2017年10月1日。2017年23回めのハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園-夕やけなぎさのちはぜつき磯天気:晴れ釣行時間:6時30分(潮位:85cm下げ8分)〜10時30分くらい(潮位:100cm上げ4分) 中潮釣果:マハゼ69匹(6〜13cm) ベビーハゼ多数(リリース)
実験竿「渓流」1.8mメタルリリアン仕様のちいつものダイワ「そよ風」2.0m
道糸:PE0.6号+ナイロン1.0号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ベビーホタテ一時アオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
今日から10月が始まりました。
大井ふ頭中央海浜公園でのハゼ釣りもいよいよ最後。
不本意ながら、今年も通いまくってしまった大井ふ頭中央海浜公園も今日でお別れか・・・と寂しく思うとともに、毎週のように愛車を漕いで20分の道のりを往復して頑張った自分をほめた。
来週からはハゼの穴釣りに通う予定。
こっちは片道30分と大井ふ頭中央海浜公園以上の道のりを行かなければならないと思うと、少々気分がダウナーになる。
ふと何を勘違いしたのか、あるヒラメキが浮かんだ。
大抵こんなときはろくでもない事をやらかすのは今までのパターンなんだけど、やってみないと気がすまないのでやってみた。
その名も「メタルリリアン(案)」作戦。
端的に言うと”アタリの見える化”です。
オッサンのハゼ釣りはミャク釣りなので、竿先の挙動や手に伝わる魚信でアタリを感知します。
ハゼのアタリはとても繊細で分かりにくいので、そのアタリをもっとハッキリくっきり視認できるようにしましょう!という作戦です。
ちなみに本作戦はミャク釣り専用の話で、ウキ釣りにメタルリリアンは必要ないと思います。
そもそもウキってアタリを見える化したものなので・・・
コレです。
コレがメタルリリアンだぁ!
いや別に・・・ご覧の通り、リリアンを付けたステンレスのワイヤーロープを竿先にくっつけだだけのものですが何か?
まぁ、本当はチタン合金とか形状記憶合金とかのカッコイイ材料を使いたかったんだけど、そこら辺ってお高いもんで。
テナガエビ天秤を自作した時のあまりのワイヤーロープを流用しただけです。
問題はワイヤーロープをどれくらいの長さにしたらいいの?である。
いや、それ以前に諸問題があるのは承知の上ですが、この際それを追求しても始まらないので、長さの話からさせていただきます。
直径1mmのワイヤーロープなので基本的にヘニャヘニャなんですが、やはり適度な長さってあるハズだ。
例えば、長いとアタリは見やすいがアワセが遅れるとか。逆に短いと、アワセは決まるがアタリはどうなんだ?みたいに。
なおかつ、取り付ける竿の調子によってもこれは変化するハズだ。
今回は5cm・7.5cm・10cmの三段階で長さを変えてみて、適度な長さを明確にするという実験です。
もう学校では衣替え週間に突入しているので寒い。
早朝は特に冷えるし、これから水に立ち込んで釣りしようってんだから完全防寒で出動。
オッサンは先々週のハゼ釣りで短パンスタイルで立ち込んで風邪をこじらせ、未だに完治していない。
歳をとると病気も長引くし、下手すりゃ風邪が命取りになる。
感性が一日でも若返るのは耐え難いが、肉体は歳はとりたくないもんだと常日頃から痛感する。
ウェーダー姿でチャリを飛ばしながら悩む。”はぜつき磯でやるべきか、夕やけなぎさでやるべきか・・・”
本日のテーマは実験なので全然釣れなきゃ実験にならん。
各長さで10匹ずつ釣り上げて調子をみる予定なのである。
ウダウダと考えるが、答えが出ないまま現場に到着してしまった。
釣り人も少なくなったはぜつき磯
いつものM氏がいたので釣れ具合を聞いてみると「全然ダメ!」らしいので、夕やけなぎさでやることに決定!
