2016年9回めのハゼ釣り(大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯)

2016年9回めのハゼ釣り「獲物が奪われるの巻」

2016年7月31日。2016年9回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(はぜつき磯)天気:晴れ釣行時間:6時30分〜9時00分くらい(満潮:2:24〜干潮:9:27 中潮)釣果:マハゼ111匹(5cm〜13cm 9cmくらいのサイズが多し) ダボハゼ1匹(捨てた) 【今シーズン総釣果:1,166匹】

 

竿:2.0m 道糸:PE0.8号&ナイロン0.8号(オモリから30cm) ハリス:0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:ナス1号 エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

いよいよ東京も梅雨明け宣言が出されたと同時に一気に暑くなった。

 

まだ早朝6時前なのに日差しに圧力があり、本格的な真夏の突入を実感する。

 

現場の大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯には、こんな早い時間でも釣り人で賑わっていて、こちらも本格的なハゼ釣りシーズン突入だ。

 

この時間に釣りをするのは本気釣りの釣り人達だ

 

 

いつものようにN氏がハゼ釣りをしていたが、声を掛けずに真後ろに回り込み、朝ごはんを食べながらその釣りを眺める。

 

丁寧な動作で釣りをしているが、アタリってもハリ掛かりしない様子。

 

あがってくるハゼも小さい・・・

 

 

「ムムム、今日は小ハゼの数勝負か・・・」

 

別に誰と勝負するわけじゃないんだけれども、忙しいハゼ釣りの予感がする。

 

 

ブレックファートを食べ終えた頃、やっとN氏がこちらに気づいたのでしばし談笑しながらオッサンもハゼ釣りの準備を始める。

 

N氏はかなり早朝から釣りをしているので、他の人達は何時ごろから釣りをしているのかを聞いてみると、N氏が来た4時半には既に数人の釣り人がいたらしい。

 

ちなみにN氏は夜中の3時半からハゼ釣りに来たことがあるらしく、当然真っ暗なので街灯を頼りに釣りをしていたらしい。

 

驚異的に朝型過ぎる釣り人である。

 

 

しかしながら、早ければハゼは釣れるという訳でもないようで「やっぱり明るくないと釣れないですよ〜」と爽やかに笑うのでした。

 

 

オッサンが布団の中で「今日は眠いからハゼ行くのどうしようかな〜」と格闘している最中、既にN氏はハゼ釣りをしている訳で迷いのない者は強い。

 

 

 

ジャブジャブと水に入ると少し冷たいので、これが原因で小ハゼばかりなのかなぁ〜と思う。

 

何故かわからないけれど、水が冷たいと釣れてくるハゼが小さいということが今まで多々あったが、かと言って対応策はないもんだから普通に釣りをするしかない。

 

 

一投目を入れると案の定、小ハゼが突っついてくる。

 

しょうがないからアワセを入れると、赤ちゃんハゼがくっついてきた。

一投目からリリースサイズだと気分が萎える

 

 

アタリは頻繁にあるが、あがってくるハゼが10cmに満たないものばかり。

 

10匹釣ったところで根掛かりでオモリごと仕掛けをロスト。

 

 

最近は仕掛けの仕様を根掛かり前提タイプに変更しています。

 

道糸は基本的にPEラインを使っていて、その先に30cm程度0.8号のナイロンライン(もちろん100均で購入)で作っています。

 

胴付き仕掛けなのでオモリごと無くなるのはしょうがないのですが、PEラインが切れることはまずないので根掛かりでロストするのはナイロンライン部分のみ。

 

その部分だけ新しく作ればいいので、すぐにハゼ釣りに復帰できます。

 

 

 

釣具が置いてある基地に戻るとある生物がオッサンを待っていた。

 

そいつはオッサンの釣り道具の脇にで〜んと偉そうに座っていて、何やら訴えかける目をこちらに向けてくる。

目付きの悪い黒猫がコッチ見てるではないか!

 

「ハゼよこせ!!」っと言うことらしい。

 

無視すると襲いかかってきそうな威圧感だったので、恐る恐るハゼを献上するとチュルチュルと吸い込むように一気に食べてしまった。

 

しかし物足りないのか、まだ居座ってこちらを睨む。

 

もう一匹献上→チュルチュル!→もう一匹献上→チュルチュル・・・・・

 

こんな塩梅で5匹食べられてしまった。

 

 

 

しかしふと我に返る。「ん?こんな事してる場合ではなかった!」

 

黒猫と遊んでいたら何で戻ってきたのかすっかり忘れていた。

 

 

仕掛けを作りなおしてハゼ釣りに戻るが、後ろのほうで常連のおっさん達の声が聞こえてくる。

 

「クロや〜!クロ〜!」

 

奴を呼んでいるらしいが、そりゃそうだ!

