2017年11月19日。2017年33回めのハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「森ヶ崎公園裏」改め「森ヶ崎海岸公園」天気:晴れ釣行時間:9時00分(潮位:140cm下げ5分)〜11時00分くらい(潮位:92cm干潮) 大潮釣果:マハゼ10匹(13〜15cm)
竿:「清滝」2.1m
道糸:PE0.6号+フロロ1.5号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ベビーホタテ・ボイル桜エビ・一瞬アオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
今朝は思いのほか、寒風はひとしおさすらいの身に沁み渡っていました。
風に逆らって愛車(ママチャリ)を飛ばしながら向かう先は「しおじ磯」。
通常なら、こんな時期に全く釣果が期待できない大井ふ頭中央海浜公園には行かないはずだ。
しかし、二週間ほど前にしおじ磯でひとつの穴から20匹ほどのマハゼとダボを釣り上げた不思議な穴があって、そろそろ頃合いと様子を見に行くことにしたのでした。
懐かしい現場「はぜつき磯」が見えてくる橋を渡っていると、ものすごい風が吹きつけてくる。
「こ、これはマズイかもしれんね・・・」
この風だと、竿が風にあおられてアタリなんぞ全く分からないので釣りにならない可能性が大きい。
しかし、ビックリしたのが目印のオブジェ「遠くがみたい」前に何人かの釣り人がいたことだった。
陽気が良い日なら望みはあるが今日は釣れんだろ
後から考えてみれば、この時点で行き先変更していれば釣果は変わっていたかもしれない。
しおじ磯に到着するがものスゴイ風だ!
当然ながら釣り人なんて誰もいない。
こんな日に釣り人なんていないよね〜
んで目的地の不思議な穴を確認したいんだけど「ん?どの穴だっけ??」っと思った通りの展開になった。
すぐ近くにあるはずなんだけど、どの穴なのかさっぱり分からない。
この近くにあるはずなんだけど・・・
しかしそれ以前に、風で海面に波がたってるし、水が濁っていて穴がよく見えない。これでは全く釣りにならん!
ここでオッサンのスーパーコンピューター「暁光」がフル稼働する。
ここは釣りにならん!しかしこの状態では「秘密の花園」もダメだろう。っとなると残るは森ヶ崎しかない。
森ヶ崎なら風も穏やかなはずだ!
というわけで穴の確認はおろか、釣りの準備も何もしないで移動の運びとなったのでした。
今の時間はドンドン潮が引いている。
しかもマズイことにゃ〜今日は大潮なので引きが早い!
余計な時間を使ってしまい焦るオッサン。当然自転車は立ちこぎだ。
数十分後、現場「森ヶ崎公園裏」に到着する頃にはすっかり汗だくになっていた。
いつも思うがこの釣り場の正式名称は何ていうんだろう?
現場にはどこにも書いていないし、何かしらの親水公園的な位置づけなんだろうけど・・・
森ヶ崎浄水場の排水口があるから、森ヶ崎公園の一部だろうと思ってるんだけど「森ヶ崎公園」と呼ぶにはなんか違う気がするんだよね〜
現場には釣り人が二人いた。
ひとりは排水口の横でハゼではない何かを釣ってるらしい。
そしてもうひとりはよく見る人で、大井周辺のハゼ釣り動画でお馴染みのG氏だった。G氏の動画はこちら(youtube動画に飛びます)
もうちょっと釣り人がいると思ってたんだけど
ご挨拶をして釣果を聞いてみると「・・・・・」だった。
「ムムム、厳しいらしい」
残念ながら潮が引き過ぎていて、狙うべき穴がかなり限られている状態。
しおじ磯への寄り道が悔やまれる。
しかし、風はほとんど感じられず穏やかな釣りができそうだ。
潮が引きすぎて穴が少ない
ここまで来たら焦らずに、まずは少々休憩。
オッサンのお気に入り”ホットスポーツドリンク”で身体もホットに!
スポーツドリンクの粉末ををお湯で溶かしたもの。そこはかとなくホットレモンのようなフレーバーで、ミネラル成分も摂れる優れもの。普通の濃さだと甘さが強いので、薄めがオススメ。医者が風邪の予防にオススメするとかしないとか。
まぁ通常はやらないと思うけど・・・
本日の仕掛けは袖1号(スレ)に自作のFeオモリと、穴釣り用ではなく普通の夏ハゼ仕様である。
まぁ何ですよ、たいして大型も釣れんだろうと既に期待薄なわけですよ。
エサはホタテと桜エビ
まずは目の前のボート係留場に渡る桟橋の横から始める。
この桟橋ポイントはよく常連が張り付いている実績ポイントではあるんだけど、入れ代わり立ち代わりやるもんだから荒れて釣れないことも多い。
穴釣りなんて前回良い思いしたからといって、また同じ穴で釣れるとも限らない。
と、さっき釣り場ミスをしたオッサンが偉そうに言うことでもない。
3つめの穴でアタリあり!
ダボハゼだろうなと思ったが、もしかしての期待を込めてエサをエビにチェンジして掛けたが、やっぱりダボだった。
極小ダボハゼ
本日の作戦は、ホタテエサでハゼを寄せておいてアタリがあったらエビで掛ける姑息な作戦。
ホタテはバラけてコマセがわりになるし、水中でフワッっと広がるからエサを見つけやすいというメリットがあります。
どっかにマハゼいないかな〜っと探していると細いスリットでマハゼのアタリあり!
