2017年37回めのハゼ釣り【事件は迷宮入りの巻】

2017年37回めはポカポカ陽気の昼間の釣行

2017年12月3日。2017年37回めのハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:「秘密の花園」(KJ-0)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ釣行時間:11時30分(潮位:80cm干潮)〜14時00分くらい(潮位:149cm上げ5分) 大潮釣果:マハゼ7匹(14・14.5・14.5・16・16.5・16.5・17cm)

 

 

竿:「清滝」2.1m

 

道糸:PE0.6号+フロロ1.5号 ハリス:ナイロン1.0号 ハリ:ナノヤマメ7号 オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:アオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

本日も元気にハゼの穴釣りに行ってまいりました!

 

 

風もなく快晴なポカポカ陽気。

 

これでハゼが釣れれば文句ナシなんだけど、コレばっかりはやってみなくちゃわからない。

 

 

夏のハゼ釣りなら、朝から出撃して適当に釣ってる感じで人間都合の時間に行ってもなんとかなる。

 

しかし、この時期のハゼ釣りは潮や天気、風向きなど釣りに適した幾多の条件を考慮して釣行時間帯を決定するので、今日みたいな中途半端な時間に出撃することもある。

 

 

本当はもう少し時間を遅めにズラしたかったんだけど、自宅にいてもソワソワするばかりで我慢できずに早めに出撃しました。

 

 

 

現場に着くが案の定、潮位が上がってないので釣りにならん!

コレでは攻める穴がないぞぃ

 

まぁ、これは想定内なので早めのお昼ごはんを食べながら潮が上がってくるのを待つ。

ローソン限定。オッサンの好物

 

おひさまの下ポカポカしながらモグモグしていると、ニャンキュッパがすぐそばでオッサンのランチョン姿を見ているではありませんか。

 

おすそ分けをあげたいのはヤマヤマなのですが、ハゼならともかく、餌付けはかえって可哀想そうな事になるので我慢していました。

 

”早くダボハゼをあげるからな!”

 

そう言い聞かせたが、気に入らなかったらしくプィ!とソッポを向かれた。

”ダボハゼ”というリフがダメだったかな?

 

 

お約束しちゃったのでランチョンも適当に切り上げて釣りの準備をする。

 

 

本日はハリを変えてみました。

 

変えましたというよりは”在庫処分”と言ったほうが正確ですが・・・

 

 

がまかつ「ナノヤマメ(7号)」

 

言わずもがなヤマメのハリなんだけど、ど〜ゆ〜訳かシロギス釣りに使っていました。

 

がまかつの”ナノスムースコート”というフッ素樹脂コーティングが売りで、摩擦を限りなくゼロにしてハリ掛かりを良くした製品です。

 

性能はと言うと、さすがは”摩擦ゼロ感覚!”というキャッチフレーズで売り出している事もあり、とにかくよく刺さります。

 

普通のハリだとイソメの頭にブスリと貫通させるのにけっこう難儀しますが、このハリはス〜と刺さります。

 

指にもサクッっと刺さるくらいで「摩擦ゼロ感覚」を身をもって体感する事ができます。

 

 

今はシロギス釣りにも使っていないのですが、まぁ刺さるのと釣れるのは別物でして・・・という理由だったと思います。

 

 

まだこのハリが余っていて、ハゼ釣りにはオーバースペックなんだけど眠らせておいても意味が無いので使ってみることにしました。

ハゼ釣りにはもったいないハリだ

 

 

エサは前回のイソメが大量に余っているので持ってきた。

今回でも使い切れそうもないが・・・

 

悲劇のジョー!

まだ潮が低いから比較的深い方に移動し、イソメを長めに切って投入する。

 

シ〜ン・・・

 

何の音沙汰もない・・・

 

 

う〜ん、まだ厳しいか・・・と思っていた3穴めで反応あり!

 

ダボハゼだったがさすがナノスムースコートだ!デカイハリに小さなダボがくっついて来た。

 

後ろで見ていたニャンキュッパにお約束どおりに献上する。

 

 

すぐに同じ穴で本日のマハゼ1号が上がってきた。

少々小型だけどボウズ逃れ

 

釣り上げて暴れるハゼをつかもうとした時にハリがチクチクと手に当たって痛い!

 

そう言えば、このハリを使わなくなったもう一つの理由がコレだったんだよね〜と思い出した。

 

ハリ先が妙に手に当たってきて痛いんですよ。

 

そしてこの現象が後ほどの悲劇を生む。

 

 

 

シロギスなら船中に釣り上げちゃえばゲットだけど、この釣り場は岩の下は海だ。

 

ハリから外れて落ちていったらサヨウナラである。

 

上げたハゼはすぐにつかんでハリを外し、バケツに入れるまでは安心できないのだ。(バケツに入れてもニャンキュッパがいるから安心できないけどサ!)

 

 

 

ハリの性能なのか、活性が良いからか今日はダボがちょくちょくあがってくる。

 

その度に献上していたんだけど、ニャンキュッパも満足したのか飽きたのか何処かへ行ってしまった。

 

 

マハゼも4匹釣り上げた頃だった。

 

わずかな触りのアタリがきた時、すかさずオッサンは良型マハゼを確信したのでエサをイソメの尻尾にチェンジして勝負をかける。

 

さすがは尻尾の魔力。

 

すぐに大きく引いたのでアワセると本日一番のズッシリ感で大型が上がってきた。

 

「キタ〜!」っと上がってきたハゼをつかもうとするが、例のチクチクが怖くて暴れるハゼをなかなかつかめない・・・

 

すると、ポト!っと落ちていってしまった!

