2018年10月7日。2018年21回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:森ヶ崎海岸公園天気:晴れ釣行時間:8時00分(潮位:79cm下げ8分)〜11時00分くらい(潮位:50cm上げ1分)中潮釣果:マハゼ81匹(10〜14cmくらい)
竿:2.1m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ホンテロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
今週末は体育の日絡みの三連休。
オッサンは土曜は半日仕事なので2.5連休という感じ。
いつものように休みなんてやることないし、どこかへ出かける金もないもんだから時間潰しに「ハゼ釣りでもしましょうか・・・」となる。
子供が小さい頃は毎週のようにいろんな企画を立てて出かけたけど、子供が成長すると親なんて相手にされないもんだからポツンと取り残される。
えてして母親は、こんな事態においても長い時間かけて作りあげた地元がらみ学校がらみの人間関係を駆使して活動する。
反対に父親はどうだ・・・
「社会に出て働いてます!」って言っても、ビジネスだけの希薄な人間関係なんて時間潰しにもなりゃしない。
たま〜にいるんだけど「俺は友だちが多いから休みも忙しくってサ!」をアピールする奴。
学生時代は”友だち”と好むと好まざるとにかかわらず毎日会う。
学校では、毎日友だちに囲まれてるから自分が孤独だなんて考えやしない。
しかし、卒業して時間が経つにつれ、まるで会わない奴がたくさんいる。
コイツとはそこそこ仲が良かったんだよな〜っと思う奴でも、それぞれの環境と時間帯があるからなかなか会わなくなる。
何十年ぶりの同窓会でソイツと会っても友だちという意識は既に無くて、昔の同級生という地位になっている。
そんな関係は友だちではなく”知り合い”と呼ぶ。
知り合いなんてすぐできる。
生きてる数だけ、人数は増える。
何かの巡り合わせで何度か顔を合わせることがあれば、比較的「よく知った知り合い」である。
だからといって友だちではない。
「あの人は友だちだよ!」って言うには勇気がいる。
男女関係なら”昔付き合ってた”くらいの重さが必要である。
だからどれだけの知り合いでも、なかなか「友だち」と言うにははばかられる。
でも、それを簡単に言う奴がいる。
前出の友だち多いアピールのような人種である。
きっとこういう奴は、友だちと知り合いの線引きが無いんだろう。
うらやましいと思う反面、無防備過ぎて可哀想そうにもなる。
そこでハゼ釣りである。
いや別に・・・ハゼ釣りで「友だち100人作るんだ♪」という意味ではなく、ひとり寂しく小魚釣りで時間を潰しながら、孤独を噛み締めようではありませんかという提案です。
本日の現場は「森ヶ崎海岸公園」ですが、いつも大井ふ頭中央海浜公園で会う”よく知った知り合い”のハゼ釣り師「H2」氏が行ってみたいとのことで同行となった。
本日のこの時間帯は森ヶ崎海岸公園でのハゼ釣行が適している潮流なんですが、朝から強風が吹いている。
基本的に釣り場には何も遮るものがないもんだから、吹きっさらしで街中よりも風がより強い事が多い。
森ヶ崎海岸公園に到着するとやっぱり街中よりも強力だった。
現場には既に4〜5人ほどの釣り人がいるが、この風だから手こずっているんだと思う。
今日も強風の釣り場
強風は覚悟してたんだけど、それより気になったのが予想よりも潮位が高い。
今日はあと2時間ほどで干潮になるはずなんだけど、本当に2時間で40cmも下がるのだろうか・・・
ちょっと潮位が高いんだよね〜
事前にネットで潮位を調べてはいるんだけど、潮汐表はあくまで計算で算出した代表地点での潮汐推測値なので、実際の釣り場と異なることも多い。
なので参考程度に当たらずといえども遠からずという認識でいる方がいいでしょう。
森ヶ崎海岸公園の今の時期は下げ潮が良いので、干潮までの2時間が勝負だ。
同行のH2氏とダベりながら釣りの準備をしていると、すぐそこでハゼ釣りをしていた方が声を掛けてくる。
「もしかして完熟おやじさんですか?」という脊髄液が逆流するセリフ。
一瞬動きが止まるが「人違いですよ!何をおっしゃいますやら」という訳にもいかないので「そ、そうです・・・」と答えるオッサン。
いきなりオッサンの正体がバレてしまった。