エビに選手交代してソフトに誘うと本日の一匹目が来た。
15cmくらいかな
穴釣りって言う表現をしているから穴ばかりを狙うもんだと思われるかもしれませんが、大きい岩と岩の間のスリットにも結構ハゼが入り込んでいる事も多いです。
しかし、今年は単発が多いですね。
ひとつの穴で一匹しか釣れないことがほとんどです。
例年は一匹釣れると同じ穴で数を稼げるんだけど、今年は一匹づつ拾ってゆくしかないですね。
しかもハゼが太ってなくて細いんですよね。
エサが少ないのかな?
今日は結構アタリが多くて、しかも半分くらいはマハゼのアタリだったりする。
マハゼのアタリだ!っと思っていてもハリ掛かりしないことも多くて、3回ほどで掛けないとスレてハゼがエサを喰なくなる。
その場合はその穴は覚えておいて、他の穴を攻めて10分くらいしてからスレハゼの穴を狙うとまた喰ってくることもあります。
その時はハゼもまだ警戒しているので、出来る限りソフトに落として、誘いは入れないようにして長めに喰わせるということをやります。
喰い気ムンムンの夏ハゼと全然違うので、それなりに気を使った釣りが求められます。
気がつくと結構釣り人がいて、いつのまにかズラリと太公望達が並んでいた。
オッサンの隣りには親子がいて、穴釣りに親子で来るのも珍しいなっと思っていたんだけど、その子供が結構釣るんだよね〜
他の釣り人が「大人は欲が出るからダメなんだよな〜」と言ってたけどオッサンもそう思う。
釣りって不思議なもので「絶対釣ってやる!」とやる気ビンビンでいると釣れなくて、ノンビリやっていた方が釣れたりするんですよね。
残念ながらオッサンもビンビン派なのでいつもダメなんだけどサ!
一匹づつ拾い釣りをしながら適当に移動。
人によって好みはあるけれどオッサンはスリットとかあまり目につかない小さな穴を狙います。
もしくは海側から見て穴になっていそうな場所を探します。
こういう穴は陸側からは見えないんだけど、岩の重なりをイメージしてここら変に穴がありそうだなと思うところに落としてみてスルスル〜と入ってゆけばOKです。
あくまで魚側から見て入り込み易い穴を探すということですね。
こんな穴は他の釣り人も狙わないからハゼ率高しです。
今日は2時間で10匹と穴釣りには珍しくツ抜けしました。
でもサイズが穴釣りサイズじゃないからイマイチな気分のオッサン。
これが本日の最大サイズ15cm
ココらへんがスタンダードサイズかな
ツ抜けはしたんだけどね〜
ハゼは例の親子さんに差し上げましたが、その時に「ブログやってますよね?以前お会いしましたよね?」と言われた。
申し訳ないです。オッサン記憶力が全くないので覚えてませんでした。
その時お詫びできなかったので、ここでお詫び申し上げます。
G氏の帰り際いつものようにアオイソメをもらった。
今更ながらなんだけどオッサンはイソメを見直し始めている。
穴釣り限定なんだけど、イソメを半分にちぎってエサにするとアタリ率が高いのだ。
ホタテやエビでアタリがなかったのにイソメだとアタリがあったりする。
やはり自然なエサの動きにゃ〜ハゼも惹かれるんですな!
問題は長すぎてハリ掛かりしないんだけど、居場所さえ分かれば掛ける手段はあるからね。
しかしわざわざイソメを買うのも嫌なので、どこかの砂浜でほじくり返そうかな?と真剣に悩むオッサンなのでした。
この釣り場の施設名がど〜しても気になったので、翌日に森ヶ崎公園の管理事務所に聞きに行った。
オッサン:「この公園のあっちの方にある親水施設の名前は何ていうんですか?」
事務員:「ハァ?どこのことですか?」
オッサン:「だから運河沿いにある、浄水場の排水口がある水辺に降りられるところです」
事務員:「浄水場は東京都の施設なので私どもは立ち位置禁止になっています。この公園は大田区の設備なので出入りが自由ですが・・・ウンヌンカンヌン」
オッサン:「だ〜か〜ら〜、誰でも自由に出入りできる施設のことを聞いているのですが・・・」
もう一人の事務員が地図を持ち出して来て「どこですか?」
オッサンはもう呆れながら「ここです」と指差す。
すぐ隣りの話をしているのだが存在すらも知らんのか?と侮蔑的スマイルである。
事務員:「大田区に聞いてください」
っと、まさにお役所仕事のたらい回し状態。
なんでこんなすぐ隣りの事も知らんのじゃ?と事務所を後にした。
憤りを感じながら、ちょっと釣り場の様子を見に行くべ。と、いつもとは逆の道からアプローチすると、しっかりとあるではないですか!施設名称がかかれた立て札が!
こんなに堂々と書かれていた!
『森ヶ崎海岸公園』
海岸は見る影もないが、その昔はここらへんは海岸だったのかもしれない。
長年のくすぶりがついに晴れて、爽快な清涼感を味わったオッサンなのでした。
まぁ、それ程大げさなことでもないが・・・