途中、このブログ初登場のG氏もいたので聞いてみるとやはり同じ感想。
迷わず夕やけなぎさへ急ぐ。
寒々しい夕やけなぎさ
気持ちは焦るがまずは腹ごしらえ。ブレックファーストをやっつける。
珍しく惣菜パンを買ってみた
全然関係ないけど、パンをレジに持って行って店員さんがピッ!したら「ピ〜!」と鳴り出した。
どうやら賞味期限が切れていたらしいが、よく見ると後30分で賞味期限切れ時間だった。
オッサン的には”ん?まだ切れてないじゃん!”だったが、お店側としてはNGだったらしく新しいのと交換してくれた。
”別にそれでいい!”と言いたくなった。
あのパンはきっと廃棄処分だろう。
「もったいない」という素晴らしい言葉が日本にあるのに、こういうのをもっと活用できないもんかな〜
世の中には食べることすら困っている人がいるのに・・・
更にもっと関係ない話なんだけど、オッサンがブレックファーストを食べていると、オッサンよりももっとオッサンな人がスーツケースを引きずりながら夕やけなぎさにやって来た。
オッサンの頭上にマンガのようにハテナマークが並ぶ”???・・・”。
そのオッサンはTシャツ短パンスタイルで、引きずってるスーツケースは海外旅行サイズ。色もワインレッド。
どう見ても「これからニューカレドニア二週間の旅に行ってきま〜す!」という風情だ。
何?この人?と思いながら目を離せないでいると、おもむろにスーツケースを明けて中からのべ竿を取り出し、ハゼ釣りの準備をし始めるではありませんか!
何でスーツケース?どうやらこのオッサンにとってハゼ釣り道具は、スーツケースに入れて持ち歩くに値するほど大事なモノらしい。
オッサンもまたひとつ襟を正す思いに駆られました。
話をハゼ釣りに戻す。
”新鮮な”パンをやっつけていよいよ実験に取り掛かる。
実験用の竿「渓流」の準備をする。
この竿は結構硬い調子なので今回の実験に抜擢された。
メタルリリアンで柔らかくアタリを感知したら、この硬い竿で素早くアワセを入れようという作戦だ。
もうこの竿のシリーズもバージョンが変わっていて、お店で売ってるのは違うタイプのロゴになっている。
長い付き合いの竿
いつものように柵際方面は常連たちがずらりと陣取っている。
釣れないわけじゃないけど、釣れるわけでもない柵際
まずはメタルリリアン10cmからスタートする。
一投目からアタリがあるがアワセがかなり遅れてハリ掛かりしない。
同じポイントに入れるが、アタリは分かりやすいがアワセが・・・
しょうがないので、もう少し道糸のテンションを強めに掛けるとハゼが上がってきた。
まぁこのサイズだよね〜
アタリが見やすいようにメタルリリアンの角度を45°くらいに保ってたんだけど、これではアワセが効かないらしい。
さらにフニョフニョ過ぎて誘いを掛けるのも思うようにいかない。
10cmは長すぎるな。と思うが10匹釣れるまで我慢して釣り続ける。
30分ほどかけて、やっとプチハゼ達を10匹釣り上げストレスが溜まりまくった。
気分晴らしに良型のポイントへ移動。
次は7.5cmにして実験してみる。
今度はアタリの見やすさといい、誘いのやりやすさ、アワセの入れやすさとバランスが取れている。
このサイズが気持ちよく上がってくる
このポイントは良型が上がるが、アタリが少なくなるし範囲が狭いので場を荒らすとハゼが全然喰わなくなる。
上がればこれくらいの良型が来るんだけど・・・
1時間程かけてやっと10匹上げるが、まだ5cmの実験が残っているのでアタリが多い最初の場所へ戻る。
メタルリリアンを5cmにセットして(セットって言ってもテープで巻き直すだけなんだけどサ!)最後の実験。
アタリは多いが上がってくるハゼがプチ以下ばかりでつまらない。
5cmのメタルリリアンは小さなアタリを感知して知らせてくれるが、イマイチ見える化が弱いかな。
硬い竿先がちょっとマシになった程度でメタルリリアンである必要がない印象。
プチハゼを釣っていてもつまらないので、ここでチャチャっと10匹釣り上げて実験を終わりにする。
結果は7.5cmがちょうどバランスが良い感じ。
テナガエビ天秤もワイヤーロープ部の長さは7.5cmだったから、小物釣りにはこの長さのテンションが丁度良いのかもしれませんね。
さて実験結果も確認したので、これからが本番のハゼ釣りになります。
っという訳で、はぜつき磯へ移動する。
この時間になると、はぜつき磯にもおひさまが当たっていい頃合いになっている。
この時期になると、ハゼ釣りはおひさまが当たるか当たらないかで大きく変わってくる。
今日は水温が低くはないんだけど、水温の高低ではなく、日射とハゼ関係が大事になる。
真夏は曇りとかの暗いほうが釣れたりするんだけど、秋も過ぎてくると日射が当たっているポイントが釣れるようになる。
おひさまいっぱいのはぜつき磯
竿を愛竿の「そよ風」にチェンジして水辺へ仁王立ち。
いよいよ今年最後のはぜつき磯にとりかかる。
どりゃ〜!!っと仕掛けを投入!ってほど大げさじゃないんだけど、フツーにエサを落とすとすぐにアタリが来る。
クインクイン!と大きめに竿をしならせるのはプチハゼではないアタリ方だ。
アワセを入れて、しばらく泳がせてから上げると良型のハゼが上がってきた。
やっぱりこれくらいのサイズじゃなきゃね!
