2016年10月30日。2016年23回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:京浜運河-八潮パークタウン前(旧称:八潮団地)天気:曇り釣行時間:7時30分〜11時00分くらい(満潮:5:24〜干潮:10:59 大潮)釣果:マハゼ38匹(10cm〜14cm 10cmくらいのサイズが多し) 【今シーズン総釣果:2,135匹】
竿:4.5m(改) 道糸:PE0.8号&ナイロン0.8号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号 オモリ:ナス1号 エサ:アオイソメ時々ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
2016年のハゼ釣りも今回で23回目となりました。
既に昨年のハゼ釣行記録を超えたことになりますが、「頑張ったな〜俺!」と自分で自分をほめる反面、「ハゼ釣り以外にやることなかったのかなぁ・・・」と黄昏る自分もいます。
先週でホームグラウンドの大井ふ頭中央海浜公園でのハゼ釣りが終了したので、もっと水深のある釣り場は?といろいろと考えたのですが、結局は昨年同じ頃に通った”京浜運河”に行ってみることにする。
京浜運河とは言ってもそこそこの延長はあるのですが、オッサンがハゼを釣りに行くのは自宅からも近い東京モノレール大井競馬場前駅の近く、八潮パークタウンの前になります。
現在では”八潮パークタウン”というちょっとアーバンな名称になっていますが、昔の名称は”八潮団地”。
言わずもがな70棟ほどのマンションが立ち並ぶ巨大団地なのだが、オッサン世代以上の年代に「八潮パークタウンって何処ですか?」と聞いても「へっ?何それ・・・」と返されるのがオチで、「八潮団地は何処ですか?」と聞くのが正しい。
”パークタウン”はそんな程度の認知度である。
今回のハゼ釣行は2つテーマがあって、テーマその1:京浜運河で投げ釣りをやるテーマその2:穂先を詰めたのべ竿のお試し穂先を詰めた竿の記事はこちらでございます。
いつもよりも大荷物で自宅を出発。
今日はもの凄く寒い!愛車のダボハゼ号(ママチャリ)を漕ぎ出すとすぐに「もうちょっと厚着してくればよかった・・・」と後悔した。
しかし引き返すのも面倒なので、そのまま鼻水を伸ばしながら立ち漕ぎで現場へGo!
思った通り、直線400m程の釣り場に3人という大盛況な釣り人がいて、身体ばかりかやる気まで凍えそうになる。
そこまで人気ないのか、ここは・・・
いつもの指定席に荷物をおろしオッサンのハゼ基地にする。
この時期しか来ないからか、この場所に先客がいたことがない
さぁ、今日は貸し切りだ!と萎える気持ちを奮い立たせて釣りの準備をする。
本当に貸し切りみたいなもんだ・・・
まずは投げ釣りの準備から始める。
いつものベビーホタテだと投げた時にホタテだけ飛んでいっちゃうもんだから、エサはぜいたくにアオイソメを買ってきた。
アオイソメを自分で買ったのは何年ぶりだろう
投げ釣りの仕掛けは天秤に8号の小田原オモリ、キスバリを二本付けたスタンダードそのもののキス仕掛け。
ハリはオッサンのお気に入りのナノスムースコート仕様の「手返しキス」の7号。
テンビンは知る人ぞ知る”平森プレス製作所”のキステンビン。
このテンビンは小田原オモリを付けると立つんですよ!
シロギス釣りならちょうど良いところにエサが漂う仕様なんだけれど、ハゼ釣りなもんでハリスにガン玉を付けてエサが底につくようにした。
まぁ、テンビンをコレしか持ってないから苦肉の策なのであるが、テンビン製作者が見たらガッカリするような使い方である。
テンビンが立つ!シロギスなら効果抜群なんだが・・・
オモリはハゼ釣りだから軽いけれど、オッサンのテンビン仕様のシロギス仕掛けそのまんまです。
アオイソメは半分にちぎってそれぞれに通し刺し。
投げたら放っておくつもりなのでエサは長めにした
ロッドの先には鈴を付けてアタリを感知。
昔使ったけれど、この鈴っていまだに売ってたんだ
さて準備が出来たので投げたいのだが、ハテ?何処らへんを狙えばいいのやら・・・
スタンダードにかけあがりを狙ってみたいのだが、それって何処らへんだ?
と考えていたらちょうど釣り船が近づいてきた。
この時、釣り船が何処を通過するかで、かけあがりを推測するというナイスな作戦が浮かんだ。
この時”だけ”はナイス釣り船!と思った
釣り船を見送り、かけあがりを推測してみたが予想よりもかなり沖だったのでほぼフルスイングすることになった。
ベビーホタテをエサにしてたら間違いなくぶっ飛んでいっただろうな・・・
投げ竿を自作の竿立てにセットしたら今度はのべ竿の準備をする。
後は鈴が鳴るまでこのまま放っておく
当然ながら冷凍のベビーホタテは凍ったままなので海水で解凍する。
水が温ったけ〜!
今日は4.5mの竿だが、穂先を詰めたVer.でやる。
オッサン愛用ののべ竿”岩清水”は、竿先が柔らかいので喰わせるには良いのだけれど、その分アワセが遅れるのだ。
だもんで穂先を15cm詰めてちょっと硬くして、クイックなアワセが出来るようにしたのだ。
この釣り場で狙うポイントは護岸石が終わったあたりの境目で、昨年ここにちょっとだけ通って学んだことである。
仕掛けを投げると、水深は2m以上あるからオモリが着底するまで時間がかかるが、竿先の挙動がいつもと違う。
通常なら、着底するとオモリの重さでしなった竿先がヒュン!って戻るのだがそれが全くない!
