2017年9月23日。2017年シーズン21回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:「秘密の花園」※諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:曇り一時晴れ釣行時間:9時30分(潮位:150cm下げ4分くらい)〜11時30分くらい(潮位:90cm下げ8分くらい) 中潮釣果:マハゼ4匹(11cm・12.5cm・13cm・推定14cm)
竿:シモツケ「清滝」2.1m
道糸:PE0.6号+ナイロン1.0号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:流線ハゼ1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイル桜エビハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
予報通り、朝目覚めると雨が降っていたので本日のハゼ釣りは中止にして二度寝を決め込む。
次、目が覚めてもまだ雨だったので三度寝。
んで次は雨がやんでいたのでノソノソと起き出した。
さて、どうしようかな・・・
もう8時を過ぎているから朝マズメ狙いはダメだろうし、昨晩から結構雨が降ったのでたいして釣れないだろう。
しかしオッサンもヒマだ。家でくすぶっていても邪魔扱いされるだけである。
某ビジネス雑誌によると、年収が低いほど休日を目的なく過ごす傾向にある。とあった。
余計なお世話である!
そもそも”目的”ってなんだ?
トーナメントが開催されるようなゴルフコースへ行ってラウンドするのが立派な”目的”なのか?
高級スポーツクラブで汗を流すのが”目的”なのか?
一日中パチンコ店で打ち続けることは”目的”とは言わないのか?
公園のベンチでスポーツ新聞片手にボ〜っと過ごすのは”目的”ではないのか?
目的なんて人それぞれで、その価値に優劣はないと思う。
朝ごはんを食べながらど〜すべ?と考えていたらふと思った。「そうだ!アソコへ行こう!!」
アソコとは「秘密の花園」のことである。
秘密の花園とはハゼの穴釣り場の事なんだけど、諸事情により場所は明かせません。
そろそろ穴釣りの時期が近づいてきたので様子を見に行くことにした。
前回のハゼ釣りで、冷たい水に立ち込んで数時間過ごしていたもんだから少々風邪をひいたらしい。
ゆっくりと自宅療養していればよいものを、寝込むほどの症状じゃないのが玉にキズ。
中途半端な病人ほどタチが悪く、手に負えないものはない。
これ以上症状が酷くならないように完全防寒で出撃する。
上下のインナーはヒートテックを装着。
その上にウインドブレーカー素材のスーツ。
更には雨カッパを着込んで完全防水。足元は長靴で固めた。
完璧だ!例え雨が降っても問題ない。
全く寒くはないんだけど暑さはある。
秘密の花園まで自転車で30分の移動だが、到着する頃には汗だくになっていた。
到着するとすぐに懐かしの野良猫「ニャンキュッパ」が出迎えてくれた。
生き延びてくれてたんだ!
ニャンキュッパと感動の抱擁を交わし、釣りの準備にかかる。
予想通り、広大な釣り場にはオッサン一人である。
穴釣りをやるくらいの釣り師ともなるとかなりの手練なので、時合いは心得ている。
一方、そんな心得なんて微塵もないオッサンは今日のようにトンチンカンな時に来てしまう・・・
本日の竿はシモツケ「清滝」2.1mで硬々調の調子の竿だ。
ハゼを掛けたときに、穴の奥に潜り込まれると引き抜くことが難しくなるので、硬い竿を使って一気に勝負をかける作戦だ。
心配なのがハゼがあがって手元に来るまでに、硬い竿に弾かれてハゼがハリから外れることがあるかもしれない。
数釣りなら”あらら、残念でした!”で済むが、穴釣りでは貴重な大型ハゼが落ちていったら後悔しきれん!
果たして穴釣りのレギュラー竿になるか?
基本的な仕掛けはいつもの胴付きなんだけど、ハゼのサイズを考慮して大きめのハリを使います。
今回のハリは流線ハゼの1号(スレ)だ。
袖バリとは違って、流線系なので1号といっても結構デカイ。
リリース前提なのでハゼのダメージを減らすスレバリを使うが、もしかしたらハゼはニャンキュッパの胃袋に直行かもしれない。
カエシがないから外れやすいという危惧はある
エサは江戸川遠征時のボイル桜エビが余っていたので今回で使い切るつもり。
ちなみにエサ箱を以前使っていたビス入れに戻した。
今まで使っていた餌入れは、回転スライド式に開閉するんだけど、それが面倒くさくて使う分のエサだけを蓋の上に置いて使っていました。
しかし、手を海で洗うためにしゃがんだりすると蓋の上のエサがポロリと落ちることが多発。
やはり、簡単に開閉できるフタ式に戻しました。
やはりこのタイプが使いやすいな
回転スライド式のエサ箱(拾いもんだから文句は言わんが「使いづらいぞ!」)
エサは大きめにエビ二つ。
この時期のエサは大きくないとハゼが喰ってこない
釣りの準備をグダグダしていたら、いつの間にかすぐ後ろにニャンキュッパがいてビックリした。
早くハゼをよこせ!っということらしい。
猫は天性のハンターなので気配を消して近づいてくる
さぁ、やるぞ!っと意気込んだが、どうも水の色がおかしい。
昨晩の大雨のせいかバスクリン色に濁っていて、狙う穴がよく見えん!
