2017年7月23日。2017年夏シーズン9回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園-はぜつき磯天気:曇り釣行時間:6時00分(潮位:185cm下げ2分くらい)〜9時00分くらい(潮位:58cm下げ7分くらい) 大潮釣果:マハゼ129匹(6〜12cm)
竿:「そよ風」2m 道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:イタヤ貝/ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
一応、ハゼ釣り前には潮位や天気・風予報はチェックする。
チェックしたからといって、いつもの時間に行くことは変わりないし、その日に合わせた作戦を練ったりということもない。
こんな塩梅なので別にチェックする意味はないんだけれど、心づもりというか何となく当日の状況は把握しておきたいんだと思う。
チェックしていると明日も”大潮”だから潮的には悪くはなさそうだ。
しかし風がそこそこ吹くということらしい。
風が強いとやはり釣りにくいのは否めない。
特にオッサンのハゼ釣り仕掛けはミャク釣りなので、風が竿に当たると小さなハゼのアタリが分からないのだ。
「ムムム、明日は厳しい釣りになりそうだ・・・」
んで当日。予報どおり風はそこそこに強く吹いている。
「チッ!予報どおりかよ!!」
人間とは勝手な生き物なので、良い予報は当たると当然と思うが、悪い予報が当たると不愉快になる。
オッサンの愛車は、電気的アシストも変速ギアも付いていないシンプル過ぎる自転車だが、ママチャリのくせに結構スピードが出る。
ここで説明するのは面倒だからしないけれど、自転車にはキチンとこぎ方があって、コレをやるだけで楽に速く移動する事ができるのだ。
なので片道一時間くらいならどこへでも自転車でシャカシャカ!と参上する。
釣りの時は雨予報以外では麦わら帽子を持ってきているが、自転車に乗っている時はかぶらないでアゴヒモを首にかけて麦わらは背中に廻している。
オッサンの高速スピードと強風が相まって、時折麦わらが後方にパラシュートのように引っ張られ、オッサンの首の頸動脈を締め付ける。
その度に軽く意識が遠のく・・・
半分意識が飛びながらやっと現場に到着。
いつもの橋から現場を見ると、ハゼ釣り人がそれほど多くもない。
思ったよりも釣り人少ないな・・・
いつもの指定席に到着すると、ちょうど常連の老夫婦さんが夕やけなぎさ方面へ移動するところだった。
聞けば「今日はサッパリだからあっち(夕やけなぎさ)へ行きます」らしい。
「私達は下手だからダメだけど、おたくなら釣るでしょう!?」と釣る前からプレッシャーをかけてくる。
そんなに酷いんだ・・・
大潮って釣れやすいっていうイメージがあるんだけれど、オッサン的にはそうでもなく潮流がないよりはマシ程度だと思ってます。
釣れる釣れないは、いろいろな条件が複雑に絡んでくるから、どういう時が釣れるなんてノホホンとしたオッサンには分かりません。
実際に釣り糸を垂れてみないとサッパリ分からないです。
だからなのか知らないが釣り人が少ない
釣りの準備をしながら周りの釣れ具合をチェックするが全然竿が上がらない。
まぁ、人は人。オッサンはオッサンなので、あまり周りは気にしないことにする。
準備を終えて水に近づくと、何となく気になっていたことが確信に変わる。
やっぱり砂が浮いている。
今日は風が強いから波が立って海底の砂が浮いているのだ。
特にハゼ釣りは浅場なもんだからコレの影響をモロに受ける。
船の波で海底の砂が舞い上がるのと同じようなもんで、水中は常に視界が悪い状況なのだ。
なるほど釣れないわけだ。ガッテンガッテン!
ここの砂は赤っぽいから赤潮みたいな色になる
今日もエサはにんにく臭いイタヤ貝であるが、本日のメインの目標はイタヤ貝を使い切ること!