 

「あ〜!」

 

冬の釣り場にオッサンの叫び声がこだまする。

 

 

ボチョン!とハゼが水に落ちる音からもそのハゼが大型だったのを物語っている。

 

間違いなく18cmオーバーの一匹でした。

 

 

ボ〜ゼンとなり、あしたのジョー最終回最終コマになるオッサン。

悲劇は続く・・・

どれくらい時間がたったのだろうか・・・

 

ふと後ろで声がして我に返るオッサン。

 

「いた!いた!」

 

振り返ると、いつもの人懐っこい笑顔で穴師匠がいました。

 

 

アレ?師匠釣りしてたんだ。

 

聞けば今日はこのポイントではなくて、ちょっと離れたところで釣っていたらしい。

 

 

 

「今日は18.5cmが来たよ!」と喜んでいた。

 

 

穴師匠にもオッサン製のハゼスケールを差し上げていて、いつもデジカメで釣果を記録しているマメな穴師匠。

 

釣り上げた画像を見せてもらうが、釣果はオッサンなんぞ足元にも及ばないほどだ。

 

 

「今、大型を逃しました」と告白すると。

 

「あ〜そうなんだ。でも、逃すとそれ以上の大物が来ることが多いから頑張って!」と丹下段平が決して吐かないような粋な台詞で励ましてくれた。

 

差し出されたミカンを食べながら、しばし談笑する。

 

 

昔のココらへん界隈のことやら、お互いの仕掛けやら竿のことやら・・・今日は長い時間いろいろとお話ができて貴重な時間となりました。

 

ちなみに「穴師匠」とは、オッサンが密かに付けたアダ名なので、当たり前なんだけど本名は違います。

 

幸いなことに、ネットには疎い世代なのでこのブログを見ていないと思いますが・・・というよりも穴師匠なんてアダ名を勝手に付けているので、見ていないことを願うばかりだ。

 

 

穴師匠が帰っていったので、もう少し釣りを続ける。

 

結構長く話し込んでいたのですっかり潮は上がっていた。

 

 

ちょっとばかり上がり過ぎな感じで、良さそうな穴が深くなりすぎている。

 

どちらかと言うと、穴釣りは深い穴よりも浅い穴のほうがマハゼ率が高い。

 

 

ちょうど良さそうな穴を見つけたので、イソメの尻尾を投入するとマハゼが上がってきた。

 

んが!またしてもポチョン!と落ちていってしまった。

 

なんじゃそりゃ〜!

 

本日2度目のこだまが響く。

 

 

 

穴師匠の言葉を思い出し気を取り直す。

 

その後も良型ではないものの何とか3匹拾って、2度目のラインブレイクで納竿となりました。

 

2時間半で7匹とまぁまぁの穴釣りだったと思います。

14.5cm

 

16.5cm

 

16.0cm

 

17.0cm。本日最大サイズ

 

14.0cm。ご臨終してしまったのでニャンキュッパへ

 

16.5cm

 

14.5cm

 

総勢7匹。一番上のメタブはニャンキュッパ用に取っておいた奴

 

 

今日はポロリが2匹あって凹みました。

 

ハリなのか?それとも硬い竿が原因なのか?

 

 

夏ハゼなら4〜5匹のポロリは何とも思わないが、この時期のハゼはアタリだけでも貴重で、ましてや姿を見てからのポロリは悔しいったらありゃしない!

 

経験すれば「あ〜!」って声が出るのも理解してくれると思います。

 

本当に「あ〜!」って出るんですよ!!

例の事件の真相【捜査は迷宮入り・・・】

気になっていた例の事件について穴師匠に聞いてみた。

 

オッサン:「ハリに髪の毛が付いてくることないですか?」

 

穴師匠:「あ〜それか・・・。ここらへんには結構髪の毛があるんだよ!」

 

オッサン:「エ〜!なんで?」

 

穴師匠:「ここにカツラを捨てたのがいるんだよ!」

 

オッサン:「へ? カツラを? 捨てた?」

 

 

オッサンの頭の上に?マークがポコポコ浮かぶ。

 

なんでカツラをここに捨てる?

 

一体どういう了見でそういう行動になるんだ?

 

そもそもカツラひとつでこんなに髪の毛がハリ掛かりするものなのか?

 

 

 

そんな疑問を抱いたが、ふとオッサンはもっと重大なことに気づく。

 

何でこの人はこんなことを知っているのだ?

 

 

まさか!

 

任三郎(少々古いですが)は眉をひそめた。

 

 

第一発見者を疑うのは捜査の鉄則だ!

 

目の前の穴師匠がカツラを捨てた下手人なのでは?

 

つまり穴師匠はヅラなのか?

 

前に使っていたダメなヅラを遺棄し、今かぶっているヤツにチェンジしたということなのか?

 

 

任三郎の視線が上の方に移動する。

 

 

マジマジと生え際を観察するが全然ヅラに見えないぞ。

 

自然な白髪の混ざり具合といい、とんでもない方向に伸びているアホ毛の混ざり具合といい、どう見ても自毛にしか見えない。

 

まさに生え際の魔術師!レディースマープも真っ青な仕上がりだ!

 

ニンニン・・・捜査終了!

 

 

っと雑な終わり方ですが、普通カツラをこんな海辺に捨てるか?

 

東京湾に沈めっぞ!的な事件性はないのか?

 

H氏が検証した結果アレは人毛だったが、人毛ウィッグなる本物の人の髪の毛で作るカツラもあるようなので、カツラ説も否定は出来ないのだが・・・

 

 

いやしかし・・・・・

 

 

疑問は深まるばかりのオッサンなのでした。

 

 

 

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