穴釣りなのに穴が見えないと釣りにならん!
とりあえず深さを確認するため、沖めに仕掛けを落とすと着底と同時にアタリがあった!
反射的にアワセると竿がグン!っと持って行かれて硬い竿がしなる。
なんだ!っと混乱しながら竿を立てながらいなしていると、魚影が見えた。
「またクロダイだ!」
今シーズンはどういうわけかクロダイが掛かってくる。
暴れるクロダイをやっと釣り上げて測ってみると17cmだった。
この竿で良かったぁ。いつもの「そよ風」だったら折れていたかもしれない。
後ろでニャンキュッパが待ち構えている
クロダイは再会の記念にニャンキュッパへのご褒美になりました。
あ〜ビックリした!
気を取り直してハゼ釣りに戻るが、一発目からあんなクロダイがあがったから否応なしに期待してしまう。
んがしかし、期待すれば釣れるほどハゼの穴釣りは甘くない。
見える穴という穴にしらみつぶしにエサを落としてゆくが全然反応なし!
やっと生体反応があり、あげてみるとコイツだった。
「メタブ」・・・
しかしメタブも使い道はある。
クロダイを平らげたニャンキュッパが先程から後ろでにゃーにゃー鳴いていたのでメタブを献上した。
今までの経験上、ダボハゼいるところにマハゼあり!だったので、同じ穴に落とすとやっと一匹目のマハゼが上がってきた。
穴釣りのサイズではないが・・・
同じ穴にハゼが複数いることが多いのですが、この穴にはコレだけでした。
再びハゼが住んでいる穴を探すのですが、見た目でいるいないなんて分からないから、とにかく片っ端からエサを入れてゆくしかない。
穴の底までエサを落としたらゆっくりと10秒待って、何もなければチョンチョン!と軽く誘ってみる。んで10秒。これで何もなければ次の穴へ。という手順だ。
ハゼもしくはダボハゼがいれば10秒待たずしてクンクン!とアタリがあるが、即アワセは禁物で少し大きめのクン!が来るまで喰わせる。
クン!が来たら大きくアワセルのではなく、クイックに小さくアワセてハリ掛かりさせる。
大きくアワセるとすっぽ抜けたときに岩に根掛かりしてしまうので、それを避けるために小さなアワセでハリ掛かりさせるのだ。
しかし、今日は水が濁っているので攻めるべき穴が見つからない。
オッサンは20mくらいに範囲を区切って、穴をしらみつぶしに攻めたら、今度は来た時と逆方向に戻りながらまた同じ事をやります。
これは一方向だけから見ていると見落としている穴もあるからです。
反対の方向から見ると新しい穴を発見できたり、もしくはさっきは喰わなかったけど今度は喰ったということもあるからです。
「しかし、まだハゼも穴に入ってないなぁ〜」っとチンタラやってるとクンクン!とマハゼのアタリが来る。
焦らず喰わせてからアワセるとやっと二匹目が上がってきた。
やっとだよ〜!
んで、すぐ近所で三匹目が上がってきた。
これが本日で一番大きい14cm(推定)
その後はアタリがあってもダボハゼばかりで、待ち構えていたニャンキュッパもダボハゼをあげると食べなくなった。
突っついてばかりで食べない。人間と同じでマハゼの方が良いらしい
何とかもう一匹マハゼをあげて、本日は納竿しました。
2時間で4匹・・・
しかも穴釣りサイズには程遠い・・・
一番大きいハゼが飛び上がって岩の隙間に落ちていってしまった。合掌
まだ穴釣りの時期には早いなぁ〜。でもはぜつき磯も釣れなくなってるし・・・
中途半端なこの時期をどの釣り場でやり過ごそうかと真剣に思い悩むオッサンなのでした。
某ビジネス雑誌に言わせるとハゼ釣りなんて無目的な過ごし方の上位にランクインされるんだろうが、高年収な人種がそんな三流雑誌を熟読することもないだろう。
結局はそんな雑誌を読むこと自体が無目的な過ごし方なんだから。