2018年6月1日。2018年夏シーズン最初のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園(しおじ磯→夕やけなぎさ→はぜつき磯)天気:晴れ釣行時間:7時30分(潮位:165cm下げ2分くらい)〜11時00分くらい(潮位:40cm下げ8分くらい)中潮釣果:マハゼ153匹(4cm〜12.5cm 7cmくらいのサイズが多し)[内訳]○しおじ磯:55匹/1h○夕やけなぎさ:63匹/1h○はぜつき磯:35匹/40m
竿:2.0m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイルベビーホタテ(昨シーズンもの)ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
いよいよ始まりました2018年夏シーズンのハゼ釣り。
本当は来週までハゼの成長を見てから出撃しようと思っていたのですが、テナガエビもイマイチなのでダメ元でのハゼ釣りとなりました。
本日も夜勤明けの平日釣行。
「6月初日だし、誰もハゼ釣りなんてやってないから、何時に行っても好きなポイントでできるだろう・・・」と自然に目が覚めてから行こうと思っていたけど、やっぱりいつもの時間に勝手に目が覚める。
しょうがないから前日に仕込んでおいたハゼ釣りセットを愛車(ママチャリ)に積んでレッツ・ゴー!
まだ6月に入ったばかりなので水も冷たく外気も寒いだろうと、ウェーダーを着用するが相変わらずのケミカル臭は消えてない。
ウェーダーってこんなもんなのか?それともオッサンのウェーダーが安物だからなのか?
朝だからウェーダー&長袖のウィンドブレーカーでちょうどよい感じだったが、現場の大井ふ頭中央海浜公園に到着する頃には汗だくになっていた。
”はぜつき磯”が見えてくる橋を渡っていると、平日だから誰も釣り人はいない。
しかし海沿いはけっこう風が強くて、頭に乗せていた麦わら帽子がパラシュートみたいに風に吹かれ、首ヒモが頸動脈を圧迫して軽く意識を失う。
なんとか意識を保ちながら、大井ふ頭中央海浜公園内から各釣り場を確認しながら移動。
”はぜつき磯”には釣り人はいないが、”夕やけなぎさ”には2名のハゼ釣り人がいた。
ゆっくり走りながら釣れ具合を眺めるが竿が上がっていない・・・厳しいのかな?
本日は夏シーズン最初のハゼ釣りということで、各釣り場の偵察がテーマ。
しおじ磯→夕やけなぎさ→はぜつき磯を各1時間限定で釣れ具合をみてみます。
はぜつき磯と夕やけなぎさを横目に見ながら、まずは本日の一番目のポイント”しおじ磯”に到着。
平日釣行は誰もいなくて気持ちいいな〜って思ってたら、端っこの方に釣り人がいた。
まぁ、オッサンの目指すポイントとは反対の方だからバッティングしなくて良かった。
岩に同化して釣り人がいた
オッサンが目指すポイントは運河に”作品”がある麓。
ここは少しワンドになっていて、潮が高い時にこのポイントにはハゼが集まってきます。
アンデルセン童話の挿絵みたいな”作品”。意味も価値もよ〜分からん!
このワンドにハゼがやって来るハズ
まずはエサのベビーホタテの解凍作業から。
昨シーズンから冷凍庫で眠っていたベビーホタテを海水に浸けて放っておく。
かれこれ8ヶ月程冷凍で眠っていたのを昨日発見した
その間に釣りの準備をします。
今年から道糸の0.8号のナイロンラインはこれになった↓
上州屋でしか見たことない。しかも0.8号は珍しかったりする
上州屋の専売モデルかな?
500mで550円(税抜き)だから、長い目で見れば100均よりも安いけど使い切るまで何年かかるん?