「会えて嬉しいです」と言ってくれたのですが、オッサンは人を喜ばせるほどの人間ではないので申し訳ない気持ちでいっぱいです。
釣果を伺うと「2時間で2匹」とシビアというよりはシュールとしか表現できない答えが帰ってきた。
ムムム、そんなに厳しいのか・・・
水も澄んでいるし潮流も悪くはない。
やはりこの強風でアタリが取れないんだろうと推測する。
準備をしながらその釣り人の仕掛けを見せてもらうが、釣れない理由が判明。
基本的な形はオッサンと同じ胴付きなんだけどハリスを付ける位置が間違っている。
オモリの引っ掛け部にハリスを通してしまっている。
これではアタリが取れないのもうなずける。
コレではオモリごと持っていかれない限りはアタリを感知することは出来ないだろう。
真夏の元気なハゼならいざしらず、この時期になると居食いも多くなるので厳しいはずだ。
まして、今日は風が吹いてるので余計に分からないハズだ。
この釣り人はまだ釣りを始めてから間もないらしく、オッサンのブログで勉強中とのことだが”こんなブログでは勉強にならないだろうに・・・”と気の毒になった。
という訳で、オッサンの仕掛けを御覧いただきつつ、正しいハリスの位置とはなんぞやの講義をしていると、とっとと釣りを始めていたH2氏が早速釣り上げた。
「簡単に釣れるね〜」っと空気を全く読まないリフ。
講義中もポンポン釣り上げ「今日は入れ食いだ!」と言ってるが、オッサンは”空気を読め!”と目で訴える。
ほどなくオッサンも参戦する。
まずは前回良型を釣り上げた感触の良かったポイントからスタートするが、流れが早すぎるのかアタリが遠い。
もっと穏やかなポイントに移動すると早速上がってきた。
サイズはともかく最初の一匹目が釣れるとホッっとする
しかし昨日の羽田の釣行と同じように一ヶ所で連打が来ない。
なので一ヶ所一匹という塩梅で次のポイントを探さなければならない。
探すとはいっても今日はすぐに見つかるから何とかなりそうだ。
基本的な狙いはいつも言っている岩と平場の境目で、そこをライン状に探っていけばハゼが反応してくれる。
まぁ、たまに沖気味でも喰ってくるけどアタリの絶対数は境目が断然多い。
誘い方も昨日同様、オモリを浮かさないおとなしめの誘いならアタって来ます。
多分この状態って、ハゼはエサの目の前まで来てるんだけど喰い付くかどうか迷ってるんだと思います。
そりゃ〜目の前に普段とは違う美味しそうなエサが落ちてくるなんて、自然現象ではないですからね〜
でも絶対食べたいハズなんで・・・
それを小さく誘って「もうたまらん!」っと喰い付かせるわけです。
そんなサディスティックアクションなハゼ釣りを続けるオッサン。
そのポイントで一通り通り釣り尽くし、アタリが無くなったらすぐに移動を繰り返していると桟橋まできた。
ここには台風の影響だろうけど、ゴミやら魚の死骸やら植物の成れの果てが溜まって浮いている。
通常ならこんな所で釣りをしたくないだろう。オッサンもそう思った。
普通はやりたくないよね
でも何か釣れるような気がした。
ゴミに引っ掛からないようにゴミの際を狙って仕掛けを落とすとすぐにアタリあり!
上がってきたのは今日一番の良型ハゼだった。
今日一番の良いサイズ
その後もゴミの周りで良型が上がってくる。
オッサンが思うにゴミで影になってるからハゼが潜んでいたのでは。
ご存知のようにハゼは外敵から身を守るために岩陰にいたりするから、このゴミの影も同じような感じだったのかな?
干潮になるとさすがにアタリが遠のいたけど、しばらく粘って納竿。
3時間で81匹とまぁヨシとしましょうな釣果。
まぁまぁ釣れて良かった
最大サイズはゴミの影から釣れた14cm
今日は風が吹いてるのも忘れて結構楽しめました。
今日はH2氏と一緒だったので、お一人様を噛み締める事は出来ませんでしたが、知り合いとはいえ、いれば楽しい会話もできる。
知り合いから友だちへ。
その線引はいったいどこなのか分からないけど、きっと会った回数とか年数ではなくて人間関係の濃さなんだろうと思う。
しかしこの釣り場でハゼ釣りをするに際してひとつ問題が・・・
ビクの写真でお分かりのようにハゼが死んじゃうんですよね。
釣り上げたハゼはビクに入れて陸に上げていて、時々ビクを水中に入れて新鮮な水と交換するようにはしてるんだけど・・・
バケツに入れるともっとダメで、羽田式のようにバケツとビクのコラボもビクを下げておく場所が無いんですよね。
ハゼを活かしておく良い方法を考えないと。