2016年11月6日。2016年25回目のハゼ釣りに行ってきました。釣り場:東京都大田区森ヶ崎公園裏天気:晴れ釣行時間:8時00分〜11時00分くらい(満潮:9:29〜干潮:14:54 小潮)釣果:マハゼ5匹(13cm〜15cm) ダボハゼ多数:鳥の餌になった 【今シーズン総釣果:2,145匹】
竿:2.1m 道糸:PE0.8号&ナイロン0.8号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号 オモリ:ナス0.8号 エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
先週のハゼ釣りリベンジをするべく今週も京浜運河-八潮パークタウン前に行こうかと思ったが、どうやら潮高が良くないらしく例のポイントに届きそうもない。
二週続けて玉砕というのも後味悪そうなので、他の釣り場を探す。
もうこの時期になると通常のハゼ釣りは終わってるもんだから、釣り場も限定されてくる。
ここはやはり”穴”狙いになるだろう・・・ハゼの穴釣りである。
言わずもがなハゼの穴釣りとは、ハゼのいそうな岩場の隙間に釣り糸垂れてハゼを釣り上げるという、見た目もやってることも小じんまりとした釣法である。
オッサンが愛車「ダボハゼ号」(ママチャリ)で行ける範囲内で、ハゼの穴釣りができる場所を思い浮かべるがそれほど多くもない。
ここは一発!行ったことのない釣り場へ行ってみることにする。
現場は「森ヶ崎公園裏」と表現すればよいのか?
ハゼ釣りでもお馴染みの海老取川と呑川の合流地点と言ったらいいのか?
地元でもとてもマイナーな釣り場であり、場所でもある。
ここの存在は知ってはいたけれども、ハゼの穴釣り自体ほとんどやらないから来たことがなかった。
ハゼの穴釣りをやるなら、この現場近くの”大森ふるさとの浜辺公園”の並びにある釣り場のほうがメジャーではある。
今回この釣り場に来た理由は、上記の”ふる浜”近くのメジャー釣り場よりも岩場の穴が豊富で深いから。
逆にデメリットは、釣り場が狭いので釣り人のキャパシティが限られるということだ。
ちなみに「森ヶ崎公園裏」と表現しているが、この公園は水道浄化施設「森ヶ崎水再生センター」の上屋利用の公園である。
森ヶ崎水再生センターは日本最大の水再生センターで東西二つの施設からなっているが、「森ヶ崎公園」は西施設にあたる。
この釣り場の真ん中あたりにセンターからの排水口があるため、釣り場は二箇所に分断されている。
水再生センターの排水口。常時すごい量の水が流れ出ている
あっちとこっちに釣り場が分断されている
更にこの釣り場の特徴はその風景である。
この施設が何かお分かりだろうか?
もし知っていたらあなたは橋梁マニアです。
これは日本でも珍しい旋回式の可動橋「羽田可動橋」です。上に跳ねあがるのではなく回転するタイプの可動橋。
首都高速道路羽田線の渋滞迂回路として作られたらしいですが、1998年以降は使われていないようです。
こんなおもろいものの動くところを見たかった!!
正面は羽田空港の敷地だからか、時折ヘリコプターが爆音轟かせながら発進していくわ・・・
その脇からは東京モノレールが地下から地上に上がってくるわ・・・
ちょっと離れたところからは旅客機が離陸していくわ・・・
こんな様子のはなはだだ特徴ある騒がしい釣り場なのであった。
現場に到着したのが8時過ぎだったが、もう何人もの”ハゼの穴師”達が釣り糸を垂れていた。
常連の穴師達はオッサンとは反対側の釣り場に偏っているが、オッサンには誰もいない釣り場のほうがハゼが釣れそうな予感がする。
誰もいない側の釣り場
特にここらへんがハゼのニオイがプンプンするが・・・
穴釣りは手前の岩場を攻めるので短い竿で十分。
っというわけで、今日は2.1mの合体竿を持ってきた。合体竿の経緯はこちらから
たまには使ってやらにゃ〜
穴釣りと言っても、仕掛けはいつものミャク釣りの3cmハリスの胴付き仕掛け。
本来なら、根掛かり対策で中通しやガン玉オモリを使った仕掛けの方が良いのかもしれないが、ミャク釣り仕掛けの余りがあったのでそのまま流用する。
この時期は付けるエサの量を大きめにしているが、今日はいつもよりも小さめにエサを付ける。真夏よりは気持ち大きめだけれど・・・
穴釣りはハゼの目の前にエサを落とすので食い気があればすぐに喰いつくだろうし、根に入られたら抜けないのでアタリ即アワセ重視のため。
エサはいつもよりも小さめ
良さそうな穴を探すが、何処にハゼが潜んでいるかなんて見た目ではサッパリ分からん!
