時々、遠くを見る目でこの作品に座り込んでいる人を見かける。
作者が意図しているのかどうか知らないが、この作品には調度よい高さのベンチというには長すぎるパーツがあるのだ。
このベンチに遠くを見たい人がずらりと並んで座っている光景も風流だ。
この作品には多くの人にとって遠くを見させるだけの包容力があるらしい。
幸いオッサンはこのベンチで遠くを見ることはないけれど、荷物置き場でいつもお世話になっている。
多くの釣り人にとって釣具置き場として、時には休憩時のベンチとして活用されている姿は微笑ましいのである。
釣具置き場にちょうど良いんだよね!
作者の独りよがり丸出しの訳の分からんオブジェが多い中、”遠くがみたい”のようにランドマーク&実益を兼ねた作品も稀有な存在だろう。
作者の「土谷 武」氏。どこで何してるか知らんが、見かけたら黙ってハゼの一束も差し上げたいものだ。
んで、ハゼ釣りである。
変なオブジェ・・・改め”遠くがみたい”に釣具を降ろし、”あの人”に声を掛けると今日のハゼ釣りはかなり厳しいとのこと。
確かに他の釣り人も全然竿が上がっていない。
水が冷たいわけでもないし、小潮だけれど潮が動いていないわけでもない。ハテ?
とりあえず釣ってみなくちゃ分からない。
”遠くがみたい”前には何人か釣り人がいるが、隙間を見つけて釣り始めることにする。
もうこの時期になるとハゼ釣り人も多い
オッサンの目の前に大きくはないがハゼがビッチリ張り付いている石が見えたので、そ〜っと仕掛けを落とすと・・・
ハゼは青色のラメ入りオモリを突いてくるが、エサに喰いつく素振りがない。
ムムム・・・ハゼの活性ゼロか・・・これは厳しい展開かもしんまい。
ハゼを散らさないようにゆっくりと誘いをかけると、喰い付いた!!
アワセを入れたがスッポ抜けてしまった!残念。
しかし、活性は悪いが全く喰わないわけでもなさそうだ。
再び同じように誘うと今度はしっかりとハリ掛かりした。
今の時期のスタンダードサイズ
エサを近づけるとハゼは煙たそうにしているのだが、しつこくやっていると「うぜぇ〜んだよ!」とばかりにエサに喰らいつく。
その瞬間にハリ掛かりさせるのだがコレって釣りなのか?
もしかすると、ちょっとだけ話題になっているクランクルアーでハゼの縄張り意識を刺激して釣り上げる釣法と同じようなもんか?
ハゼももう少し冷静ならこんな釣られ方されることもないだろうに、キレて喰い付いてくるハゼの仕草が面白くて、クールなオッサンはしばらくこんな塩梅のハゼ釣りを続けるのでした。
狙っているのは当然マハゼなんだけれども、横からスルスルとやってきてエサに喰いつくのがダボハゼだ。
なかなかマハゼが喰わないもんだから、ダボハゼが掛かることが多いこと!
手前の岩場でこんな釣りをやっているもんだからダボハゼが多いのはしょうがないが、マハゼとオッサンの根比べという感じだ。
こんな事やってると今日も釣れました謎のメタボチチブ。
岩陰からラッシュ&バイト!ズドン!っと竿が絞り込まれるが全然うれしくない!!
名前が分からないから「メタブ」と勝手に命名した。
今日も釣れたよ「メタブ」
写真では黒いけれど、明るいところで見ると茶色っぽくて小さな斑点が並んでいる。
よく釣れる真っ黒いダボハゼとは違うけれど、ヌルヌルしていて気持ち悪いのは同じだ。
今日はこんなしょ〜もない釣りで始まったもんだから、無駄に時間だけが過ぎてゆく。
一時間過ぎても17匹しか釣れなくて、オブジェに座って遠くを見たくなるような釣果だ。
釣り船が通り過ぎる時間になったので休憩していると、ある大事なことを思い出す。
「そ〜いえば、今日の目的は大型のヒネハゼを釣ることだった!」
逆ギレハゼ釣りに夢中になっていたので本日のテーマを忘れていました。
休憩後はなるべく沖を目指して釣り糸を垂れるが、水が満ちてきているので水深があり、思っているような沖に届かない。
まぁ、それはそれでしょうがない・・・
相変わらずハゼの活性が悪く、ポツ〜リポツリの拾い釣りとなる。
しかも釣れるスポットがとても限られていて、夏の時期とは思えない激シブっぷり!
