2016年7月18日。2016年7回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(はぜつき磯)天気:晴れ釣行時間:6時30分〜9時30分くらい(干潮:3:36〜満潮:10:29 大潮)釣果:マハゼ98匹(6cm〜15cm 9cmくらいのサイズが多し) ダボハゼ1(捨てた) 【今シーズン総釣果:846匹】
竿:2.0m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:ナス1号 エサ:アオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
※アクシデントにより撮ってきた写真が何枚か消えてしまい、文章メインで見づらいですがイメージを膨らませてお読みください。
今年は7月18日が海の日。
子どもがまだ小さければ、こんな食いつきやすいネーミングの祝日はイベントを考える気になるのだが、オッサンの子どもはすっかり落ち着いた歳になり、何をやってもこちらの意図をスルーしてローレスポンス。
休日の度にイベントを考えていたあの頃が懐かしい・・・
オッサン自身も特に何をする用事もないもんだから、いつもの休日同様にハゼ釣りと相成りました。
前日は船でシロギス釣りに行ったのですが、いつもの様に釣果が寂しい通常営業だったもんで、本日はハゼでリベンジといきたいところ。
しかし、船釣りはけっこう体力を消耗するので昨日の疲れですっかり朝寝坊。
「今日は寝てようかな・・・」と弱気になるが、昨日ハリから外れていった良型シロギスが今も悠々と海を泳いでいるのかと思うと悔しいので、ハゼに八つ当たりに行くことにする。
現場のはぜつき磯に到着するが、思っていたよりも釣り人は少ない。
いくら海の日だからと言って、こんなシケた運河でハゼなんぞ釣ってる「海の日」なんてやっぱり寂しいよね〜
いつもの常連Nさんは今日もハゼ釣りしてる。
この方は結構遠くに住んでいるらしいが、毎週のようにハゼ釣りに来ている。
おそらくオッサンよりもハゼ釣行率が高いと思う。
オッサンは自転車圏内なので気楽だが、Nさんは車ではぜつき磯まで通勤しており、その時間・労力・交通費を考えるとその意気込みは素晴らしい!
しかし他方、住んでいる場所と熱中する対象を間違えている気がしないわけでもない。(Nさんはこのブログを見ているので、あまり突っ込むと怒られそうなのでこれくらいで止めておきます)
Nさんとしばし話をする。
案の定、昨日もハゼ釣りしていたらしく、今日は船が動き始める前は爆釣だったらしい。
「ハゼ釣りの後は潮干狩りに行ってきます!」と相変わらずバイタリティ溢れる人である。
オッサンもオズオズと釣りの準備を始める。
今日は昨日のシロギスエサの余りのアオイソメを使う。
考えてみると、オッサンはハゼ釣りでまともにアオイソメを使ったことがないかもしれない。
子供の頃はハゼ釣りのエサはゴカイだったし、この大井ふ頭中央海浜公園でのハゼ釣りも、何も知らなかった最初だけアオイソメですぐにホタテを使い始めたと記憶しております。
ちょっと問題なのは、持ってきたアオイソメが立派なのだ。
いつもお世話になるシロギス釣りの常宿はエサにこだわっていて、釣具屋で見かける細くてヒョロヒョロなアオイソメではなく、太くて長いイソメを使うこだわり派だ。
お客さんに出したイソメは、あまってもリユースせずに捨ててしまうこだわりっぷり。
余談ですが、イソメは中国産がほとんどで太くて良いイソメはヨーロッパに輸出されてしまい、日本に入ってくるのはあまり良くないあまりモンらしい。
だもんで、太くて良質なイソメは値段が高くてエサ代も馬鹿にならないようで、船宿経営もなかなか大変なのである。
小魚のハゼに使うなら細いほうが良さそうだが、残念ながら不必要に立派なイソメしかない。
ハゼを釣るには不釣り合いな太いアオイソメ
まぁ、これしかエサがないからこのイソメでやるしかない。
オブジェ”遠くがみたい”前が空いていたのでここから始めることにする。
とりあえず、イソメの尻尾の方を小さく付けてみたが、袖1号の小さなハリに暴れるイソメを付けるのに苦労した。
タラシは5mmくらいにしてみた
第一投目。オモリが着底すると早速コツコツと小さいハゼがつついている。
「ホタテと違ってイソメはエサ持ちが良いから、もっと大きいハゼが喰うまで喰わせておこう」と思っていたらアタリがなくなったので上げてみるとエサが無くなっていた。
ムムム・・・イソメってそんなに簡単にエサ取られるのか・・・否、細い尻尾の方をだからかな?
とにかくエサを付けようとするのだが、暴れる!暴れる!し、小さいハリに付けづらいのなんの!しかもエサ入れの中でイソメ同士がグルグル巻にからまりまくっている!!
