2016年31回めでハゼサイズ自己記録更新しました

オッサン的ハゼの穴釣り時における穴の選定基準

2016年12月17日。2016年31回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:「秘密の花園」天気:晴れ釣行時間:13時00分(潮位:99cm)〜16時00分(潮位:137cm)くらい(干潮:13:26〜満潮:18:55 中潮)釣果:マハゼ4匹(15・17・17.5・19cm)【今シーズン総釣果:2,167匹】

 

竿:2.1m 道糸:PE0.6号&ナイロン1.0号 ハリス:0.6号 ハリ:キス7号&袖5号 オモリ:ナス1号 エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

ハゼの穴釣りではその日の潮位によって釣りの様相がガラリと変わる。

 

同じ釣り場でも潮の高さによっては、前回爆釣したポイントが次に行ったときにはサッパリ音沙汰なしとか、逆に新たなポイントを発見したり、最悪は釣りすらできなかったりと変化する。

 

だもんで、ハゼの穴釣り釣行前には潮位のチェックは必須項目となる。

 

 

オッサンも夏場のハゼ釣り時は潮位なんぞ全く気にすることもなく、都合の良い時間にハゼ釣りをしていた。

 

んがしかし、今年は穴釣りに本格的に通うようになり、今更ながら「潮位」という自然現象を学びました。

 

 

その結果、明日は釣りにすらならない潮位なので、本日は土曜日午後の釣行となったのでした。

 

 

 

オッサンは土曜日の午前中は仕事だ。

 

もう土曜日も休みにしちゃえばいいじゃん!といつも思うのだが、潰れても社会に何の影響もない零細企業は他社よりも長時間稼働しないと生き残れないらしい。

 

”そもそも長時間仕事すれば儲かるという考えだから、いつまでたってもダメなんだよ!”と心では思っていても、それを口外してはいけないのがジャパニーズビジネスマンである。

 

 

 

仕事と昼飯を速攻でやっつけて、今日もハゼの穴釣り場「秘密の花園」へとチャリを飛ばす。(釣り場はある理由により公表できません。申し訳ないです)

 

 

今日は風もほとんどなく、ポカポカ陽気なので絶好の釣り日和である。釣れればね・・・

 

 

現場「秘密の花園」へ到着。潮はほとんど下げ止まりだからかかなり引いている。

思っていたよりも潮が引いていて、釣りになるのか心配になる

 

この潮の塩梅だと攻めるべき穴がとても限られそうだ。

 

 

小さな期待と大きな不安を抱えながら釣り糸を垂れ始める。

 

今までの少ない穴釣り経験から学んだポイントがいくつかある。※このブログの中で繰り返しになるかもしれませんが、繰り返しコメントしているということは重要ポイントということですね。

 

ハゼの穴釣り場には岩と岩の間に無数の隙間があると思います。

 

何処にハゼがいるなんて人間には分かりっこないのですが、比較的ハゼの入居率が高い穴の傾向はつかんできました。

 

大きな石の周りの穴は入居率高し

目に見えている穴をシラミ潰しに攻めるのが一番なんですが、正直そんなことはやってらんね〜し、不可能です。

 

なので狙うのは、全体を見渡して比較的大きめの石の周りの穴を攻めるのが吉です。

 

石が大きいということは、それに付随する穴も深く、内部が広くなっていることが多いのでハゼの入居率が高いです。

 

 

 

穴は深すぎても居心地が良くないらしい

穴が浅いのは問題外なのですが、逆に深すぎてもハゼがいないようです。

 

仕掛けをスルスルと穴に潜り込ませると1mくらい落ちていく穴があり、一体この中ってどうなってるんだろう?と思わせる穴でマハゼが釣れたことがありません。

 

オッサンが想像するに、このクラスの穴にはウナギが居座るのではないかと思うのです。

 

穴釣り場ではマハゼのみならずウナギも住み着いています。

 

ウナギはハゼを捕食するので、ハゼは深い穴を避けるのではないかと思うのです。

 

むざむざ喰われるかもしれない捕食者がいるかも知れない穴に、住もうというハゼもいないだろう。

 

