2018年9月23日。2018年夏シーズン17回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園-しおじ磯天気:曇りのち晴れ釣行時間:6時30分(潮位:150cm下げ三分)〜8時30分くらい(潮位:80cm下げ八分)大潮釣果:マハゼ3匹(11cmくらい)
竿:2.1m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ホンテロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日の釣果は3匹である。
たった3匹なのでわざわざ文章にするほどのもんでもないが、せっかく早起きして釣りに行ったから記録に残しておこうと思う。
釣りにはならなかったが、事件というかトピックだけはあったので、そのネタで話を膨らませるしかない。
先週は多摩川で200匹と171匹で今週は3匹・・・
同じ釣りモノでここまで差が出るものかと思うが、釣れないものは釣れん!
何も考えなくてもエサをつけて釣り糸さえ垂らしていればハゼが釣れる夏とは違って、この時期になってくると潮周とか潮位とか風向きとかいろいろ考えなくてはならない。
そして考えれば考えるほどまとまらず・・・
まぁ、今年もお世話になった大井ふ頭中央海浜公園でのラストハゼ釣りとばかりに行ってみることにしました。
多分ダメだろう・・・ということは分かっちゃいるけど、釣り場のハゼ釣り師たちへの挨拶がメインで釣りの方は期待しないでいた。
いつものように大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯が見ててくる橋から釣り場を眺めると、思っていた以上にハゼ釣り人がいる。
あれ?釣れてるのかな?
かなり疑問だったが、もしかしたら今日は良い日なのかもしれない。
結構なハゼ釣り人がいる
いつもの釣り師達がいたので釣れ具合を聞いてみると「全然ダメ」らしい。
やっぱりそうなんだ・・・
オッサンの淡い期待はいとも簡単に消し飛んだ。
釣り人だけはいる
まぁ、今日の釣り場はここではない。
次に夕やけなぎさの様子も見てみる。
以外にもこちらのほうがハゼ釣り人が少ない。
もうそんな時期なんだ・・・
夏シーズンが終わると遠浅の夕やけなぎさは、はぜつき磯よりも釣れなくなってくる。
いよいよ夏シーズン終了の景色
もう夏ハゼ釣りも終わりなんだな・・・
ちょっとノスタルジーな気分に浸りつつ、本日の釣り場に向かう。
本日の釣り場しおじ磯に到着。
ここは夕やけなぎさやはぜつき磯とはハゼ釣り場としての毛並みがちょっと違くて、岩場の雰囲気である。
岩と岩の隙間の穴とか水深のある落ち込みを狙ったりと数狙いというよりは型が狙える釣り場でもある。
岩場のハゼ釣り場
こちらにもかなりのハゼ釣り人がいた。
なのでオッサンが目指していたポイントには先客がいて、釣りができそうもない。
まぁ、こんなチンタラした時間に来るんじゃあ良いポイントなんて取れんわな〜
ハゼ釣り動画でお馴染みのG氏がいたので聞いてみると「型は良いけど釣れない」らしい。
まぁ、期待はしてなかったけど現実に釣れないとなると力が抜ける。
G氏曰く「ハゼは見えるんだけど口を使わない」とのこと。
確かに良い型のハゼはチラホラいるんだけど、G氏の落としたエサに全然興味を示さない。
これはよくあることだから、ハゼさえいればなんとかなるっしょ!
この時までは気楽に考えていた、この時までは・・・
オッサンも釣りの準備をしてG氏のお隣りにお邪魔させて頂く。
釣りを始めてすぐの時だった。
反対隣りの後期高齢者が「そんなんじゃダメだよ!
そんなオモリの横にエサがあるんじゃ釣れないよ!そんなんじゃハゼに見破られて喰ってこないよ!ハゼをバカにしちゃぁダメだよ!」いきなり説教されてしまった。
「ハゼを見つけながら、こういう仕掛けが釣れるんだよ!」と自分の仕掛けを見せつけてくる。
まぁ、なんの変哲もない仕掛けだったが、ハリスもハリも太いやたらとゴツいものだった。
「はぁ、そうっスか・・・」と大人対応のオッサン。
でもちょっとカチンと来たから、説教が終わらない内にすぐに一匹釣って高齢者を黙らせた。
隣りのG氏がそれを見ていて「すごいタイミングで釣りますよね!」とニヤニヤしていた。
聞けばこの高齢者はこのポイントの主で、釣れなさそうな奴を捕まえては”釣り方を教えてやる!”バリに説教をたれるらしい。
ちょっぴり気分の良いオッサン。
なんだ釣れるじゃん!と思っていたんだけど次が続かない。
どこに落としてもアタリがない。
ハゼはチョロチョロいるんだけど全くエサに興味を示さない。
ハゼの目の前どころかハゼの唇(ハゼに唇があるのかどうか知らないけど)にエサが触れるようにやっても全然無視!