 

奴の名前はクロ以外に考えられない。

 

 

最近は飼い犬ばかりだからかも知れないが、犬の名前は洒落てるものが多い。

 

たま〜に”それはダメだろ!犬が迷惑そうな顔しているぞ!”という名の犬もいるが、飼い主が一生懸命考えぬいた名前が付いている。

 

 

片や猫の名前はぞんざいだ。

 

例え飼い猫であっても”タマ、トラ、クロ、シロ”などド定番名のオンパレード。

 

野良猫ならなおさらその傾向が強くなる。

 

 

後ろを振り返ると、常連たちからまだハゼをもらっていた。

 

しかしクロよ、君の食べっぷりが気に入った。

 

いつかまた出会ったら、オッサンがハゼを釣るのが速いか、クロがハゼを喰うのが速いのか勝負したいものだ。

 

 

 

ハゼ釣りに戻る。

 

時間が経つにつれて、海水温が上がってきたのかハゼの粒が大きくなってきた。

 

リリースサイズは掛からなくなり、唐揚げサイズへと移行してゆく。

これくらいのサイズが釣れると楽しい!

 

隣で釣っているN氏が「○○さん(オッサンの名前)が来たらサイズが大きくなりましたよ」とくすぐったい事を言ってくる。

 

もちろんリップサービスなんだけれども、オッサンはホメられることに慣れていないので尻がかゆくなってくる。

 

 

10cmオーバーの良型もチラホラ見ながら一時間のタイムアタックが終了。

 

時速65匹と先週よりも大幅ダウン。

 

まぁ数狙うポイントじゃないからそりゃそうだ!

 

朝イチの絶望的な状態からサイズアップして良かった

 

何を思ったか2本バリ仕掛け

少々休憩してから第二ラウンド開始。

 

本日は2本バリに挑戦でございます。

 

よく考えて見れば、何で今までやらなかったのだろうという試みです。

 

リールの投げ釣りでは2本、3本当たりまえ!なんだけど、のべ竿では1本バリしかやらないなぁ〜

 

 

というわけで作ってきました。

 

”作った”というほど大げさなものではなく、いつもの胴付き仕掛けの3cmのハリスに8cmのハリスを付け足しただけなのでした。

 

一応”振り分け式”仕掛けになると思います。

 

8cmというのは特に意味はなく、2つのエサが近くにあれば集まったハゼが刺激されて適当に喰いつくだろうと思ったからです。

3/8cmの振り分け2本バリ仕掛け

 

 

2匹の多点掛けを期待しての第一投。

 

早速アタリが来る。

 

反射的にアワセを入れたくて手がピクッ!と動くがここは我慢だ!

 

1匹ハリに掛かれば暴れてその振動でエサが動き、良い誘いになってもう一匹・・・と思ったが、しばらくしても重くならないので上げてみると一匹しかいない。

 

もう一つのエサはとられてました。

 

ホタテ餌だからじっくり食わせるのは苦手です。エサ持ちの良いホタテのヒモ部分はさっき捨てちゃったんだよね〜

何故か8cmのハリスの方にしかハゼが掛からない

 

 

その後も多点掛けを狙ってみたが、どうしても一匹しかかからない。

 

しかもじっくり食わせてるもんだからハリを飲まれてるし、2本のハリにエサを付けるの面倒くさいし。

 

なるほど、一本バリでハゼ釣りしたほうがはるかに速く釣り上げることができるわけで、ど〜りで誰もやらないわけで、そんなもんは頭で考えれば分かるわけで・・・

 

 

このアホな作業でも発見というのはあるもんで、ハリ掛かりしたハゼは石の下の根に潜ろうとするんですね。

 

ず〜っと食わせていて竿を上げようとすると、石に絡まって中々出てこないことが何度もありました。

 

 

意識したことなかったけれど、改めてハゼって根魚なんだな〜と思いました。

 

 

「せめて一回で良いから2匹掛けたい!」という思いで粘ること30分。

 

「また根掛かりか!?」と思ったら、ズルっと抜けてきてやっときたよ2点掛け!

 

2匹分の重さで柔らかい竿がグンと曲がります。

 

しっかりと2匹ともハリを飲まれてるし!

ズッシリと重さが伝わってきました

 

 

とりあえず目的を果たしたので満足。

 

とっとと、いつもの仕掛けに戻すが、上の写真から分かるように行き交う船の波で海底の砂が巻き上がって釣りにならず。

 

 

ポツリポツリの拾い釣りになり、本日3回めの仕掛けをロスト&真夏の直射日光もジリジリ来ていたのでギブアップ。

 

 

本日の釣果は2時間半で111匹となりました。

最近ズームにするとピンボケするオッサンのガラケー

 

 

本日は東京都知事選の投票日ですが、ハゼ釣りもの都知事選候補者の顔ぶれのようにパッとしない内容となりましたとさ。

 

 

 

釣りの仕掛けっていろいろ試すんだけど、結局はスタンダードなのに落ち着くんですよね。

 

作っているときは「自分だけのオリジナル仕掛け」みたいに期待するけど、そうじゃなくて多くの釣り人が同じように考え、実践して、でも結局いつもの普通のに落ち着くんだろうなぁ〜

 

 

でも、その普通の仕掛けも多くの人が実践して、長い時間の淘汰を受けて生き残った仕掛けなんだから価値のあるものなんだと思う。

 

 

 

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