なのでシラミ潰しに穴という穴にエサを落としていくしかない。
思った通り穴は結構深くて、スルスル〜っと仕掛けが落ちていく。
正直、2.1mの竿は長いかな?っと思ったけれど、この穴の深さならちょうど良いと思った。
しかしさっきから全くアタリがないぞ!
目につく穴にドンドン仕掛けを落としていくが音沙汰なし!
30分こちらで粘ってみたが、一つもアタリがないので常連穴師達がいる方へ移動する。
こちらは日向になっていて気分が良い
明るいので穴もよく見える
釣り場が広くないし、穴師もそこそこいるので自分の穴範囲はそれほど広くはない。
まぁ、ハゼの穴釣りは広い範囲を探れるもんじゃないから別に不便はない。
適当な場所に陣取って、仕掛けを落とすと・・・早速ツンツン!とアタリが!
アワセると上がってきたのはいつものダボハゼだ。
まぁ、岩場にはたくさんいるよね〜
残念ではあるが、生命反応があってガゼンやる気になる。
やはり常連穴師たちがいるところにハゼあり!
オッサンのつたない”予感”なんぞアテにならん!!
ダボハゼをハリから外して海に投げようとすると、穴師の一人が言ってきた。
「捨てるんならアイツにあげてよ。」と後ろを指差す。
振り返ると護岸に白い鳥がボ〜っとしている。
コサギ(シラサギ)だと思われる鳥がいて、ダボハゼを投げると美味しそうに飲み込んだ。
どうやら奴は釣り人からハゼをもらうという他力本願な食物採取をしているらしい。
釣り場には猫やら鵜やら釣り人のおこぼれに預かる生き物がいるが、こういうおねだり上手は長生きするんだろう。
オッサンが初めにやり始めた釣り場とは違ってこちらは頻繁にアタリがある。
今のところダボハゼしか上がってこないが、その内マハゼも来るはずだと自分のテリトリーの穴を捜索する。
そしてついに来た〜!
明らかにダボハゼとは違う引きでズッシリと重い。
上がってきた魚影も茶色で長い。
君の名は「マハゼ」
やっときました良型マハゼ。穴釣りサイズだ。
この一匹をあげるまでに1時間を経過していましたが、ボウズじゃなくて良かった。
ある穴師が言っていたが、「最初はカニが釣れて、次はダボハゼ、最後にマハゼが釣れてくる」ということらしい。
なるほど!なるほど!ダボハゼが釣れた穴にはマハゼが同居しているらしい。
事実、同じ穴からダボハゼが3匹釣れた後にマハゼが上がってきた。その後、同じ穴からはダボハゼしか釣れなかったけど・・・
順番的にはダボハゼが喰ってくるみたいで、これは穴釣りに限ったことでなく通常のハゼ釣りでもその傾向がある。
最初にカニが釣れるというのは本当かどうかは分からないが・・・
たった数時間だけれど学習するもんで、何となくマハゼがいる確率が高い穴というのが分かってくる。
ただ、オッサンがたった数時間で感じた事なので、あまりアテにはならないのであしからず。
誰が見ても「穴」という穴にはダボハゼ率が高い。
狙うのは穴ではなく岩と岩の隙間。
最初は岩の角と角が合わさるような穴を狙ってたんだけれど、どうやらそうではなく、岩の辺と辺の狭い隙間を狙うとマハゼが上がる傾向が強いと思います。
釣り場が限られているので、目立つ穴は既に他の釣り師が攻めた後かもしれなくて釣れませんでした。
だもんで、朝一の時間帯や平日で人の手垢がついていない穴なら釣れるかもしれません。
ハゼの穴釣りというと1mくらいの短い竿でやっている常連がいるけれど、護岸の手前はダボハゼが多い。
ちょっと沖の穴や隙間は見えづらいから他の人が攻めていないことが多く、マハゼ率が高い気がします。
だもんで、竿は2.0mくらいの長さが扱いやすく、広く探れるかもしれません。
本日の釣果は3時間で5匹・・・
厳しいハゼの穴釣りとなりましたが、初めての釣り場でいつもと違う趣旨のハゼ釣りだったから面白かった。
また、機会があったら来てみようかな!
釣果としてはトホホだが・・・
さすがは穴釣り最大15cmを筆頭に良型揃い