2024年11月15日。
2024年35回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:【秘密の花園2】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。
天気:雨のち曇り
釣行時間:9時00分くらい(潮位:106cm下げ8分)〜10時30分くらい(潮位:80cm干潮)大潮
釣果:マハゼ7匹(14cm〜16cm)
竿:1.5m(行雲流水)
道糸:ナイロン1.5号
ハリス:ホンテロン0.8号
ハリ:袖スレ4号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:アオイソメ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日は平日のハゼ釣行。
例のごとく、夜中まで仕事していたもんでの代休。
せっかくの平日休みなんだから、いろいろと作戦を練る。
クラシック音楽のリサイタルや美術の展覧会、はてまたラッセルの哲学書を読むetc、etc…
やりたいことは山ほどあるが、結局はいつものようにハゼ釣り案に着地する。
まぁ、なんですよ…
いろいろやるにしても、どこかにお出掛けしなくちゃならないし、何かと現ナマが必要になるから気持ちを消極的にさせる。
だもんで、消去法でやっていくと最後に残るのはいつもハゼ釣り。
ハゼ釣りなんて貧乏人の暇つぶしなんだから、ハゼ釣りこそが極上の休日の過ごし方って感じだね!
そもそもが、アオイソメも買ってあるもんだから、もう後戻りは出来ないのである。
今朝は目覚ましもセットしないで、勝手に目が覚めるのに任せていた。
とは言え、習慣とは恐ろしいもので、いつも起きる時間に自然と目が開く。
すると外からは雨音が…
「やっぱり予報通りだね…」だったので、雨が止むまでは布団でイモムシになる。
夏のハゼ釣りなら雨天決行だし、むしろ雨の方が釣れるくらいだから、いそいそとハゼ釣りへGo!だが、この寒い時期に雨に濡れるのは命に関わるのでまっぴらご免だ。
イモムシはモゾモゾと布団の中で蠢くが、なかなか雨が上がらないな〜
予報ではそろそろ雨も上がるハズなタイミングで、本当に雨の音がしなくなった。
「んじゃ〜、もう寝るのも飽きたので行きますか」と、光の速さで釣りの準備をして自宅を出る。
ちょうど通勤通学の時間帯で、リーマンや学生がいそいそと駅方面に向かっている。
んでオッサンはというと、逆流しながらチンタラとチャリを漕ぎ「みんな忙しそうだね〜」っと優越感に浸る。
気分良く愛車を漕いでいると雨がポツポツと落ちてきた。
雨予報ではなかったので「すぐに止むでしょ!」と思ってたら、本格的に降ってきやがって。
しかし、愛車はもう引き返せないところまで進んでいたので、覚悟を決めて前進あるのみ!
程なく釣り場へ到着。
案の定、釣り人なんて誰も居ないが心配事が現実になる。
今現在は、大潮の干潮時間帯に入ったところ。
つまり潮位がすごく低い状態。
オッサンは潮周りや潮位はあまり気にしないんだけど、穴釣りの時だけはそうもいかない。
この釣りモノは護岸岩の隙間に潜むハゼを釣り上げるんだけど、どこでも良いわけじゃなくて、ちょうどハゼがいる地帯というかゾーンというか、帯状の高さが決まっている。
手前過ぎても、沖過ぎてもハゼが釣れない。
多少ズレても全然居ない訳じゃないけど、ちょうど良い塩梅があって、潮が低すぎてソコに水が乗って無かったり、逆に潮位が高すぎてそのゾーンが見えなかったりすると厳しくなる。
んで今現在はそのゾーンに水が無い…
まぁ、分かっちゃいたけど「もしかしたら…」というのが釣りであり、そう思いたいのが釣り人である。
さらには、なんか水が濁ってるし…、コレは雨の影響だね。
ひゃ〜潮が低すぎるぜ!
正直、かなり厳しい状況だけど、せっかく一時間弱かけて【秘密の花園2】まで来たんだから、「んじゃ〜帰ります!」という訳にもいかないので釣りの準備。
竿はハゼの穴釣り用の1.5mの短竿。
穴釣りではいつもこの竿
仕掛けは穴釣りといえども、いつもの胴突き仕掛け。
穴釣りでもコレ
釣り仲間でも、普段はこの仕掛けを使ってるんだけど、穴釣りの時は中通しオモリで一直線の仕掛けを使う輩がいるっていうか、穴釣りでも胴突き仕掛けを使ってるのはオッサンだけ。
みんな一直線の仕掛けを使ってる。
その理由は根掛かりづらいからということらしいが、オッサンが検証した結果は根掛かり率はどっちも変わらない。
根掛かる時は、どちらの仕掛けでも同じように根掛かるのである。
横に針が出る胴突き仕掛けの方が根掛かりやすい、というのは見た目からの思い込みで、現実はそうでもない。
むしろ胴突き仕掛けの方が餌が浮き上がってフワフワしているから、ハゼも喰って来やすいとオッサンは思ってるんだけど。
餌はアオイソメ。
やはり活餌は強いよね〜
活きが良い時は動くから、その動きが最高の誘いになっている。
特に、尻尾なんてクネクネ動くから、人間側が誘わなくてもハゼが勝手に喰い付いてくる。
穴釣りの定番餌
垂らしは3cmくらい
準備完了にて、さぁ釣るぞ!と思ったが、今朝から何も食べてなかったので、おやつに持ってきた羊羹がブレックファースト。
わびしい朝食だぜ!
