2018年11月1日。2018年27回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:秘密の花園(KL−H0)※「秘密の花園」という釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ釣行時間:8時30分(潮位:115cm上げ5分)〜12時00分くらい(潮位:165cm満潮)小潮釣果:マハゼ23匹(12cm〜16cm)
竿:1.5m 道糸:ナイロン1.5号 ハリス:ナイロン1号 ハリ:袖4号スレオモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイル桜えび&ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
今日から11月なんだけど夜勤明けの平日釣行。
オッサンはサイン関係の仕事をしてるので、昼間工事できない場所では夜間に突貫工事をすることもある。
特にこの季節は駅ビルやら駅のコンコースの模様替えが多い。
言わずもがな、ハロウィーンやクリスマスなどのイベントがあるからなんだけど、得てしてこの手の工事はイベント日当日の深夜にやるものである。
イベントが終われば、いつまでも過日の広告を出してもいられないんだろう。
ハロウィーンの深夜はクリスマスの広告に即チェンジ!
世の中の移り変わりは電光石火の如くだ。
昨日はある駅のコンコースの模様替えをしていた。
深夜とはいってもまだ電車は動いてる時間から工事は始まっていて、ハロウィーンなので仮装しているゴキゲンな連中が沢山いた。
そんな中をヘルメットと作業着、安全ベストを装着し、脚立を抱えて移動していた時だった。
自由の女神像(だと思う)とプレスリー(だと思う)とウォーリーを探せのウォーリー(だと思う)やらの仮装をした外人集団がこちらを見て一言。
「アンビリバボー!(unbelievable)」
は?何が?のオッサン。
もしかして仮装してると思われているのか?
作業員仮装のあまりのクオリティの高さにアンビリバボーなのか?
「あいつ、すげぇクールだぜ!」とも言ってた。(コレくらいの英語なら聞き取れるぜ!)
あの〜、別に仮装してるわけじゃないんですけど・・・
それよりも、こちらとしては君たちの仮装のクオリティの低さにアンビリバボーである。
自由の女神像の冠はカッパの皿だし、プレスリーはグラサンにリーゼントしてなきゃライダージャケットを着たSWのジャバ・ザ・ハットだし、ウォーリーは赤いボーダーシャツを着た囚人にしか見えない。
まぁ、こんなもんでも許容してしまうのがハロウィーンというゴキゲンな日である。
とうわけで、ゴキゲンな連中横目に汗水たらして頑張ったので本日は休日。
休日となればやることはひとつ、ハゼ釣りである。
今年は早い時期から秘密の花園に行き始めているから、サイズはともかく数は上がっている。
とはいっても、オッサンは17.5cm、H氏に至っては18cmを既に上げているので、そろそろサイズも期待したいところである。
昨日の疲れはあるが、遅めの朝に起きて満潮までの上げ潮狙いでGo!
今朝は東京でも今季一番の寒さらしく、風もそこそこ吹いている。
釣り場「秘密の花園」に到着すると、やっぱり寒いし、風が海面に波を立てているので岩穴が見づらい。
波で狙う穴がよく見えん!
これからは寒いのでマイボトルを持参。
中身はオッサンの好きなホットスポドリ(薄味Ver.)。
レモンティーみたいなフレーバーでお気に入り(個人の感想です)
本日のエサはボイル桜えび。
秘密の花園での本格的な穴釣り用にず〜っと冷凍庫に眠らせておいた一品。
ここぞという時の特エサ!というほどのものでもないが・・・
更に怪しい粉をふりかける。
これは市販されてない薬物でハゼをアッパラパーにして釣り上げる!というネタはタチウオの記事でやったハズだが、気の利いた言い回しも思いつかなかったもんで・・・
白い粉は粉末タイプの摂餌促進剤で、使い損ねてまだ余ってるから使ってみることにする。
コレで爆釣間違いなし!!
桜えびの付け方はエビの曲がっている背中の頂点にハリをチョン掛け。
本当は刺し通したほうがハリ掛かりは良いんだけど、面倒くさいもんで・・・
コレだとハゼが小さい時は端っこだけかじられる
とっておきのえびエサ&秘密の粉のパワフル餌で釣れないわけないじゃん!とゴキゲンなオッサンなのでした。
まずはボウズのがれのためにハゼが釣れた実績穴から攻める。
するとすぐにアタリあり!なんだけどカニが突いてるだけ。
「さすが特エサだ!カニも速攻で寄せる」とこの時まではポジティブだった。
カニを何匹か排除するとマハゼのアタリで本日の一匹目が上がってきた。
15cmくらいの良型
お〜!釣れるじゃん!とうれしいオッサン。
しかし、この後はアタリはあるんだけどハリ掛かりしない。
穴釣りでは少ないアタリで仕留めないと、ハゼがスレて喰ってこなくなる。
エサの端を突いただけで掛からないのはまだマシで、ちょっとハリ掛かりしてからバラすともう喰ってこなくなる。
まぁ、これくらいならまだ喰ってくる可能性もあるが、最悪なのが水面まで上がってきて落ちていくヤツ。
ここまでくるとその日はもうエサに見向きもしなくなり、絶対に喰ってこない。
今日はいきなり寒くなったからか、クン!クン!という小さなアタリはあるが、その次に来るはずのグ〜ン!というアタリが来ない。
通常ならこのグ〜ン!でアワセるんだけど、それがないもんだからアワセようがない。
んで、もう一回入れ直したりするんだけど、次は喰ってこなかったりする。
今日は小さく少ないチャンスをものにしなければならないらしい。
何度か掛け損ねてふと思う。
「コレってえびエサが悪いんじゃないの?」
いえいえ、今までを全否定ではなく発想の転換です。
試しに予備に持ってきていたホタテにチェンジすると、アタリは小さく少ないのは変わらないけどハリ掛かりは格段に改善した。
ダメじゃん!海老!!
