2018年9月17日。2018年夏シーズン16回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:多摩川本流羽田付近天気:晴れ釣行時間:6時30分(潮位:100cm上げ四分)〜10時30分くらい(潮位:148cm満潮)小潮釣果:マハゼ171匹(8cm〜13cm)ウロハゼ2匹(13.5cm/15.5cm)
竿:2.1m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ホンテロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイルベビーホタテ&ボイル桜えびハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日は「敬老の日」だ。
老人を敬愛し、長寿を祝う日とされている。
ちなみに世界保健機構(WTO)の定義によると65歳以上を「高齢者」としていることから、一般的に65歳以上を老人と呼ぶそうな。
昔は高齢者の存在は珍しく、経験や知識の宝庫と敬われる対象でもあったが、世界一の長寿国と言われる現代日本では65歳以上なんてうじゃうじゃいる。
現代社会の変化は目まぐるしく、つい先日の当たり前が全く通用しない世の中。
変化についていけない年の功は取り残され、敬いどころか全く相手にもされない存在になることも多々あるだろう。
母の日、父の日のように、敬老の日に身内からお祝いされる高齢者なんてかなりレアな存在のような気がしてならない。
オッサンももう半世紀ほど生きてしまっているが、寿命が短かった時代ならもう立派な老人である。
オッサンには敬愛されるような知識も経験も何もないから「誰にも相手にされないまま、朽ち果ててゆくんだろうな・・・」
そんなダークな思考を巡らせながら、ハゼ釣り場に向けて自転車をこいでいた。
途中、コンビニで朝ごはんを調達していると本日のハゼ釣り御一行様のオッサン2号と出くわす。
コヤツは某国産メーカーの最高級ブランドの更に最高級車でハゼ釣りに来てやがって、オッサンは自転車(国産ブランドの20年以上乗り続けている年代物)である。
ハゼ釣りの足でさえ格差社会。
”長生きするもんじゃないな・・・”身にしみたオッサンなのでした。
「釣り場で会おう!」とその場で別れ、チンタラ自転車をこいでいたら、やっぱり2号の高級車にブチ抜かれていった。
”人生苦もありゃ苦もあるさ”世知辛い世の中である。
本日も昨日に引き続き多摩川本流の羽田ポイント。
オッサン的には違う釣り場に行く予定だったんだけど、2号が昨日の釣果を知って美味しい思いをしたいらしく、二日連続で同じ釣り場に行くことになりました。
現場に到着するが2号はまだいなかった。
”近くのコインパーキングに停められなかったのかな?連休だから釣り客も多いのかもしれないな・・・”
こういう時は身軽な自転車の方が良いよね!と悔し紛れにちっぽけな優越感に浸るのオッサンなのでした。
2号を待つ間、釣り場の状況を確認しておく。
まだ早朝だからハゼ釣り人もそれほど多くないが、思っていたよりも潮位が低く、お目当てのポイントはまだハゼ釣りができる状態ではない。
これから潮が満ちてくるんだけど昨日よりも潮流が遅い小潮だから、このポイントで釣りができるようになるにはあと1時間はかかりそうだ。
まだ潮が低すぎるな・・・
しょうがないので、比較的水深がありそうな場所に陣取っていると2号がやって来た。
「まだ潮が低いから、ここらで始めよう!」と並んで釣りの準備をする。
本日のエサはいつものベビーホタテの他にボイル桜エビを持ってきた。
ハゼが10cmに満たない唐揚げサイズだと、桜えびのサイズが大きいからハリ掛かりしづらい。
でも昨日は10数cmの良型も結構多かったから、桜えびでもしっかりハリ掛かりするのを期待して持ってきました。
エビとホタテの海鮮丼コンビ
桜えびの使い方は、背中の曲がっている部分にチョン掛けするだけ。
オッサンが使っている1号の袖バリなんて刺し通しできないから、チョン掛けするしかないのだ。
こんなトホホなエサ付けなので、小さいハゼだとエビの端っこをついばんでエサを取られまくる。
エビを丸ごとバク!っといくサイズじゃないと釣れないんですよね〜
こんな感じにチョン掛け
久しぶりのエビ餌で期待を込めて第一投。
着底すぐにアタリが来るがハリ掛かりせず、ちょっとハゼが小さいか・・・
次で仕留めたハゼは良型の12cmクラス。
やっぱりエビ餌パワーだ!良い型が上がる!
やっぱりエビだと型が良い!