これが一番安いと思っていたが・・・
「サンライン」製なので、品質は多分100均よりも良いと思うけど・・・
オッサンは道糸は毎回使い捨てだし、根掛かりでラインブレイクする事が日に何度もあったりするから、けっこう消耗する。
オモリはいつもの自作の鉄オモリ。
これだけあってもひとシーズン足りない
仕掛けはいつもながらのハリス3cmの胴付き仕掛け。
改良したい気もするが、今のところ改良の余地が見つからない完璧な仕掛け。
シンプル過ぎて改良しようがないんだけど
竿はミャク釣りの名竿と言われてるんだか言われてないんだかのダイワ「そよ風」。
今のところこれ以上の竿も見つからない
ビクは今年も”ナルシー1号”
水を貯めるズック部分の水漏れが激しかったので、下だけ作り変えたもの。
下部が明るいから写真映えする
まだ寒いからウェーダーを装着してきたが、この釣り場では水に浸からないから意味ないな・・・
でも風も強いからウィンドブレーカー代わりにちょうど良かったりする。
ケミカル臭は何年経っても消えないけど・・・
岩に乗って水中を見渡すが、風が強くて波が立ってるからよく見えない。
まぁ、いいや!解凍されたホタテをぎこちなくハリに付けたら、少しばかり緊張しながら記念すべき第一投&1時間のカウントダウンスタート!
すぐにアタリが!っということはなく、3回小さく誘うと、微かだけど懐かしいアタリが手に伝わってくる。
とっさにアワセを入れるがハリ掛かりせず・・・
エサを付け直し、アタリがあったポイントに寸分違わずに入れると、着底するや否や(=as soon as)アタリあり!
電撃フッキングで今シーズン初のマハゼが上がってきました。
ありがとう第一号!小さいけど・・・
一匹目が釣れてホッとするオッサン。
サイズ的にはまぁ小さいんだけど、思っていたよりも大きい。
オッサン的には、まだ6月に入ったばかりなのでせいぜい4〜5cmくらいのマイクロハゼばかりをイメージしてたんだけど、思ったよりも良いサイズだった。
次も全く同じポイントに落とすとすぐにアタリあり!
少しサイズアップした
このポイントで10数匹を上げるとパッタリとアタらなくなったので、次のホットスポットを探す。
いつもなら、移動せずに方向だけ変えたりしますが、今日は偵察なので広く浅く探ってみようと思います。
5m程移動して岩と岩の間の礫に落とすと、すぐにアタって上がってきたのはコイツだった。
まぁ、1年中いつでもどこでも元気な奴だ
先程よりも深いので上がってくるハゼもサイズが少しアップした。
今日はポイントを探るときは誘いは入れるけど、アタリがあったポイントに正確に落とせば、誘いは入れなくてもすぐに喰ってくる活性の良さである。
まだ序盤なので一箇所でそれほど連打する訳でもないけど、次のポイントはすぐに見つかるので飽きることもない。
サイズは7cmくらいが平均で、オッサンが使っている柔らかい竿をしならせる重量感はない。
「まぁ、この時期だから仕方ないね・・・」っと思ってたら、いきなり今までにない重量感が伝わってきた!
柔らかい竿がグ〜ンとしなって上がってきたのは、今までとは全くサイズ感が違う13cmほどのマハゼ。
「お〜!こんなのもいるんだ!!」と嬉しいオッサン。
早速測ってみると12.5cmとこの時期にはないサイズ。
この時期でこのサイズということは、昨年の最終子くらいのヒネハゼですね。
これくらいが来ると楽しいな〜
まだいるかな?っと岩の間とかを探るけど、ヒネハゼはその一匹のみでした。
程なく1時間が終了。
55匹と思ったよりも数が伸びなかったな・・・
アタリは頻繁にあるんだけど、オッサンが歳をとったのかシーズン最初だからヘタッピなのか、多分その両方なんだけど、アワセのタイミングが合わずにハリ掛かりしない事が多かった。
ハゼが小さいからビクがスカスカだ
平均サイズはこれくらいですな
さて、次の現場”夕やけなぎさ”に移動開始。
移動するにあたり、ビクのハゼをどうするか10秒ほど考える。
これを持っていっても誰ももらってくれる人いないよね・・・
しかし最終釣果の写真撮りたいな・・・
しかし他の釣り場のハゼが混ざってはどうなんだろ・・・
いやしかし・・・
考えるのも馬鹿らしくなったので、とっととビクを片手に持って自転車を漕ぎ出す。
ハゼも一緒に揺れながら・・・
夕やけなぎさに到着するが先程いたハゼ釣り人達がいない。
あれ?誰もいなくなってる。
♪ダ〜レもいない海・・・♪
釣れなかったのかな?