 

本日はこのオッサンの予想を確信する出来事がありました。

 

深さ1m以上はあろうかという穴に落とすと、ビクン!と明らかにハゼとは全く違う大きな”触り”があったのです。

 

エサはホタテを使っているのでウナギが喰いつくことはないと思いますが、もしかしたらウナギがいたずらしたのではないかと思います。

 

 

オッサン的にはハゼがいるゴキゲンな穴の深さは50〜60cmが頃合いだと思います。

 

 

 

入り口が小さい穴には大型がいることが多い

ハゼが入居する優良物件というのも限られているので、そんな物件を発見できれば、同じ穴から何匹も釣れることが多々あります。

 

それはそれで嬉しいのですが、シェアハウスの場合は食料もシェアする羽目になります。

 

なのでそんな物件のハゼは良型ではあるものの、大型とは言えないサイズであることが多いです。

 

 

逆に、入り口が小さな好物件には、大型様がお一人様で住んでいらっしゃる可能性が高いです。

 

ハゼは縄張り意識が強い魚で、好物件に他のハゼが侵入してきたら、強くて大きい方が占拠するのだろうし、そこではエサを独占できるからますます成長するのではと思うのです。

 

 

穴とは分からないような小さな穴は他の釣り人が見逃していることも多いから、大型が潜んでいる可能性があります。

 

 

 

ツルンとした穴よりも賑やかな穴を狙え

場所によって釣り場の岩には貝や苔が付着していることも多いと思います。

 

こういう環境の穴にはハゼのエサとなる虫系も生息し易いだろうから、必然、ハゼもこの環境の穴に住み着くんだと思います。

 

入り口に何もくっついていない穴にもハゼがいないこともないですが、貝類が付着している岩の穴のほうがハゼ率は高いと思います。

 

ただし、根掛かりしまくるのでそれは覚悟の上で攻めてください。

 

 

オッサンには以上のような穴の選定基準があるので、そんな感じの穴を見つけては攻めてゆく。

ハゼのサイズ新記録達成!

ス〜っと丁寧に仕掛けを落とすと、竿先がツン!と微振動して後は何の音沙汰もないことがあるが、この正体はほとんどがカニである。

 

竿をあげるとホタテにカニがぶら下がっている。

ダボハゼよりもガッカリする外道以下扱いのカニ

 

カニがエサにくっついているとハゼが喰わないもんだから、すぐに除去しなければならない。

 

しかし今日はカニの猛攻が激しすぎる。

 

酷いときにはカニがトリプルでエサにくっついている有様だ。

 

 

さすが海の掃除屋。食えるものには貪欲だ。

 

釣り好きの友人曰く「水死体にはカニとかエビがものスゴイ群がっていて、とんでもないことになってるらしいよ!だからカニとかエビって食う気しないよね〜」とここで思い出さなくてもいいコメントを思い出す。

 

”このカニも水死体喰ったことあるのかな・・・”

 

途端にカニに触るのが嫌になったので、釣れたらブンブンと竿を振って振り落とすことにする。

 

 

 

もう穴釣りの釣れなさ具合には慣れているので、しばらくカニと遊んでいたがついにその時がきた。

 

 

ある小さな穴にエサを落とすと明らかにマハゼのアタリがきた。

 

「いたいた!」と思ったが一発目二発目は空振りに終わる。

 

あまり空振っているとハゼがスレてエサに喰い付いてこなくなるので、ちょっと焦り始めたオッサンだが次で掛けた!

 

グ〜ン!と竿がしなる!!

 

ん?もしかしてウナギか!?と思うほどハゼの重量感ではないのだ。

 

 

竿を垂直に立てて、おりゃ!っと竿をあげるとプリプリに太った大型マハゼが上がってきた。

 

デカい!!重い!!!

 

万が一ハリから外れて岩の隙間にでも落ちたら後悔しきれん!と必要以上に力を入れて握りしめ、安全な場所に移動する。

 

これはデカい!いままでオッサンが釣り上げた最大サイズだ!!