「イソメってこんなに手返し悪いのか・・・やっぱりエサはホタテだね〜!」っと思ったが今日はイソメで頑張るしかない。
時間を掛けてエサ付けし、仕掛けを落とすと次もエサが取られた。
っという訳で作戦変更、喰わせてハリ掛かりさせるのは止めて、アタリとともに鬼アワセでやると釣れた。
なんだ!普通でいいんじゃん!なんだけれども一匹釣れたらエサも無くなってしまい、いちいちエサを付けなければならない。
イソメの利点だと思っていた”エサ持ちの良さ=手返しの速さ”という図式がオッサンの中で崩れていった。
もう一つの問題点がアオイソメとオッサンが使っているハリの大きさが合っていないということ。
アオイソメは太いし、オッサンの使っているハリは小さいしでアンバランス。
イソメの細い尻尾の方ならともかく、太い頭のほうなんてハリを刺しても貫通しないもんだからハゼが釣れようがない。
しまいにゃ〜、エサ付けに夢中になっているとエサ入れからイソメが脱走を試みているではないですか!
オッサンの使っているエサ入れには、生き餌脱走防止のカエシが付いていないのだが、ビス(ネジ)を入れるボックスを流用しているのでそもそもエサ入れでもない。
釣りのエサ入れに使っているのに、生き餌を入れる前提でないトンチンカンぶり。
エサ入れ改めビス入れから、何本ものアオイソメが垂れ下がっている姿はまるで”メデューサ”のようで不気味だ。
大脱走したイソメたちを独房に収めたら再びハゼ釣り開始。
ハゼの喰いはホタテと変わらない感じで、どちらが釣れるとも釣れないとも思わない。
気になるのは手返しかな・・・
使っているイソメが太いからかもしれないけれども、ハリをイソメに引っ掛けてタラシの部分で爪でイソメを切ってるんだけど、なかなか切れない。
爪で切るとはいっても、潰し切りみたいになってイソメ汁が飛び出てきて甚だ気持ち悪い。(シロギス釣りの時はハサミを使って切ってます)
ハゼにとってはこのイソメ汁が「たまんねぇ〜!」って感じなんだろうけどさ・・・
しかし、一時間もすると脱走イソメもうまく調教できるなり、釣れてくるハゼのサイズによって今攻めているポイントの群れのサイズを推測して、イソメの太さとタラシの長さを調整すればきっちりハリ掛かりさせられるようになってきました。
こうなってくると尻上がりに釣果もUP!
初めの一時間ではトホホの27匹で、メデューサに石化されたオッサンも次の一時間で挽回。
アオイソメがエサだからという理由でもないと思いますが、狙っていたヒネハゼサイズも2匹あがってきました。
もうこの時期だとヒネハゼなのか最初の頃のデキハゼなのか分かりません
手返しが早くなったもう一つの要因が”アオイソメがグッタリとなった”からでした。
もう日が昇ってきているので暑さでイソメが息絶え絶えになっていて、エサ付けが楽になったのです。
本来ならば、すぐに使うイソメ以外はクーラーボックスで保管しておくなどの管理が必要ですが、そんなもん荷物になるので持ってきてないし!
一応気を使って、タッパーに入れたアオイソメをビクの中に入れて水に浮かせていたのですが、イソメにそれ以上のことはやらん!
この時期はハゼは盛んに捕食するので、イソメが動かなくても喰ってきますし、チョンチョン!と誘えばまずアタリは来ます。
最後の一時間は暑さでオッサンもイソメ同様にグッタリとなってしまい「体力の限界」。
本日の釣果は98匹。
ホタテでやっていたらもっと釣れただろうな〜
やはりエサはホタテが一番かな!!
でも15cm級が釣れたから満足でした。
ハゼの粒も全体的に大きくなってきています
今回のアオイソメを使ったハゼ釣りで分かったのですが、オッサンの推測が間違っているカモ・・・
オッサンが今使っているハリは袖1号の”スレ”バリです。
スレバリを使い始めたのはオッサンのある推測からでした。
その推察とは「江戸川のハゼ釣り名人はスレバリを使っているのカモ?」ということなんです。
オッサンがお手本にしている江戸川をメインフィールドにしているハゼ釣り名人。
この名人が異常な速さで釣り上げたハゼをハリから外している姿を見て「この速さはスレバリ使ってるんじゃないのか?」と思ったのです。
名人は1号の袖ハリとアオイソメエサでハゼ釣りをしているのですが、いくら小さいハリだからといってカエシが付いていたらあの速さでハゼからハリを外すことは出来ないハズだ!と勝手に決め込んでいました。
試しにスレバリを使ってみるとハリを外す作業自体が楽に格段に速くなりました。
1号の袖バリのカエシなんてオッサンの老眼入りの目ではほとんど見えないほど小さいのだけれども、カエシがあるのとないのでは外し易さが全然違います。
しかし!今回のイソメエサの釣行で思ったのでした。
ハゼを外すのが速くなったのは良いのだけれど、ハリにカエシが付いていないからエサのイソメがポロポロ落ちることがある・・・
イソメはハリに付けても動いているので、勝手にハリからポロリと外れてしまうことがあったのです。(ちなみにホタテはスレバリを使っていても外れることはありません。)
一日10束以上釣り上げる名人がこんなつまらない時間の無駄をするはずがない!
名人に直接伺ったことがないのでオッサンが勝手に推測しているだけなんですが、恐らく名人はスレバリを使っていない・・・
っとすると、あのハリを外す手返しの速さは努力の賜物なのでしょう。
オッサンがどう頑張ってもあの域に達することはまずないと思います。
さすが名人ゆえの神業だ!!