誰もいないとなると、柵際に陣陣取るのは当然である。
まぁ、釣れるとは限らないけど釣れやすいポイント
やっと水に入れる・・・
さっきのしおじ磯でもそうだったけど、日向になると途端に暑くなって下半身がムレムレだったんですよ!いや、変な意味じゃなくて・・・
波打ち際にはマイクロハゼ達がうじゃうじゃいて、夕やけなぎさのハゼの濃さを物語っている。
このサイズばかりがエサを突っついてくるのは勘弁して欲しいと祈りながら、ヒザまで水に浸かると気持ちえェ〜〜
さぁ!どうだ柵際ポイントっと落とすとすぐにアタリあり!
上がってきたのは、マイクロではなく8cmくらいのスタンダードサイズ。
とりあえずこのサイズで良かった
この深さまでくればこのサイズはいるんだね!
ホッとひと安心し、先程同様アタリのあったポイントにピンポイントで落とし、テンポよく釣り始める。
すぐに20匹程調子良く釣っていたのだが、何の気なしに振り返ると100mほど離れた愛車の異変に気づく。
愛車のカゴに入れていたコンビニのビニール袋が風にたなびいている。
ん?風に吹かれた?
否、ビニール袋はしっかりとドリンクや釣具の入ったタックルボックスの下に入れておいたハズ。
風に吹かれるはずがない・・・
ま、まさか!!
サニブラウンをブチ抜くダッシュで愛車に駆け寄ると・・・
やられた〜!
犯人はカラス。
カラスがコンビニのビニール袋を目ざとく見つけて、中に入っていたオッサンの朝食を持っていきやがった!
いつもなら注意してるんだけど、オッサンも今シーズン初なので油断していた。
オッサンお気に入り”セブンイレブンのオムライスおむすび”が無い〜
近くに犯人とおぼしきカラスがカァーカァー鳴いている。
100円セール期間中でトマト1個分のリコピンも入っとるんだぞ!分かっとんのかこのボケガラス!
オッサンが今投げ竿を持ってたら確実にカラス向かってフルスイングしていたであろう、そんな殺意を覚えた。
リコピンの補給もままならないまま、トボトボと再び柵際に戻るオッサン。
そして泣きっ面に蜂。
さっきよりも風が強くなってきて、竿が風吹かれてアタリが全くわからない。
ムムム・・・
っというわけで風邪対策の釣り方ば。
ちょうどココは砂地の釣り場なのでコレができる。
コレとは?
竿先はできる限り水面近くまで下げる
これだと強風でもアタリが取れます。
ただし、これは海底が平滑な砂地じゃないと出来ません。
もう一つの欠点が、横方向にアワセるのでハリ掛かりが悪いです。
やはりアワセは上方向じゃないとハリ掛かりが良くないですね〜
アタったら竿の角度を上にしてアワセるということもやってみるんですが、遅くなるのでハリ掛かりしないんですよね〜
釣り場は思いのほか風が強いことも多々あります。
ハゼ釣りは繊細なので風が強いとかなり厳しくなりますが、せっかく釣り場に来たんだからあきらめずにがんばりましょう!
これは強風の中でもアタリを取りながら、しっかり釣れる方法なので是非やってみてください。
30分で40匹程釣り上げたところで柵際ポイントを離脱。
お次はCゾーンへ移動。夕やけなぎさのゾーン区分はこちら
柵際から二番目の立杭が目印。
立杭のアタリがCゾーン
オッサンはこのCゾーンが結構お気に入りだったりします。
ここはちょっと深めなので、上がってくるハゼのサイズに期待が持てます。
早速やってみるが、う〜ん、柵際と変わらないな・・・と思っていたら、ふと竿に重量が伝わってくる。
さっきのヒネハゼにも劣らない重量感!来たか!!