今日でやっと使いにくいイタヤ貝ともおさらばである。
いつものようにイタヤ貝をむしり取っての第一投。
すぐにアタリがあり、上がってきたのは小ぶりなマハゼ。
ちょっと小さいかな・・・
同じポイントに落として3匹ほど釣り上げる。
サッパリというほどハゼの活性は低くはないが、問題は上がってくるハゼが小さい・・・
その後もアタリはあるんだけれど、サイズアップしないどころかサイズダウンしていく始末。
ビクに入れられるのは上がってくる半分くらいである。
確かにこのサイズなら釣り方によっては、アタリも全然取れないかもしれないな・・・
良型サイズの群れを探してチョロチョロと動くが、どこへ落としてもビクに入れるか入れないか微妙なサイズのオンパレードである。
おまけにこの強風である。
竿が風に持っていかれアタリなんぞ分からなくなる。
もう少し沖に立ち込んで深場を狙いたいところだが、短パンスタイルなのでこれ以上沖へ行けない。
良型を狙って岩場地帯を攻めるが、水が濁っているから根掛かりしまくる悪循環。
岩場ならこれくらいのサイズも上がるが・・・
最初の一時間で41匹とアタリの多さの割には貧果である。
数も伸びないし、サイズも小さいからスカスカだ
このサイズがせいぜい5匹程度・・・
釣り船が通り始めたのでしばし休憩する。
いつものおやつで気分転換
ハテ?どうしたもんかな?
長考したが特に何も良い案が浮かばない。
まぁ、こんな時って考えているようで何も考えていないもんだ。
取っかえ引っかえダラダラと船が通り過ぎ、波で水が赤く染まる。
「これじゃ〜釣れんわな・・・」
全く釣れる気がしない海の色
いつもより長めの休憩をとるが、今日は風も強いし、おひさまも出てないから涼しい。
いつもの暑さがないから、これでハゼが釣れれば文句ないんだけどな〜
通過する船も一段落して、海も落ち着いた所でオッサンは移動を決断。
今日の厳しいハゼ釣りのせいか砂浜方面の釣り人がまばらになったので、そっちへ移動。
”どうせ釣れないなら根掛かりしない方へ”とネガティブ方向の残念な理由なのでした。
そして案の定、同じようなサイズしか上がらない・・・
その上ちゃっかり根掛かりして本日3つめの仕掛けをロスト。
「んだよ!」とふてくされて仕掛けを作っていると、お隣りの釣り人から「ブログをやってる人ですか?」と背筋の凍る質問をされる。
最近は毎週この問いかけをされるが、聞かれる度にドキッ!っとする。
別に悪い事してる訳じゃないんだけど、やはり照れくさいのだ。
まぁ、人によっては悪い方向へと引きずり込んでいるのかもしれないけど・・・
その方は釣り上げたハゼをマゴチの生き餌にするらしく、オッサンのハゼもお渡しした。
マゴチが釣れますように!
お渡しする前のビクの様子
すっかり空になったビクと本日の目標であるイタヤ貝もなくなったので、一つだけ持ってきたホタテを使う。
久しぶりのホタテエサですが、やはりエサ付けが抜群にやりやすい!
ハリを貝柱に引っ掛けると適量が自動的に付いてくる。
ホタテエサを使い始めたからなのか知らないけれど、これからが怒涛の追い上げだった。
落とす度にアタリが出て、上がってくるのが唐揚げサイズ〜10cmオーバーのハゼばかりになった。
エサ付けもスムーズで早い!オッサンのハゼカウンターがどんどん回転していく。
「やっぱりエサはホタテだね〜」っと改めてホタテの優秀さを痛感したのでした。
今日有効な誘いはシェイクというのを、今更だけど気づいたのも連打の理由かもしれない。
アタリがなかったら、オモリを動かさないで竿先をブルブルさせて数秒待っていると必ずアタリが来る。
「もっと早くき気づくべきだった〜!」
残念ながらホタテはひとつだけだったので30分ほどでなくなってしまいました。
ホタテひとつでこれくらいの釣果
本日の最大サイズは12cmでした
結局、3時間で129匹と追い上げはしたけれど、イマイチパッとしない釣果となりました。
次からはエサはホタテになります。
期待しちゃうな〜!
どこかホタテを安く売っているお店を探さなくちゃだわ。
ミャク釣り仕掛け限定の話になるのであしからず。
基本は手の感触がメインですが、竿先を見てアタリが竿に出るのも確認してください。
手の感触と竿先に出るアタリと複合的にアタリをとるということになります。
風が強いと海も濁っているから、エサを見ながらの見釣りは出来ないと思います。
あと好みがあると思いますが、オッサンは風上に竿を傾けて釣っています。
風下に竿を向けるとアタリが鈍る気がします。
なのでハゼポイントを見つけたら、自分がアタリの取りやすい位置に動いて釣るようにしています。