2017年8月1日。2017年夏シーズン11回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:大井ふ頭中央海浜公園-しおじ磯天気:曇釣行時間:8時00分(潮位:96cm上げ2分くらい)〜10時00分くらい(潮位:122cm上げ8分くらい) 長潮釣果:マハゼ105匹(6〜11cm)
竿:「そよ風」2m
市販の玉ウキ仕掛け-「ハゼ大将(スズミ釣具)」 道糸ナイロン1.5号 ハリス:ナイロン0.8号 ハリ:ハゼ5号 玉ウキ:蛍光5号 割ビシオモリ:小 自動ハリス止め
いつものオッサンの胴付き仕掛け-道糸:ナイロン0.8号 ハリス:ナイロン0.6号 ハリ:袖1号スレ オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:ボイルベビーホタテハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日も最近なぜか多い夜勤明けの代休釣行。
8月もしょっぱな、しかも平日からハゼ釣りに行く適度を失ったオッサン。
前日、天気予報をチェックすると雨予報だったから「目が覚めて雨が降ってたらハゼ釣りはやめよう」と思っていたが、残念ながら雨は降っておらず、少々おひさまも顔を出す始末。
渋々起き出して、釣りの準備をし、愛車に乗り込む。
愛車をこぎながら思う。
「何やってんだオレ!?」
一昨日ハゼ釣りに行ったばかりだし、たぶん今週末も行くんだろう。
自分を見失ってるとはこのことだ!!
ちょうど通勤時間帯なので、これから仕事に向かうサラリーマン達と行き交う。
オッサンは自転車カゴに釣り具を積んで、短パン&サンダルスタイルで釣り場に向かっている。
いつもなら優越感に浸るところだが、今日は優越感なんて欠片もない。
行き先は違うがお互いの共通点は、行きたくないのに行かねばならない強迫観念に近い使命感だ。
いつもの橋から釣り場が見えてくる。
平日だけどシーズンだからいつもならそこそこハゼ釣り人がいるんだけど、今日は数人しかいなかった。
しかし今日は”はぜつき磯”はスルー。
釣り人が少ないはぜつき磯
そして”夕やけなぎさ”が見えてくるが、こちらもハゼ釣り人は数人。
んで、夕やけなぎさもスルー。
夕やけなぎさもハゼ釣り人いないなぁ
本日向かう先は「しおじ磯」
何で”しおじ”なのか知らないが、そんなネーミングのスポットである。
オッサンは一度だけここにハゼ釣りに来たことあるが、良い印象を持っていない。
別に普通に釣れるんだけど、刺激がないというか、期待できないというか、つまりはドラマがないのである。
普通の型のハゼが普通に釣れるだけという感想しか持っていない。
一度しか来てないクセに失礼な言い草だが、人間関係や業務と同じで第一印象で全てが決まるものである。
ハゼ釣りはともかく、目の前を東京モノレールが走っているし、水と緑のコントラストがキレイな公園である。
公園の景色としてはよく出来ていると思う
現場に到着するが、ハテ?どこで釣ったら良いのかな?
前に一度来た時は真ん中あたりで釣りをした記憶があるので、それは避けたいところ。
ならば端っこ、ということで立入禁止の干潟保全地区の柵際に向かう。
愛車を停めると反対側は大井競馬場が目の前だ。
競走馬がカッポレ!カッポレ!と歩いているのが見え、時折馬のいななきが聞こえてくる。
それを聞きいていると脳内で「ヒヒ〜ン!」とカタカナに変換しているのだが、本当にヒヒ〜ンって言ってるか?
英語で表現すると「whinny(ウィニー)」とか「neigh(ネェーイ)」と言うらしいが、文化が違えば表現も違う。
いつからそう聞こえるのか知らないけど日本人は「ヒヒ〜ン」である。
近年、偽装日本人問題がささやかれているが、動物の鳴き声を表現させれば一発で発覚だろう。
まぁそんなアホな真贋方法もないだろうが、もしやっているとしたらお笑いコントのような取り調べ室の空気だろう。
端っこまでは道路整備されていないので適当に停める
目の前は「トゥインクルレース」でお馴染みの大井競馬場
やってきました柵際ポイント。
柵のはるか先に、いつもの”夕やけやぎさ”や”はぜつき磯”が見えるのが新鮮だ。
ず〜っと向こうにいつもの釣り場が見える
本日のテーマは「市販の仕掛けで釣ってみよう!」だ。
かれこれ5年前になるが、オッサンが初めて大井ふ頭中央海浜公園でハゼ釣りをした際に購入した仕掛けがまだ残っていたのでした。
「売ってる仕掛けなんだから当然釣れるんだろう」と信じて疑わなかった当時が懐かしい。
「ハゼ大将」分かるような分からないようなネーミングだが、思い切りと勢いだけはありそうである。
「ハゼ大将」って昭和の響きだ
販売元が「スズミ釣具」って書いてあるから上州屋のオリジナル商品かな?