着底したのかどうかが分からないぞ!ムムム・・・竿先を詰めすぎたかもしんまい!ちょっと焦るオッサン。
ミャク釣りなので、全ての情報は竿先の挙動と手元の振動から得るのだが「着底も分からないのにこれでアタリがとれるのか?」と不安になる。
ちなみに竿が長くて少々重いので、通常の持ち方ではラインテンションをかけ続けるのは大変です。だもんで、ちょっと短めに持って竿尻を肘に当てるくらいに持つと楽ちんです
それでも誘いを入れるためにエサをほんの数cm動かしたい時(ハゼ活性が良くない時は派手にエサを動かすとハゼが散ってしまうので)は、竿が必要以上にたわまないのでイメージ通りの誘いが出来ます。
そしてついに待望のアタリが!
竿先がクン!と軽くしなるやいなや(=as soon as)鬼アワセを入れると本日の一匹目があがった。
なかなかの良型だ
以前ならこの素早いアワセはできなかっただろう。
柔らかい穂先が災いして即アワセを入れても、竿が余計にしなってワンテンポ・ツーテンポアワセが遅れてハリ掛かりしなかった。
しかし、今回の穂先詰めたVer.は鬼アワセが決まる!
15cmの穂先カット作戦は成功だ!
ヨシ!これで爆釣だ!となるほど甘くはなく、さすがにこの時期は連打にならない。
ポツリポツリとハゼのいる場所を探しては拾い釣りとなる。
ただ、アタリがあったらそこにピンポイントで落とせば100%喰ってくれるので空振りがないのはありがたい。
竿の挙動に慣れてきて着底した時が分かるようになり、落とし込み直後の即アタリに対応できるようになった。
今日はとても寒いんだけれど、ハゼのアタリは結構あって飽きないハゼ釣りとなっている。
んが!全く音沙汰ないのがリール竿の方である。
さっきから鈴の音が聞こえず沈黙したままである。
仕掛けを回収してもエサをかじった形跡も全くない・・・
なので、のべ竿でアタリのある至近距離に投げて様子を見ることにする。
今日はN氏もこちらの釣り場に出勤してきたのですが、N氏から「ちょっと試してみてください」と妙な仕掛けを渡された。
なんだこの仕掛け・・・
よく見ると、パイプに振り分け式の二本のハリスを通したものらしい・・・
ハリに変な飾りがついているがN氏曰く「叩き売りのハゼバリを買ってきたらこんなハリだった」らしい。
確かに売れ残りそうなハリである
N氏のイメージとしては「二本のハリにアオイソメを付けると、あたかも一本の長いアオイソメのようになり、ハゼに強烈アピールをかませる!」らしい。
「二匹の多点掛けも数回あります!」とオッサンにピースサインを送るのであった。
アオイソメを付けたが、なるほどあたかも一匹のようには・・・見えんぞ!
オッサンのミャク釣り仕掛けにセットしてやってみたが、仕掛けが重い・・・
サビくにもヨイショ!っという感じで繊細なミャク釣りには合わない仕掛けだと思った。
10分ほど試して2匹釣り上げたところでお試しは終了。
ハセが釣れることは釣れたのだが・・・
振り分けにするとハリスが絡みやすいのでパイプに通したという考え方は理解できるが、如何せんハゼの仕掛けとしてはごっつ過ぎる!
ミャク釣りというよりは、ハゼテンビンに玉浮きを使ってゆっくり喰わせての二匹掛け狙い、という釣り方なら面白いかもしれない。しかもハゼが大量に湧いている真夏ね!
まぁN氏も遊びで作ってるんだろうけれど、いろいろと遊ばないとハゼ釣りも飽きてくるからね〜
オッサンも数多くお試し仕掛けをやったもんだ。
N氏の仕掛けを元のミャク釣り仕掛けにチェンジしてた時、鈴の音が聞こえてくる。
「つ、ついに来たか!」
リール竿を見るとチョンチョン!としなって、リンリン!と心地よい鈴の音が鳴り響く。
「これはハリ掛かりしてるな!確実に!」
リール竿を持ち上げて大きくアワセを入れてみた。
んが!なんか軽いんですけど・・・ハゼが掛かっている手応えがない・・・
回収した仕掛けを見るとアオイソメがなくなっていた。
「まぁ、一応アタリはあったから良しとするか・・・」
再び同じ場所に投げて放っておく。
のべ竿の仕掛けを元のミャク釣り仕掛けに戻し、チョコチョコと場所を移動しながら拾い釣りをしていると、近所のハゼ常連らしい老人が声を掛けてきた。
「もう釣れない季節になってるけど、随分釣ってるね〜!」とオッサンのバケツを覗き込みながらくすぐったいコメントを述べる。
しばらく老人のハゼ談義に付き合うが最後に捨て台詞を吐く。
「ここはリールで投げても釣れないか、釣れても小さいハゼばかりだよ!」
なぬ!それをはやく言え!っていうか、きっとあの老人はそれを言いたかったのだろう。
オッサンの想像では、のべ竿で狙っている例の境目に仕掛けを投げればリールでも釣れるだろう。
ただ、リールでそんな近くを狙うんだったら、のべ竿でやればいいだけのことで・・・そんな理由からリールはダメだ!になるのだろう。
最終的に3時間半で38匹とポツリポツリベースが続いて、飽きが来ない程度の釣れ具合だった。
思ったよりもハゼの喰いが良くて面白かった
本日の最大サイズ
今シーズンは一度お盆にこの釣り場に来たけれど、その時よりも釣れた。
ここは真夏よりもこれくらいのシーズンの方がハゼが上がるのかもしれない。
その証拠に、真夏に来た時はオッサン意外誰もいなかったけれど、今日は少ないけれどハゼ釣り人がいる。
あと何回かは京浜運河でハゼ釣りを楽しめるかもしれないな。
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