2016年12月23日。2016年32回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:「秘密の花園」天気:晴れ釣行時間:8時30分(潮位:115cm)〜12時00分(潮位:161cm)くらい(干潮:6:12〜満潮:12:38 長潮)釣果:マハゼ4匹(14.5・15.5・15.5・17cm)【今シーズン総釣果:2,171匹】
竿:2.1m 道糸:PE0.6号&ナイロン1.0号 ハリス:0.6号 ハリ:袖5号 オモリ:ナス1号 エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
2016年もいよいよ終わりに近づいてきました。
今年のハゼ釣りもあと1,2回行けるかどうかという所なので一回一回大切にしたいと思います。
昨日は激しい風雨で”明日はハゼ釣り行けるかな・・・?”と心配していたが、起床するとピーカンだったので現場へGo!
本日はとても暖かいので気分も軽やかに愛車「ダボハゼ壱號」を飛ばすが、現場に到着すると一気に萎えた。
悪い予感が的中し、水がかなり濁っている。
これを心配してたんだよな〜
ハゼの穴釣りなので狙うべき穴が見えなきゃ釣りにならん!
一瞬帰ろうかとも思ったけれど、30分チャリを飛ばしてここまで来て、何もしないで帰るのももったいないし、何よりも”ニャンキュッパ”がお出迎えしてくれている。
お互いにすっかり顔馴染みになった
今日は釣り人が誰もいないので、他の野良猫たちも集まってきた。
まだ何も釣っていないし、そんなに期待されても困るのだが・・・
ニャンキュッパはここらのボスらしく、コヤツは釣り人の一番近くに待機していて、他の猫はそれを遠巻きにスキを狙っている感じだ。
野良の世界もキチンと序列があるらしい。
ここまで期待されて「んじゃぁ帰ります。シタ〜!」っという訳にもいかないので、しょうがないから釣りの準備をする。
前回、ニャンキュッパにバケツのマハゼを”ネコババ”されたので今回はフタを作ってきた。
フタは脱着式にしてみた
これで大丈夫だと思うけれど、ニャンキュッパならフタを開けてハゼを持っていきかねない。
しかし水が濁って何も分からん!
一番手前の一皮くらいしか穴が見えないぞ!
そして案の定、何の音沙汰もない・・・
ダボハゼどころかカニさえもくっついて来ない。
これは厳しいな〜
一時間ほど粘ってみたがアタリひとつないのでたまらずポイント移動。
いくつか目星を付けていたポイントがあるのでそちらに移動する。
釣り場は広大な範囲に見えるんだけれど、実際に穴釣りができそうなポイントって限定されてるようだ。
まだこの釣り場に通い始めたばかりなので、どこが釣れるかなんて分からないので、こんな感じで少しづつて手探りでやっていくしかない。
スルスル〜っと仕掛けを落とすと早速マハゼのアタリが来た!
お〜!読みが当たった!!と嬉しいオッサン。
ゆっくり目に喰わせてアワセを入れて掛ける。
上がってきたのは推定15cmの小さいマハゼ。
15cmで残念と思ってしまう自分に残念・・・
次も同じ穴から・・・っという訳にもいかず、次のハゼを求めて穴から穴へ。
すぐに近所の物件から立て続けに2匹あがってきた。
んがしかし、ここら辺のマハゼは小さいぞ!
15cmクラスしか釣れない。
このサイズになってくると1cm違うだけでも胴回りの太さはかなり違ってくるので、釣り上げた時のズッシリ感が全く変わる。
しばらく移動先で粘ってみたがアタリもなくなった。
暇な時間が多くなってくると気になるのが、さっきから目の前を行き来する水上スキーのボートだ。
すぐ目の前を通過していくもんだから、波が激しく立って砂が巻き上がって穴が余計に見えなくなる。
しかしこんな所で水上スキーをやって良いもんか?と疑問に思ったが、警視庁のパトロール船とすれ違っても何も言われないところをみると法律違反でもないらしい。
しかもこのボートの姿カタチからして、オッサンのホームグラウンド「大井ふ頭中央海浜公園」でハゼ釣りをしていると邪魔をしてくる水上スキーボートじゃないか!
