2018年10月21日。2018年25回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:秘密の花園(KL−H0)→森ヶ崎海岸公園※「秘密の花園」という釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ釣行時間:秘密の花園:7時30分(潮位:80cm下げ八分)〜8時30分(潮位:70cm干潮)釣果:1匹(16.5cm)
森ヶ崎海岸公園:9時00分(潮位:63cm干潮)〜10時30分くらい(潮位:75cm上げ一分)中潮釣果:マハゼ7匹(11cm〜15.5cm)
竿:1.5m 道糸:ナイロン1.5号 ハリス:ホンテロン0.6号 ハリ:袖1号スレオモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
昨日の多摩川羽田のハゼ釣行から鑑みて、もう数釣りは諦めようと思った。
ということは必然的に穴釣りになる。
護岸の岩と岩の隙間を狙う地味で切なくなるようなこの釣法は、潮位が大きく関係してくる。
基本的に潮位が高い方が狙う穴が増えるから釣れる確率も高くなる。
しかし本日の釣行時間帯は干潮目指して下がる一方だ。
それなら時間をずらして夕方に釣りすればいいじゃん!とも思うが、貴重な休日の夕方にハゼ釣りなんぞをして潰したくないのだ。
釣りは朝にとっとと済ませ、その後の時間を有意義に過ごしたいのである。
とにかくハゼ釣りは朝の時間帯に行くことにする。
朝、半分寝ぼけながら身支度を済ませ愛車(ママチャリ)に搭乗しようとした時だった。
タイヤがペシャンコになっとる!
パンクしていた。
昨日の多摩川ハゼ釣りから帰って来るまでは異常なかったが、もしかしたら自宅近くでクギでもを踏んづけたのかもしれない。
まぁ、今どき道路にクギも落ちていないと思うが・・・
釣り場でパンクなんて事態になったら、自転車で30分以上の道のりをパンクしたチャリを引きずりながらトボトボ帰ってくるなんて想像しただけで恐ろしい。
この愛車はもう20年以上も乗っていて、あらゆるメンテナンスを自分でやってるもんだから、途中の自転車屋さんで直してもらうなんてしないだろう。
無事に帰れて良かったと思うが、きっと自転車が頑張ってくれたんだと思う。
オッサンは現場仕事なので日頃から道具のメンテナンスをマメにしてるんだけど、道具って面倒をみてるとキチンと応えてくれる。
生きものではないんだけど、お世話をしてくれる人はちゃんと分かっていて、しっかりと仕事をしてくれると実感しています。
んで、朝イチにパンクに気づいたわけですが「それならもっと早く言えよ!」とも思ったが、しゃべれないんだからしょうがない。
なので子供の自転車を失敬して出発。
こちらのチャリは全然メンテナンスなんてしてないもんだから、回転は重いわスピードは出ないわ乗りにくいわ・・・
今朝は少し寒いくらいだったけど、自転車を漕ぎながら汗だくになっていた。
キコキコと漕ぎながらず〜っと悩んでいた。
森ヶ崎海岸公園に行くべきか、秘密の花園に行くべきか・・・
基本的には穴狙いなんだけど、森ヶ崎海岸公園なら穴でダメでも、もしかしたら平場でも釣りになるかもしれない。
しかし、干潮となると秘密の花園の方が穴が深いので、釣りになるし上がれば大型も期待できる。
しかし、前回秘密の花園での釣行は散々だったし、正直言ってまだ穴釣りは時期尚早かも。
いやしかし・・・
もうすぐ、どちらに行くのかの分かれ道になる。
そして無意識に秘密の花園へのルートに舵をきったのでした。
これが悲劇の始まりになるとも知らずに・・・
ほぼひと月前に秘密の花園に試し釣りに来た時は散々で、やはり11月に入ってからだな〜っと思ってたんだけど、今日は急に冷え込んで来たので、もしかしたら穴で釣れるかもしんまい。
往々にして、釣り人の”もしかしたら”が良い方向に転がることはない。
それは何度も苦い経験をして学んでるハズなんだけど、”もしかしたら”の魔力は強力で、いつまで経っても”もしかしたら”から抜け出せないでいる。
現場に到着するが、誰も釣り人はいない・・・と思ってたら、はるか数100m遠くに二人の釣り人がいてチョッピリ心強い。
きっと彼らも、もしかしたらの魔力に魅せられたんだろう。
しかし、この釣り場のジンクス「富士山が見える時は釣れない」が予見するように、今日はハッキリくっきり富士山がキレイだ!