ブレックファーストを平らげ、釣り開始。
まずは適当な穴に落とすと、浅いのは間違いないがそこそこの水深はありそうな期待できる穴。
すぐにハゼの反応が来る!
クン!クン!重く大きく竿先を拝ませる。
ハゼに引っ張らせるために、ス〜っとゆっくり竿を上げるとグィ〜ン!と引っ張り返してきた。
反射的にあわせると針掛りして、大きく竿をしならせる。
水がほとんど無いから、穴から引きずり出して泳がせるなんて出来なくて、半ば強引に穴から出してそのまま取り込む。
本日の1匹目は15cmと、【秘密の花園2】では一番スタンダードなサイズ。
ココではこのサイズが多い
一投目から釣れたから、今日は期待しちゃうな〜!と思いながら、二匹目のドジョウならぬハゼを期待して同じ穴に落とすと、すぐにカニがくっついて来た。
カニを振り落として、もう一度同じ穴に落とすがまたしてもカニが…
カニ攻撃
この穴はもうダメだ!
カニが集まりだすと、ハゼがカニに遠慮してるみたいでもうハゼは喰って来なくなる。
ハゼの方が遥かにデカイし、魚類トップクラスの瞬発力があるんだから、カニなんて蹴散らして餌を喰って来いよ!と思うが、ハゼは奥手らしく遠目で見てるだけらしい。
気を取り直して他の穴をあたるんだけど、この低潮位だとなかなか良さげな穴は無いんだよね〜
せっかく深めの穴に落としても、すぐにカニがくっついて来る。
穴釣りでは、落としてからスンスンと竿先を数cm上下させて誘うんだけど、実はこの動きは誘いというよりはカニが餌に付いて来たのをいち早く察知するという意味合いが強い。
活餌を使っているなら、別に誘わなくともそのままジ〜っとしているだけで、餌が自動的に動いて誘ってくれるので勝手にハゼが喰ってきます。
だけど、穴にいるのはハゼだけではないから、何かしらの対抗措置は取らなければなりません。
特に今日なんてカニの嵐だから、ボケ〜っとしてたらカニに好きなようにやられちゃうよ!
最近は、アオイソメも高ぉございますから、カニにくれてやる餌なんぞ微塵も無いんじゃ〜!
今日みたいに潮が低い時は、カニにやられるので気をつけなければならないが、オッサン側にできることなんてたかが知れている。
こちらにできることと言えば、そこそこ深めな穴を見つけて、ス〜っと落としたら優しく細やかに誘う事くらい。
その穴に喰い気のあるハゼがいればすぐに喰ってくるが、そうでない場合は100%カニに襲われれる。
今日なんて落としてから5秒以内にハゼが喰ってこなければ、カニに襲われる。
そして一度カニが来たらもうその穴はお終いで、粘ってもカニが付いてくるだけ。
とにかく落としたら5秒以内が勝負である。
すぐにハゼが喰ってくれば
ハゼが喰ってきて、針に掛かりさえすれば15cmクラスが上がってくる。
釣れればこのサイズ
しかし、なかなかそう上手くはいかなくて、カニばかりだったり、喰ってきても空振ればその次からはカニでセカンド・チャンスは皆無。
穴から穴へ釣り歩くが、今日は釣り場の状況も良くない。
雨で護岸岩が濡れてるもんだから、すこぶる滑りやすい。
【秘密の花園2】の護岸岩は大きくて凸凹が少ないから、滑り始めたら水没一直線だ。
なので、おっかなびっくり慎重に足場を確認してから釣り始める。
白い石は大丈夫だけど、茶色いのは危険
潮位はますます下がり、いよいよ釣りにならなくなった。
それでもなんとか上げたけど、もうダメだな…
コレがラスト
後はどこへ落としてもカニ、カニ、カニ…
ダブル、トリプル当たり前ぇ〜
釣りにならなくなったので納竿。
わずか90分しか出来なくてやっと7匹…
たったコレだけか…
やはり厳しかったな〜
穴釣りは潮位表とニラメッコして作戦をたてないと、釣りにすらならないな〜
とは言え、今シーズンは穴釣り自体がいまいちパッとしないんですよね。
この【秘密の花園2】だけでなく、元祖【秘密の花園】でも全然釣れてなくて、苦戦を余儀なくされている。
ハゼがまだ穴に入ってないらしくて、もっと本格的に寒くなってくれば好転するかもしれないけど。
っということは、考えようによっては、今シーズンは穴釣りが長く楽しめるのかもしんまい。
って去年もそう思ってたんだけど、結果的にはいつも通りのシーズン終わりだったんだよな〜
まぁ、貧乏人の暇つぶしなんてこんなものッスよ!
せっかくの平日釣行がチェッ!!
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。