こんな時期にこんな所でも邪魔すんなよ!と石を投げたくなるが、実は悪いことばかりでもない。
波が立つということはエサがユラユラと揺れてそれが良い誘いにもなるのだ。
現に本日の一匹目はこの波の合間にハゼが喰っている。
でもやっぱり釣り人にとって邪魔な存在には違いはない!
暴走ボートが作る人工波とい戦いながら釣り糸を垂れていたが、潮の濁りが少し取れてきたのでまた最初のポイントに戻ってみることにする。
やはり実績ポイントで釣りをしたくなるのは釣り人の性(さが)である。
ここで釣り始めたらすぐに”師匠”が現れた。
師匠とはこの釣り場で出会った常連さんで、まだ数回しか会っていないがこの釣り場のことやハゼの穴釣りの何たるかをご教授いただいている。
何でこんなオッサンにここまでお話してくれるんだろう?と疑問に思うのだが、お互いの波長が合っているからかもしれない。
釣りそっちのけで今日もツボを教えてくれた。(師匠は今日は釣りしないようだ。やってもダメなのはわかってるからだろうな〜)
話を聞いていると、納得することも多々あるんだけれど御言葉の半分以上はイマイチ理解できないこともある。
せっかくなんで御言葉の中から分かりやすいアドバイスをご紹介。
この釣り場は潮位が極端に低くなると海底の砂地が露出することもある。そうなると岩場のハゼはそこにいられなくなり移動してしまう。
なので、その後に釣りに来ても釣れないことが多いため、釣りに来る数日前からの潮位の変化には目を光らせておくべし!
ただし、潮が引ききってもハゼが残る場所もあり、そこを攻めれば爆釣もある。
中には1m以上も深い穴もあるが、そういう場合は途中で仕掛けが引っかかることろで止めておく。
そのような深い穴の底にはウナギが住み着いていることもあるので、マハゼはいない。
途中で止めておけば、マハゼが岩伝いに移動してきてエサを喰う。
鵜がいるということはエサとなる魚がいるということである。
鵜が魚を追いかけている時は、マハゼをはじめ魚の活性が高いということで釣れる可能性が高い。
人間よりも鵜などの野生動物のほうが遥かに魚のことは知っている。
とりあえず分かりやすい御言葉をご紹介しましたが、その他の御言葉はオッサンがレベルアップしないと理解できそうもありません。
師匠のアドバイスのおかげかもしれないが、最後の1匹は17cmと本日の最大サイズがあがってきた。
もう帰る時間を過ぎてしまったので本日は納竿。
15cm前後のマハゼが4匹とサイズも数もトホホな結果になりました。
サイズも数もトホホな釣行になりましたとさ
穴が見えないんじゃ勝負にならないわな〜
しかし、いつでも釣りに来れるリタイヤ世代ならともかく、休日しか来れないんだからその日の状況で頑張るしかないんですよね〜
「昔はこの釣り場もかなりの釣り人で賑わった。
みんな噂だけ聞いて釣りには来るんだけれど、なかなか良い日に当たることはないから『釣れないじゃん!』って二度と来なくなるんだよね〜
キチンとやることやれば釣れるから、面白い釣り場なんだけどね〜」
と師匠は濁った潮を見ながら述懐した。
「もっと早く会ってれば、もっといろいろな事を教えてあげられたんだけど・・・」
人との出会いは”縁”だ。
いつ何処で出会うかは、自分とその人とのベクトルが一致した時次第である。
師匠と後どれくらい会う機会があるんだろう・・・
帰りのチャリを漕ぎながら、ちょっとセンチな気分のオッサンなのでした。
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