2017年11月15日。2017年32回めのハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「秘密の花園」(KJ-0)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:晴れ一時曇り釣行時間:10時00分(潮位:80cm上げ1分)〜12時00分くらい(潮位:125cm上げ5分) 中潮釣果:マハゼ9匹(14・14.5・14.5・15.5・15.5・16・16・17.5・18cm)
竿:「清滝」2.1m
道糸:PE0.6号+フロロ1.5号 ハリス:ナイロン1.0号 ハリ:流線7号 オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:アオイソメ+ベビーホタテのコラボのちボイル桜エビハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日も夜勤明けの平日ハゼ釣行。
いつもの夜勤なら日付が変ったくらいに終わるんだけど、昨日は真夜中過ぎまでかかってしまい、眠りについたのは夜中というよりは明け方に近い時間帯になっていました。
だもんで、今回のハゼ釣りは”朝マズメ”はあきらめて、目が覚めたら考えようと床につきました。
本日のタイドグラフによれば、朝の時間帯は潮位が低すぎて穴釣りにはならんだろうと思っていたので、これで良かったのかもしれない。
オッサンもそろそろ半世紀近く生きているため、夜通し起きて活動するのは身体にこたえる。
若けぇ〜頃はひと眠りすれば復活!だったが、半世紀もの月日で蓄積された疲労はひと眠りでは如何ともしがたい。
ふと目が覚めると、子供たちは学校に、妻はどこかへ行ってしまって自宅内には誰もいなかった。
布団が恋しかったが、これ以上イモムシになっていると今度は潮位が高すぎてこれまたハゼの穴釣りにならん!
というわけで慌てて現場に急行した。
釣り場が見える橋を渡っていると、現場の前でウェイクボードをやっているのが見えた。
ハゼ釣り場ではこのウェイクボードをやっているのはよく見かける光景で、同じところを行ったり来たりを繰り返すもんだから、ボートの波がひっきりなしにたって釣りづらいったらありゃしない!
「んだよ!平日にんなもんやってんじゃねぇ〜よ!」と殺意を覚えたが、まぁ彼らも商売なんだからっと、オッサンは握りしめた”勇者の剣・改+3”を懐におさめた。
現場に到着し、自転車を置いているとすぐに野良猫ニャンキュッパが出迎えてくれた。
ニャンキュッパと遊びながら潮位を確認すると、思っていたよりも低いかな?という印象。
あなたもネットとかで潮位を確認すると思いますが、ネットとかのタイドグラフ(潮位表)はあくまで計算上の数値であって、実際は季節や地域によって誤差が生じます。
予想よりも潮位が上がっていない。これは狙うべき穴が少ない状態
これからドンドン潮は上がってくるので、ニャンキュッパと戯れながらノンビリと釣りの仕掛けを作っていれば潮位もあがってくるだろうと、ダラダラしていた。(本日は仕掛けさえ作っていない、のんべんだらりんな釣りだ)
前回釣行時のアオイソメが大量に余り、とりあえず冷蔵保存したらふてぶてしく生きていたので、前回同様にイソメ+ホタテのコラボエサでございます。
血に見えるのはイソメの体液。キモ〜
期待薄での本日の一投目。
ハゼの気配が全くしない適当な穴に、スルスルとソフトランディングで落としてゆくとすぐに反応あり!
「お!ひと穴目からマハゼではないですか!」とガゼンやる気になる。
一発目はスカでしたが次で掛けた。
良型穴サイズのマハゼ
16cmちょっとだが細身だ
記念にニャンキュッパに献上したら、チュルチュルっと一気に食べてしまった。
こんな新鮮な魚食ってるんだから、毛並みが良いわけだ
しょっぱなから良型サイズがあがってうれしいオッサン。
しかしそのやる気はいつも通り、SBのギータばりの空振りに終わる。
その後はダボハゼとカニの嵐で、マハゼのアタリがちっとも来ない。
ただ、これは悪いことではなくて釣り場の活性が高いという証拠でもあります。
なので穴さえ合えばマハゼが連打で来る可能性もなきにしもあらず。
っというポジティブな希望をもって釣り続けるが、やっぱりダボカニではテンションは下がる一方・・・
オッサンが抜け殻になっていると後ろでゴソゴソと釣り人がやって来た。
初めは穴師匠(この釣り場で出会ったハゼ仙人)かなっと思ったら、知らない常連風な釣り人だった。
「どうですか?」と聞かれたので一本指(F●CKな中指ではなく人差し指ね♪)を立てたら力ない笑顔をくれた。
そしてすぐ後にもう一人の常連風もやってきた。
秘密の花園はとても広大な釣り場なんだけど、オッサンが今いるポイントで穴師匠以外の釣り人と並んで釣りをしたことがなかったから、何だかスゴイ人口密度な錯覚を起こす。
”どんな釣りをするんだろう?”オッサンの悪い癖で、すぐに人の釣り方をジロジロと見てしまう。
御二方ともハゼの穴釣り定番の中通しオモリを使った仕掛けで、イソメエサを長めに付けている。
ゆっくりだけど細かく上下させて常に誘っている釣り方である。
これは穴釣りによくありがちなド定番な釣法だ。
んでまたチョロチョロとよく動く。