しかし、持ってきたホタテも2個だけなので、すぐに無くなってしまうので先行き心配だ。
という訳で苦肉の策でやってみたのがコラボエサ。
えびを先に通して針先にホタテを付けた。
ホタテが散ったりユラユラと揺れることでハゼの喰い気を誘い、例えホタテが無くなってもえびが残ってるので、喰い気を刺激されたハゼはえびを喰ってくる作戦。
エサのボリュームアップと共に二段構えのエサである
実はコラボエサはイソメとホタテで実証済みで、けっこう実績あるエサ付けである。
この作戦が功を奏したのかハゼが調子よく上がり始めた。
今日はひとつの穴から複数、場合によっては5匹もハゼがあがり、穴釣り本番の様相を呈する釣れ具合だ。
今日みたいな小さく少ないアタリをものにするやり方として落とし込み釣法が有効です。
落とし込みはマダイとか青物とかでやる釣法で、ストン!と落とすのではなくゆっくり落として下げの途中で喰わせるやり方。
魚の特性として上から落ちてくるエサに敏感に反応するので、それを利用する釣法になります。
ゆっくりとは言っても、ゆっくりすぎるのもダメである程度の速度は必要なんだけど、そのスピードが合えば落としている途中でハゼが喰ってきます。
この場合のアタリには即アワセで良くて、今日みたいにバク!っと喰ってこない時は落とし込み狙いが有効だと思います。
注意点は、穴釣りなので落としている途中で岩に当たってチョット止まるのか、ハゼのアタリなのかの見極めが必要ですが、一度底まで落とせばその穴の特性が分かるので判断できると思います。
穴と言っても、真っ直ぐ下に向かって空いてる穴ばかりじゃないですからね〜
今日はコレがドンピシャで、ハゼが穴にいる限りは落とし込みでポンポン上がってきました。
これはハゼの穴釣りあるあるなんだけど・・・
それが穴かどうか分かりづらい穴には大型ハゼが潜んでいる事もあります。
一見穴と分かりづらい穴は、他の釣り人も気づかないもんだから釣られずに成長するからかもしれません。
そしてそんな穴を見つけてスルスルと仕掛けを落とし、アタリがあった時は大型の期待も高まります。
得てして大型のアタリ方は小さいのですが、その小さなアタリでフッキング!
掛かった!と思ったら竿がうんともすんとも言わなくなり根掛かり・・・
「何だよ、掛け損ねたか・・・」と思いながらどうしようもないので道糸をブチッ!と切る。
穴釣りではよくあることです。
しかし、コレは根掛かりじゃないかもしれません。
大型ハゼは警戒心も高くかなりの手練です。
だからこそ、そのサイズになるまで生き延びることが出来たと言えます。
不幸にしてハリ掛かりしてしまったが、釣れまいと最後の手段で狭い穴の中で身体を捻って踏ん張ることがあります。
大きなハゼを釣ったことがある方は分かると思いますが、釣り上げて暴れるハゼを掴む時はハゼが身体を捻る力って結構強いなと感じると思います。
ハゼはこの力で身体を捻って、狭い穴の中で踏ん張るのです。
そうなると根掛かり同様にうんともすんとも言わなくなります。
もしあなたが狭い穴でハゼを掛け損なった時に根掛かりしたとします。
その時はこの踏ん張りを疑ってみてください。
あなたのやることは、@道糸を緩めるA30秒〜1分ほど待つ※この待ち時間はすご〜く長く感じますBゆ〜っくりと竿を上げてみるCブルブルという振動があればハゼがハリ掛かりしたまま踏ん張ってますDこれを確認したら長期戦を覚悟しますEもう一度@〜BをやるFこれでハゼが抜けて上がってくれば良いのですが、まだ踏ん張られたら@〜Bをリピート
ハゼとの我慢比べになりますが、オッサンの経験では多くの場合人間側が負けます。
単にこの駆け引きに我慢できないこともあるけど、こういう時ってハゼが掛かってるのは確認できるんだけど、道糸が岩と岩の間に挟まったりして引っ張ってもハゼがソコにつっかえて上がってこないことが多いです。
なので泣く泣く道糸を切ることになります。
その後、ハリ掛かりしたままのハゼは死んじゃうの?と心配になりますが、自然はそんなにヤワじゃありません!
ハゼの口に掛かったハリは近々にハゼが自分で外します。
オッサンは何度もそれを確認しているので確信してます。
ちなみにオッサンがカエシの無いスレバリを使っているのは、釣ったハゼのリリースも含めて、このような場合にもハゼへのダメージを少なくする為でもあります。
今日はコイツがその駆け引きの相手でした。
勝負時間は10分はあったと思います。
長期戦だったけど本日一番のサイズでした
今日はハゼがいる穴に当たれば複数匹上がってきて、結局3時間30分程で23匹と穴釣り釣行で最多記録となりました。
本当はもっとやりたかったんだけど、持ってきたハリ6本が全て無くなったので泣く泣く終了と相成りました。
サイズ的には14cm前後が多いけど、16cm前後も5匹と全体的にまとまったサイズでした。
オッサンのハゼの穴釣り史上最多
最大サイズは16cmちょっと
今日はもっといろいろなポイントを試し釣りしたいと思ってたんだけど、一ヶ所で釣れてしまったのでほとんど動きませんでした。
こんな日は滅多にないけど、ひとシーズンに一回くらいはこんな日があっても良いと思う。
次はもっとハリを多めに作ってこよ〜っと!