もうここまで来たら引き返せない。やるしかない!!
気持ちを落ち着かせ、まずはブレックスァーストをやっつける。
昨日に引き続き、ドリンクは「財宝ゆずドリンク」。ほのかな酸味で目が冴える
やはり思ったとおり、潮が低くて狙うべき穴がほとんどない状態・・・
ひぇ〜、これじゃ釣りにならんわな〜
アンニュイな気分に浸りつつ釣りの準備を始める。
竿はいつもの穴釣り専の「小魚名人150」
柔らかすぎる気もするけど、軽くて使いやすい
仕掛けはいつもの胴付き仕掛け。
本来なら、穴釣りといえば中通しオモリを使った一直線になるような仕掛けだ。
こちらの方が根掛かりも少ないし、釣りやすいだろう。
現にここの穴釣り氏達は例外なく、そんな仕掛けを使っている。
しかし、オッサンはいつもの胴突き仕掛け。なぜか?
まぁ、一応環境に配慮した自作の鉄オモリを使うため、この仕掛けにならざるを得ないんですよね!
穴釣りともなると、オモリごと根掛かりロストする確率が高いのですが、胴付き仕掛けにしてるもんだから更に根掛かりの確率もジャンプアップだ!
こんな仕掛けだから余計根掛かりするってもんだ!
んでやっと釣行開始。
どこに落としても底が浅い穴しかない・・・
しかし3つ目の穴で反応あり!
一発目は掛け損ねたが次で掛けた!
ダボハゼを!!
だよね〜〜!
まぁ、穴釣りだとマハゼとのアタリ方が全然違うので、分かってちゃいるんだけど釣るしかない。
まずはダボを排除して、次も同じ穴でマハゼのアタリを待つが全然音沙汰なし!
この外道を釣り上げてから、しばらくは何の生体反応もなし・・・
風が冷たくて鼻水を垂らしながら釣りしてるんだけど、なんでこんな所で釣れもしない釣りをしてるんだろう・・・と自問自答していると、ある穴でやっとマハゼのアタリが来た!
一発目は掛からず、二回目は気を使ってそ〜っと仕掛けを落とす。
15秒ほど長めに喰わせるとス〜ス〜っと穴ハゼ特有の引きを見せる。
喰ってこい!
オッサンは雨乞いのような祈りを捧げるとス〜〜っと大きく竿を下げた。
喰ったぁ!
短めクイックにアワセるとズン!と重さが伝わり、柔らかい竿が一気にグ〜〜ンとしなる。
敵は上がってこないで横に走り、横穴に入り込んでしまった。
ヤバイ!踏ん張られる!!
大型のマハゼって穴の中で身体をヒネって踏ん張り、全然上がってこない時があります。
本当に根掛かりしたみたいになるので、コレを知らないと根掛かりと勘違いして諦めて仕掛けを切ってしまう事もあります。
しかし奴が踏ん張るには穴が大き過ぎたようで、竿を上げる角度を変えるとスルリと抜けてきました。
上がってきたのは、まるまる太った大型とは言えないけど良型のマハゼ。
これが典型的な穴釣り体型のマハゼだ!
やっと一匹釣れてボウズ逃れでホッとするオッサン。
しかし後が続かず。
結局この後は、ダボハゼのアタリが2回あっただけでマハゼの反応はなし!
あまりの反応の悪さに凍え死にそうになり1時間で撤退。
もっとカニとかダボの活性が高ければまだ希望は持てますが、それすら無いということは厳しすぎるということですね。
これ一匹だけど、サイズ的には標準的な穴釣りサイズ
まだ穴釣りには少し早かったみたいです。
やはり11月に入ってからですね〜
撤収しながらくすぶるオッサン。このままオメオメと引き下がって良いのか・・・
んで悪いことに”もしかしたら”の魔力に負けてしまい、森ヶ崎海岸公園へGo!