それでも浪漫を求めて150分粘ってみたが、ヒネハゼなんぞ影も形もなく、フツーのマハゼが48匹の釣果に遠くを見つめて帰ろうか(←しつこい)と思った。
しかし、いくら何でもこのままではネタにもならないので、せめて数だけでも揃えなければと数狙いにチェンジ。
Hゾーンの砂浜へと移動する。はぜつき磯のゾーン区分はこちらからどうぞ
潮は満潮から引き始めてはいるが、水はまだまだ多い状態。
小潮のクセに水がかなりあがっている
この暑さではあと一時間くらいしかやりたくないし、やっぱり一束は釣っておかないと尻がかゆくなってくるようで気分が悪い。
「一時間限定で一束(100匹)まであと52匹釣っちゃる!!」
オッサンは持っている竿に力を入れたのでした。
第一投するとすぐにハゼがあがる。
やはりこのポイントは数が狙える。
しかも砂地だから、ほとんどダボハゼが掛からないのがウレシイ。
型は期待できないけれど”ハゼは数釣ってなんぼのもんじゃい〜!”っと本日のテーマもクソもないのである。
あがってくるハゼは8〜9cmサイズが多いけれど、たまには10数cmクラスもボチボチくる。
このサイズだと竿にも重量感が伝わってくる
赤ちゃんサイズも掛かってくるが丁寧にハリを外してリリース。
1号のスレバリ使ってるからダメージはない(と思う)
オッサンの場合という前提の話ですが、ハゼの数狙いと型狙いではエサとアワセに違いがあります。
数狙いの場合は、エサを小さめに付けて、アタリに対して極限まで即アワセ。しかもアワセは強めに入れて一気に抜き上げます。
型狙いの場合は、エサは大きめに付け、小さいアタリは見逃してハゼが引っ張り込むまでアワセません。どちらかというと向こうアワセに近くなります。(なので小さいハリは飲まれることが多いです)
本来ならば竿やら仕掛けやらから変えるべきでしょうけど、面倒くさいのでそこまでやりません。
ここから一気にペースアップ!忘れかけていた強めのアワセを思い出すとポロリもなくなり気持ち良いくらいにハゼがあがる。
平坦で広いエリアなのでハゼが後から後から湧いてきて、一度ハゼのホットスポットを見つければ二桁くらいは同じポイントで稼げます。
腕時計のタイマーが一時間を知らせると、ちょうど根掛かりして本日のハゼ釣り終了。
ここで55匹/時速を釣り上げて目標達成。本日の合計103匹
ホッと胸をなでおろしたオッサンなのでした。
「少なくねぇか?」と思った方は正解です。はじめにハゼを差し上げたのでこの中には103匹いません
早朝の貧果では”今週も玉砕!”というブログのタイトルだったけれど、とりあえず数だけは揃って良かった。
今後は浪漫を求めないで数を狙った現実的なハゼ釣りにするかな・・・
今日最後に根掛かりした時に、ゆっくりと引っ張れたからビニールゴミかと思ったらリールのラインがぐちゃぐちゃに絡まった物体が掛かってきました。
それにルアーがくっついていたので持って帰ってきた。※もちろん、そのラインゴミは持って帰ってきて捨てました。釣り場はキレイに!
玉ウキも2つ落ちていたので頂いてきました。※釣り場はキレイに!その2
玉ウキはテナガエビ釣りに使うので落ちてると重宝します。お陰さまで玉ウキ買ったことないです。
ルアーはキレイなのが多いから持って帰ってきます。別にルアーやるわけじゃないけどさ。
ふと思ったんだけど、普通ののべ竿にクランクルアー付けて引っ張ればハゼ釣れるんじゃね?
今の時期はハゼは浅場にいるんだから、大げさにリールの投げ仕掛けじゃなくてもいいのでは・・・
話によると、ルアーでのハゼ釣りはエサ釣り師から煙たがられてるらしいから、硬めののべ竿+クランクルアーでやってればちょっとは誤魔化せるかもよ!?
どなたかチャレンジしてみてください!