でけ〜!写真撮るときもドキドキだったよ〜

 

最大サイズ記録更新の19cm

 

 

 

親分を無事バケツに投入してマジマジ見ると改めてデカい。

 

オッサンの小さい水くみバケツに気を付けの姿勢で入り切らないで曲がってしまってる。

 

 

 

あの小さな穴には親分だけだろうと期待薄で同じ穴にエサを落とすと、またアタリがあるではないですか!?

 

今度は一発で掛けたが17cmのサイズである。

 

このサイズでふ〜ん・・・という感想なんだから、19cmというサイズでオッサンのハゼスケールがぶっ壊れたようだ。

17cmのハゼで喜べない自分に驚く

 

 

もういないだろ・・・と同じ穴に落とすが、またしてもアタってくるのだ!

 

狭い我が家に大家族。

 

一体あの穴はどうなってるんだ!入り口に似合わず中は広いのかもしれない。

三匹目は17.5cm・・・もっと喜ぼうよ!俺!!

 

 

さすがにもう打ち止めらしく、アタリはなくなった。

 

 

今までもそうだったけれど同じ穴に複数ハゼがいた場合、より大きいハゼから喰ってくるみたいだ。

 

ちゃんと順番があるみたいで、それがシェアハウスの掟でもあるらしい。

怪盗 ニャンキュッパ

しかし今日はダボハゼが一匹も掛からない。

 

前回の釣行時に常連が言ってたように、もうダボハゼは喰ってこない季節なのかな〜っと思っていた矢先、しっかりと掛かってきたダボハゼ。

あっ、やっぱり来るんだ!

 

 

この釣り場のルールとして、ダボハゼは野良猫に食べさせるみたいで常連たちはダボハゼが釣れたら猫にあげていた。

 

猫もそれは心得ていて、釣り人を見つけるとその後ろでお座りしてじ〜っとおこぼれを待っている。

 

 

オッサンの背後でも”ニャンキュッパ”みたいなデカいのがさっきから待ち構えていたのだが、やっとエサにありつけて良かったね〜。

 

その後立て続けにあがったダボハゼは、全てニャンキュッパの胃袋に消えていったのでした。

 

 

 

本日四匹目のマハゼは15cmの小さめだったのですが、15cmで”ちっちぇ〜!”と残念に思ってしまうのが、ハゼのサイズ感覚が麻痺しているオッサンなのでした。

 

 

 

その後しばらくダボハゼさえも釣れなかったのですが、後ろで「ピチャ!」と音がした。

 

バケツのハゼが跳ねたのかな?っと後ろを振り返ると、なんと!ニャンキュッパの口からマハゼの尻尾が飛び出しているではありませんか!!

 

”げ!こいつマハゼに手ェ出しやがった!!”

 

「コラァ〜!」と日本語で叱ったがニャンキュッパは悪びれる様子もなく、ムシャムシャと食べ始めるのでした。

 

食べたのは15cmのマハゼだったので少し安堵したのですが、まだ写真撮ってなかった奴なんだよな〜

 

 

でも今日はマハゼを差し上げる人が誰もいないから(もうこの時間には釣り人は誰もいなくなっていた)、死んじゃう前にリリースしようと思ってたから食べてもいいんだけれど、ひと声かけてから頂くのが礼儀だろYou!

勝手にマハゼを食べるニャンキュッパ

 

前回ここで釣っていた時に常連がバケツにタオルを掛けていたんだけれど、こういう意味があったんだ。

 

年長者の経験は尊ぶべきだな〜と改めて感じたオッサンなのでした。

 

 

16時近くになると穴も見えなくなり、気温も急降下し始めたので本日は納竿。

 

結局釣れたマハゼは4匹のみでしたが、自己記録を更新したので満足なオッサンなのでした。

 

 

ニャンキュッパに食べられた意外はリリースしたので、あの19cmが生き残るのならば次の釣行時には20cmオーバーになっているかもしれない。

 

次の目標は大台の20cm!

 

果たして記録更新なるか!?

 

目標は大きい方が楽しいな〜

 

 

 

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