知ってる釣り人がいるかも知れないので、1匹だけの獲物も持参する。
とかく釣り人は「こんなん釣れました!」といくら力説しても現ブツを確認しないと信じない人種なので、証拠のブツを持っていくことにする。
ほどなく次の現場、森ヶ崎海岸公園に到着する。
しかし釣り場の雰囲気的は活性が低く”終わった釣り場”のニオイがプンプンする。
終わった釣り場
う〜んやばい雰囲気だな、っといつもの場所に行くとH氏がいた。
このH氏は昨日の多摩川でも一緒になった釣り師で、オッサンと行動パターンが似ていて、特に申し合わせているわけでもないのに釣り場でよく会う。
少々話は違うけど行動パターンが同じ人は出世しないとか言われるが、オッサン同様このH氏も出世とは縁がなさそうだ。
ハゼ釣りの塩梅を伺うと「アタリが一回あっただけ・・・」とガッカリなお返事。
確かに潮が低すぎてどこも狙うべきポイントがない。
ハゼが居付いてそうな穴なんて全然なくて、平場が見えすぎてしまってる。
これがひと月程前なら爆釣間違いなし!な状況だが、この時期に平場でウロウロしているハゼなんていない。
一瞬帰ろうかな・・・と思ったが、せっかく釣り場に来たんだしダメ元でやっときますか!?的なノリで釣り始める。
どこから始めようかとポイントを探すがどこにもポイントがない・・・
しょうがないから呑川の河口側で始める。
岩の穴もないので隙間に仕掛けを落とすが、深さなんて15cmくらいなもんで全く期待しないでいたら、かすかなアタリがあった。
ダボハゼかな?って思ってたらエサの端っこを咥えたマハゼの姿が見えた。
見えちゃったもんはしょうがない。
オッサンはそのマハゼにロックオン!
しかし敵もなかなかの手練で3回のスカを喰らい、もうスレるかな?って思ったのでしばらく休ませることにする。
他のポイントを攻めるがやっぱりアタリなんてなくて、もう一度奴の住処を攻めてみる。
サイズ的には12cmくらいだったのでエサは小さめに付けて、ホタテが水中で広がるように少し潰してから、ゆっくりとエサを落とすとすぐに喰ってきた!
やっと掛かった!
姿を見せちゃダメだよ!君!!
やっと一匹釣り上げたが、この後はどこへ落としてもアタリすらない。
そもそも攻めるべきポイントなんてどこにもない。
しょうがないから帰ろうかな〜って思ってたんだけど、最後に一ヶ所だけやってから帰ろうとあきらめの悪いオッサン。
やってきたのは森ヶ崎浄水場の排水口がある場所。
ここは岩場が深くなっていて狙うべき穴も多い。
流れが早いから少々やりにくいが、先程よりも期待は持てるカモしれない。
頃合いの穴に落としてみると5つ目の穴でマハゼの反応あり!
いたいた!
今度はエサを大きめに付けてゆっくり落とすと、マハゼ特有のゆっくりしたアタリで15cmほどの良型が上がってきた。
お〜!いいじゃん!!
その後もシラミ潰しに穴を攻めるとチョロチョロとマハゼが上がってくる。
困った時はこのポイントでやれば何とかなるな・・・と思ったが、そもそも、もっと潮位が高い時に来れば釣り場全体がポイントになるんだからとも思う。
釣り始めは様子見で30分くらいで切り上げようと思ってたんだけど、思いのほか釣れたので1時間半程やってしまいました。
森ヶ崎海岸公園での釣果は7匹。
穴釣りでこれなら楽しめたほうでしょう。
1匹は秘密の花園産のハゼが混ざってます
16.5cm。秘密の花園のヤツがやはり最大サイズだ
15cm
15.5cm
その他サイズ
その他サイズ その2
まだ本格的な穴釣りには二週間ほど早いけど、数も狙えないし穴釣りの練習でもしておこう!
釣り終えて、さっきから気になってた竿先を確認するとリリアンが破れて竿先が露出していた。
この竿は「小魚名人」の竿名通り、小もの用だ。
ハゼも小魚には違いないけど、穴釣りともなれば既に小魚の重量ではないから、竿にとっては穴釣り用のハゼは少々オーバースペックなんだろう。
修理しておかないと、いつなんどき大物でリリアンをブッちぎられるやもしれん!
穴ハゼの重さに耐えきれなかったようだ