アタリはそれ程頻繁じゃないけれど、しっかりと喰ってくるから外すことはない。
良型のハゼがチョイチョイ上がってくる。
目を凝らしてよく見ると其処此処にマハゼの姿が見える。
その口先にエサを落とす。
あなたも経験があると思いますが、見えているハゼって口を使わないで知らんぷりをしていることが多いと思います。
オッサンも見えるハゼをめがけてエサを落とすことをやりますが、これは見えるハゼを掛けてやろうとしているのではなくて、その近所にいるハゼが寄って来ることによって、知らんぷりハゼを刺激してくれることを期待しているのです。
ハゼは縄張り意識が強いので、他のハゼがすぐ近くに来ると追い返そうとします。
この習性を利用して、知らんぷりハゼの近くにエサを落とす→喰い気のあるハゼが寄ってくる→知らんぷりハゼがコイツを追っ払うと同時にエサに反応する→釣り上げる→オッサンうれしい!という感じです。
知らんぷりハゼを釣り上げたらすかさずそのポイントに落とすと、追い払われたハゼがすぐにエサに喰い付くのでオッサンダブルでうれしい!という感じで数を伸ばす。
こんな様子が見えるくらいだから、攻めるべきは膝くらいまで深さの浅場になります。
この時期だから深場で!ではありません。
おひさまが出ているときは浅場を攻めるのが吉です。
結局、実験時間も含めて4時間で69匹。
良型も結構釣れたのでビクも賑やか
これくらいがはぜつき磯のスタンダードサイズ
早朝は、はぜつき磯も夕やけなぎさもおひさまが当たってなかったから厳しかったけれど、8時30分以降はいい感じに釣れました。
今の時期は晴れて日光が出ていれば8時〜10時くらいが釣れ頃だと思います。
ただし、おひさまが当たっていれば釣れるわけでもなくて、10時以降になるとパッタリと釣れなくなるので、限られた時間帯で勝負かけた方が集中できるし面白いと思います。
これほど調子良く釣れると、来週もはぜつき磯でやろうかな〜っと煮え切らないオッサンなのでした。
このブログに初登場のG氏は知っている方も多いと思いますが、youtubeでハゼ釣りの動画をアップしている釣り師です。
工夫を凝らした釣りや水中動画など面白いハゼ動画を多数アップしているのでオススメです。
驚くべきは、まだ真っ暗な時から釣り始めるそのバイタリティ!
早朝というより夜中から釣行開始するので夜景が綺麗です。ハゼ釣り、秋本番で良型連発・・・?↑youtube動画へ飛びます。
そんなG氏から自分で作った素敵なTシャツをいただきました。
いぶし銀なTシャツだ!
これを装着して毎回ハゼ釣りに!といきたいところだが、惜しいのがもうTシャツを着る季節が過ぎてしまった事。
自宅内で着るのはもったいないので、是非ともハゼ釣り釣行で着るべきだろう。
Tシャツには正面に「鯊釣師」とハゼのイラストが入っているデザインだが、背中には何もなかった。
なので勝手にいぢらせてもらった。
何かしら突っつかないと気が済まない天邪鬼な性格なので、この場を借りてG氏にお詫びします。申し訳ないです。
せっかくの正面のデザインを壊さないように、背中の首の下辺りに小さくワンポイントを入れてみる。
今回入れるワンポイント
これはユニフォームの背番号とかに使われるシートで洗濯しても大丈夫な材料。
オッサンがヒラメキで作ったワンポイントをカット。
背中の首の下に仮置きしてバランをみる
アイロンで熱圧着して転写する
透明シートをはがしてベースが完成
お次は文字を配置・仮置き
同じように熱圧着すれば完成
背中にワンポイントが入った!
早くこれを着られる季節が来ないかな〜!!