うわぁ〜これはダメでしょ!
こうなると人間側でできることは、喰い気が少しでもあるハゼを探すことしかできない。
最初の一匹だけで無情に時間が過ぎてゆく・・・
そのうち釣り船が動き出したので、釣り船が居なくなるまで朝ごはんを食べようと諦めてベンチに座る。
どうせ釣れないし・・・
本日の朝ごはんはローソン100限定販売の「悪魔のおにぎり」
少し前にネットで「コレ美味しくてハンパない!」とか「やめられないほど美味しい」とか言われたり言われなかったり話題だったおにぎりが市販されたので買ってみた。
正直、不味くはないがハンパないとか悪魔の・・・というほど大げさなモノでもなかった。
温めればもっと美味しくなるのかな?
モグモグしながら景色を眺める。
正面には東京モノレールの大井競馬場前駅があり、その向こうには東京シティ競馬(TCK)の愛称で知られる大井競馬場がある。
よく見るとバックヤードの競走馬がカッポレカッポレと歩いているのが見える。
モノレールやら競馬場やらアーバンなハゼ釣り場である
考えてみるとオッサンが行く手長エビ釣り場では川崎競馬の練習馬場があったりで、オッサンの釣り場と競馬って何かしら因縁を感じたりする。
オッサンは絶対負けるからギャンブルはやらないが、釣りとギャンブルは似たところもある。
不確実なハラハラ・ドキドキを求める中毒性とか・・・
まぁ、この話をし始めると長くなるので機会があったらじっくりしたいと思います。
釣り船が居なくなり落ち着いた釣り場でも相変わらず釣れんもんは釣れん。
ハゼをガンガン釣ってさっきの高齢者を『Go to Heaven』してやるつもりだったが、オッサンの方が『Go to Hell!』だった。
今日の感じだとポイントを変えたところでどうにもなりそうにないが、気分転換に場所を移動する。
しおじ磯にある船着き場の橋の脇に来た。
ここは結構水深があるのでどうなんだろう?
岩場の傾斜があるので少々危ないが”虎穴に入らずんば虎子を得ず”
ハゼは虎子ほどの価値は全くないが、なんとなくここへ来てしまった。
岩穴でなんとか一匹釣り上げたがやはり変わらず。
通常穴にエサを落とすとダボハゼやらカニやらが真っ先に喰い付いてくるんだけど、今日はそれすらもない無反応な日。
もう砂漠に釣り糸を垂れてる気分になってきたその時だった。
お隣りで釣りをしていた方が、バランスを崩したその体制のまま頭から運河に滑り落ちていった。
その状態で冷静でいられる人がいるはずもなく、慌てた様子ですぐに水から上がれずにいたが、何とか自力で上がってきた。
オッサンと近くの釣り人がすぐに近寄って声を掛ける。
全身スブ濡れで手を切ってしまい結構出血もしている。
タオルとティッシュと絆創膏くらいしかなかったが、それで止血するしかない。
オッサンも経験あるけど、こういう岩場での転倒は普通の怪我では済まない。
岩は尖っているし、岩には貝がビッチリ張り付いていてそれで皮膚をスパッっと切ってしまう。
ちょうど引き潮だったので岩が濡れていて滑ったのが原因だったと思う。
岩場の傾斜がキツかったのも災いしたのだろう。
バランスを崩しても踏ん張りが効かなく、そのまま頭から海中へ。
なぜよそ見していたのかは知らないがオッサンはそれを終始目撃していて、他人事ながらスローモーションを見ているようでした。
オッサンも自分も含め多くのズッコケシーンを見てきたが、頭からのダイブは初めて見ました。
事が一段落するとお礼だろうけど、「コレもう使わないのであげます」と開封してないイソメパックを貰った。
確かに、出血&全身ズブ濡れではハゼ釣り続行は不可能。
できるとしたら、この公園の住民か全盛期の大仁田厚くらいだろう。
雨天と引き潮時の岩場はキケン!
オッサンも気を付けなくてはと身が引きしまる経験でした。
本日は2時間で3匹。今シーズン最少記録。
なんとかボウズは逃れたが・・・
オッサンのハゼ釣りしかり、ダイブの釣り人しかり、説教の高齢者しかり、事の大小はあるが今日はその人の日ではなかったのだろう。
ついていない日は誰にでもあるが、命があるだけでも幸せだと身にしみる。
これからはマゾいハゼの穴釣りシーズン。
今日はその予行演習と思えば少しは気が晴れる。
しかしあのマゾさは今日の比ではないと今から覚悟するオッサンなのでした。