と期待も高まるがあとが続かず、エサばかり取られる。
まだ潮も低いから良型のハゼも上がってきていないみたいで、小粒ハゼがエサをつついてくるばかり。
アタリ自体も少なく、潮が上がってくるまで我慢の釣りになり「ホタテエサにチェンジしようかな?」と思っていたら、いきなり竿がズシンと重くなり横走りしてきた!
デカイ!!
対大型用に竿を垂直に立て、しばらくいなしてから上がってきたのは丸々太ったウロハゼ。
13.5cmの太ったウロハゼ。重いわけだ
このウロハゼを最後に良型もパッタリ来なくなり、ホタテエサでポツリポツリとハゼを釣り上げていた。
パッしないまま一時間が経過し36匹と予想に反して厳しい現実。
昨日の爆釣はどこへ・・・
そろそろ潮も上がってきたので移動を開始する。
先行して2号はお目当てのポイントに移動していて、オッサンも遅ればせながら動き始める。
やって来たのは釣り船「えさ政」の受付小屋があるポイント。
入口側には既にこのポイントの常連さんがいたのでその下流側に陣取る。
この頃にはハゼ釣りができる潮位になっていた。
このポイントは釣れるし型もいいんだけど、ひとつ気掛かりがある。
それはこの小屋にはトイレがあって、その排水が直接多摩川にダダ漏れになっているということ。
つまり、処理していない人間様の排泄物がそのまま・・・
栄養価の高い◯◯◯をエサにしてるからだろうか、ハゼも濃くて型も良いが如何せんくすぶる。
まぁ、その昔は人糞を肥料に農業してたんだし、現代は使い捨てから循環型社会に移行してるんだから、これも循環という考え方でひとつ・・・
どうせオッサンはハゼを持って帰らないから”それ”は考えないことにする。
通称「うん◯ポイント」と呼ばれたり呼ばれなかったり
2号に釣れ具合を聞いてみると「型もいいし釣れるよ!」とグッドレスポンス。
期待を込めて仕掛けを落とすと、着底する前にアタってくるではないですか!?
これは濃いぞ!!
上がってくるサイズも10数cmの良型サイズばかり。
このサイズがポンポン上がってくる
さすがうん◯パワーである。本当かどうか知らないけど・・・
「ここで使わずいつ使う!?」とばかりにエサを再び桜えびにチャンジする。
着底前後でアタってくるので誘う必要もなく、ひたすらにエサ付け→落とすを繰り返す。
そんな繰り返しの時にいきなり激しい横走りをしてきた。
この動きはウロハゼと決まっていて、しばらく引きを楽しんでから、よいしょ!っと上げるとさっきよりも大きいウロハゼだった。
デカイ・重い・気持ち悪い
太すぎてスケールに収まらん。さすがうん◯パワーってもういいか
桜えびが無くなる頃にはサービスタイムも終わり、サイズもこじんまりとしてくる。
しかし、潮位もちょうど良くなってきていて、ハゼの活性も高く、良いリズムで釣れてくる。
仕掛けを落としてアタリがなければ誘いを入れるんだけど、大きな誘いは必要なくて、3cmオモリを引きずる→竿先をブルブルさせるシェイクを入れるこれだけで大抵アタってきます。
まぁ、ハリ掛かりしないこともありますが、それはしょうがないところ。
障害物があるところだけじゃなくて、何もないところでも結構アタリはあるので、全体的に満遍なく丁寧に探れば5〜6ヶ所のホットスポットは見つかります。
そのホットスポットを釣れなくなるまでやってのローテーションで攻めれば釣れ続けました。
天気が良いからか昨日に引き続き多くのハゼ釣り人が繰り出していました。
今日も満員御礼
今日は夏日で、更に日向でやってたもんだからオッサンは3時間でバテてたんだけど、2号が粘ってたからオッサンも粘り返して結局4時間の長丁場になりました。
こんな長い時間釣りができるのも、座りながらハゼ釣りできるこの釣り場のメリットだと思います。
4時間で171匹。
密かに二日連続の2束を目指していたんだけど暑さでグロッキーでした。
今日もかなりのボリュームになりました
今後はこのポイントを【うん◯ポイント】と呼ぼうと言ったら、2号が「それは大人げないから、よく釣れるから【運ポイント】で」と小ぎれいに話をまとめようとしていた。
そんな2号に少しカチンときたから、やっぱり【うん◯ポイント】で押し通すことにした。
人間は歳をとると子供に戻るので、分かりやすくも耳に残るこの名称でいいでしょう。
これでいいのだ!
これからは水も冷たくなってハゼが深場に落ちてゆくから、この釣れ具合は今回でラストサービスになるかな・・・
来週は潮目が良くないからこの釣り場は期待できないだろうし。
次はどの釣り場に行くのか、難しい時期になってきました。