たぶん今まで実績のある穴だけを狙ってるんだろうけど、あっちへ行ったり、こっちへ来たりしている。
片やオッサンは釣り始めてから2mも動いていない。
まぁ同じ釣りモノでも人によって全然釣法は違うから別にいいんだけど、オッサンとは根本的に釣り方が異なる。
オッサンは穴という穴をシラミ潰しに攻めるタイプで、これは穴師匠の受け売りだ。
ちなみに穴師匠はこの釣り場でダントツに釣るため、常連たちにも一目置かれる存在。
釣り方もなるべくソフトにを心がけて、エサもソフトに誘ったら動かさずにじっくりと喰わせるやり方だ。
釣り場は違うけど、穴釣り師のH 氏もこのソフトタイプの方が大型ハゼが来やすいという意見で一致している。
先程の人たちも少々は釣っていたけど、15cmまでの良型止まりだった。
思いの外ダメだったらしく、一時間もしない内に「それじゃ、お先に〜!」っとお二人とも帰ってしまった。
再びオッサンとニャンキュッパだけになった釣り場。
これからがドラマの始まりである。
コラボエサも飽きたし、このままではイソメがまた余りそうだったので、一本を半分にぶった切ってロングなイソメエサでやってみた。
するとすぐにハゼのアタリが来る。
やはりこの長さだとアピール力が違うようで、ハゼが積極的に喰ってくるようである。
しかし問題は言わずもがな、ハリ掛かりしないということ・・・
イソメの先の方ばかり突っついて、ハリまで届いていないのだ。
なので作戦を練る。
まずは半分バージョンでハゼを探す&ハゼの喰い気を上げる。
その後、ハリ掛かりの良いホタテを使って仕留めるという二段構えでやることにした。
例えるなら「るろうに剣心の天翔龍閃の二段構えVer.」っと全然例えになってないんだけど、まぁそんな感じだ。
そんな怪しい二段構えだが、15〜16cmクラスのハゼがシャキシャキ上がってきた。
お〜やるじゃん!オレ!!
自分で自分をほめた。
しかしそれも長くは続かず・・・
そんな使い方してたもんだから、イソメがすぐに無くなったのだ。
そして最後の砦ボイル桜エビ。
オッサン的には穴釣りの強い味方
アタリはダボも含めてそこそこあるんだけど、エサを取られやすいのが玉にキズ・・・
取られやすいというのはハリ掛かりし易いということでもあるんだけど、もう少し何とか粘れんものか?
と思ってやってみたのが、キチンと刺し通すこと。
エビ餌では当たり前のことなんだけど、小さな桜エビだし面倒臭いしで今までチョン掛けにしていました。
しかし、釣りはエサ付けが命。
尻尾を取ってキチンと刺し通してみることにしました。
よく見るとキチンと刺し通していないが、気持ちだけはキチンとしている
やってみての感想は、どちらかと言うと、刺し通したほうがハリ掛かりは良い印象。
やらないよりはやったほうが良い程度。
その後も少々型は落ちつつ釣れてはいました。
んが、そのうちダボやカニも釣れなくなってきて、そろそろ終わりかな〜っと思っていた時でした。
それはちょっとした触りから始まった。
どうせまたカニだろう!っと思ってたんだけど、何かその触りが重たい。
でかいカニ?と思っていて、面白そうだから釣ってやろうと粘っていた。
いつもならすぐに穴移動という程度の触りだったけど、ど〜せもう終わりにするからと遊んでいたら、魚の震えが伝わってきた。
カニじゃない!ハゼだ!!
3回ほど掛け損ねたから、次で仕留めないとスレて喰ってこなくなるかもしれない。
オッサンはエビを3匹刺して勝負に出た。
落とすと同時にグン!っという強い引っ張りとともにアワセると根掛かりのような重さで竿がしなる。
ヒジとヒザを下げつつ竿を垂直に立て、対大型用の態勢でハゼの重さと暴れるのをいなす。
しばらくすると大人しくなったので持ち上げると、今シーズン一番のズッシリ感であがってきたのが18cmの大型マハゼ。
キタ〜!っとうれしいオッサン。
自己記録にはまだ届かないけど、今後期待のできる一匹となりました。
この余韻を抱いたまま本日は納竿。
2時間で9匹と数は全然なんだけど、内容が良かった楽しい日となりました。
16cm。ニャンキュッパの胃袋へ
15.5cm
14.5cm
14cmということで勘弁してください
17.5cm。こいつも重かった
16cm
18cm。本日一番の大物
14.5cm
15.5cm。丸々太って抱卵していた
本日の釣果。一匹目はニャンキュッパが食べてここにはいない・・・
一匹目以外はリリースしたので、成長してオッサンに釣られ、また出会うかもしれません。
しかし気がかりなのが抱卵したハゼをほとんど見ないということ。
この時期ならは抱卵したハゼを普通に見るんだけど、今年はほとんど見ていない。
これからなのかな?
さっきいた常連釣り師も同じようなことを言っていた。
来シーズンは大丈夫だろうか?
抱卵しているハゼは必ずリリースしようと誓ったオッサンなのでした。
さっきの常連はこんなことも言っていた。
「ハゼを捌いてるとき、ハゼの卵を見つけるとそのまま食っちまうんだよ!生のまんまでよぉ〜。うめぇんだこれが!」
「スゴイデスネ・・・」と一応返しておいたが、大丈夫かこの人?
この年代は、ピロリ菌とか腸チフスとかカンピロバクターとかの有害菌をわんさか胃腸内に飼ってそうだから、ハゼの卵くらいモノの数ではないのだろう。
人間潔癖すぎると生物としてかえって弱くなると実感した出来事でした。