っと思ったらコイツだった。
メタブ・・・
チェッ!っと釣り続けるがサイズがアップしないな〜
でも、しっかりと探ってピンポイントで攻めればちゃんとハゼは釣れるので飽きずに釣り続ける。
ここでのゲストはチビカレイ。
カワイイ奴だった。今年はカレイが多いそうな
パッとしないままもう30分が終了。
夕やけなぎさでの1時間で63匹。
やはりハゼの濃さは”さすが夕やけなぎさ”といった釣果でした。
波打ち際はマイクロハゼばかりですが、頑張って沖を攻められばスタンダードサイズが上がってきます。
結構型も良かった(ビクの中はしおじ磯産のハゼもいます)
夕やけなぎさで釣りをするときはカラスに荷物を狙われないように注意してください。
次のはぜつき磯に移動する前にしばし休憩。
お供はいつもの羊羹。カラスの被害を免れた
羊羹をモグモグしながら本日の本命の”はぜつき磯”に移動。
一番オッサンが期待している釣り場ですが、最後に訪れたのでかなり潮が引いている。
誰も釣り人がいないのは良いのですが、この潮加減はちょっとマズイかな?
思った以上に潮が引いてるな・・・
昨年壊していた建物の後は巨大なトラックターミナルが出来てる
まずはオッサンの指定席から始めてみる。
期待を込めて仕掛けを落とすが・・・
シ〜〜〜ン・・・・
何のアタリもない・・・
どこに落としても、何の反応もない・・・
あれ?おかしいな?
移動しながら探ってみるが10分でやっと3匹拾うのが精一杯。
しかもサイズが小さい・・・
アタリもないしサイズも・・・
これはマズイかもしんまいっと移動を決断する。
途中、この釣り場の主に情報提供をしてもらう。
主によると、今の時期はオブジェと浜の真ん中くらいの範囲でやると良いらしい。
なるほど!なるほど!
っというわけでオブジェ前に移動する。
スゴイ目に付くオブジェ
全盛期の引き潮ならこのオブジェ前でヒネハゼが上がるんだけどな〜っと、釣り糸を垂れるがいまいちアタリがない。
全然でもないんだけど、アタリの数が全然なんだよね。
オッサンがはぜつき磯に移動してきたのが10時を廻っていたから、潮も悪いし時間も悪かったんだろうな〜
その上、風の波で水が濁ってるからハゼの喰いも悪いようだ。
水が濁ってるとどうしても喰いが悪くなる
しょうがないから、もうちょっと浜寄りに移動する。
この浜は砂というよりもベースが礫になっているので濁りが少ない。
なるべく沖に出て水の濁りがないポイントで釣り始めるとアタリだした。
しかもサイズが他の釣り場よりも良い。
他よりも2cmはサイズアップする
ここでのゲストはコイツ↓
これってセイゴ(スズキの稚魚)の小さいやつかな?
残念ながら、オッサンも少々疲れてきたのではぜつき磯では40分でギブアップ。
40分で35匹という釣果で止まりました。
本日全ての釣り場の合計です。結構いるな!
はぜつき磯ではトホホでしたが、朝イチから来ていたらもっと違う釣果だったと思います。
でもしっかりと探ってハゼのいるホットスポットを見つけて、ピンポイントで攻めれば他の釣り場よりも良型が期待できると思います。
これは時期だからということではなくて、元々はぜつき磯は他よりもテクニカルな釣り場なのです。
しっかりと狙いを定めないと結果が出ないということですね。
今回の偵察での感想は思ったよりもハゼが大きいですね。
5cm程度が連発か!?という予想だったんですが、それよりもハゼの成長は早かったようです。
ただし、本日はオッサンはウェーダーを着用していたので、短パンスタイルよりも沖で釣りをすることができました。
まだ6月初めという時期を考えると、手前側はまだリリースサイズの小さいハゼが多いと思われます。
なので、この時期の攻め方としては、満潮に近い潮でやるか長い竿で沖を攻めるかという方法になると思います。
まぁ、今年はハゼが濃そうなので、あと2週間程我慢すればサイズアップしたハゼが手前でも釣れると思いますが、我慢出来ないのが釣り人なんですよね〜