上州屋さんに今も売ってるもんな〜
ちなみに今売っているのは「ハゼ大将U」である。何が進化したのかは分かりませんが・・・
「スズミ」ってことは上州屋のオリジナルか
5年ぶりに袋から出してマジマジと観察する。
市販仕掛けにありがちなゴツい仕掛けである。
ハリは赤色でハリスがピンク色だが何で?と思ってたら、ハゼのイラストともに「オイラ赤だ〜い好き!」との注釈。
ふ〜ん、そうなんだ・・・
イマイチ納得しないまま、道糸をオッサンの竿の長さに合わせてカットする。
これだけ準備完了だ。なんてお手軽市販仕掛け!
オモリが小せぇ〜ハリスが長い〜
本当はエサもアオイソメにしたかったが買うのはもったいないので、いつものホタテ。
じっくり喰わせられないのでエサもちが少々心配
ホタテをハリに刺してみたが、ハリがデカくてハリ掛かりが疑わしい状況。
そこそこ大きいハゼじゃないとハリ掛かりしないだろう
ヨシ!殺るぞ!
じゃなかった。やるぞ!!
と水際に仁王立ちしたが遠くから嫌な音が近づいてくる。
何だか小さな船がナメクジ並みのスピードでやってくるではありませんか。
んだよ!と通過するのを待っていたが、遅すぎる上すぐ目の前を通過しようとしている。
ん?そこの桟橋に停泊するのかな?と思っていたけど桟橋は通過でそのまま遠ざかっていった。
何だアイツ!釣り人がいるのにこの至近距離はないだろ!!
「潜水作業中」と書いてあったが『一生沈んでろ!』と殺意を覚えた。
久しぶりにムカついた船だった
気を取り直しての第一投。
ゆっくりとホタテが沈んでゆく・・・
玉ウキを凝視すると”ピクンピクン・・・”と反応が!反射的にアワセを入れるがハリ掛かりせず。
再び同じポイントにと思うが、いつもと勝手が違うので狙いとかなりズレた場所に落ちてゆく。
ムムム、難しいな・・・
すぐにウキがピクピク→電撃合わせ→空振り→仕掛けを落とす→すぐにウキが・・・(以後リピート)
反復すること5回めにしてやっと本日の第一号が上がってきました。
ヒェ〜!掛からないもんだな〜
”もっと喰わせるべきか”とウキが完全に沈むまで放っておくと、ハリ掛かりしてるんだけどハリを飲み込まれてる。
こんな大きハリでも飲み込むんだ
しかも飲み込まれるとオッサン自作の針外しが使えない。
針外しにハリを引っ掛けてをクルリと廻しても、ハリが長くてハゼの口の中で引っ掛かってしまうのだ。
アレコレと手こずりながら成功した外し方は、針外しを使うのではなく、強引にハリのチモト部をハゼの口から出して指でグリグリと外す。だった。
もしかしてこのためにハゼ専用ハリってチモトが長いのかな?
しかしこれをやると確実にハゼが昇天してしまう。
飲み込まれないようにせにゃ〜と試行錯誤をするが、決定打が見当たらず、何匹ものハゼが天に召されてゆく・・・
結局、ウキに反応があったらすぐにアワセるようにして、掛からないのはしょうがないということに落ち着く。
しかしこの釣り場はハゼも濃いがダボハゼも多い。
ハゼ4〜5匹に1匹の割合でダボが上がってくる。
しかもダボは確実にハリを飲み込んでくるので、面倒くさいったらありゃしない。
スゲ〜喰い気
あまりのハリ掛かりの悪さに何度もいつもの仕掛けにしよう!と思うが、一時間だけ我慢しようと粘ってみる。
根掛かりでハリをロストしたので次はハリスを短くしてみた。
ハリスを3cm程にしてみた
すると劇的に改善!というほどでもないけど、さっきより確実にハリ掛かりが向上した。
「やっぱり原因はハリだな!」
ハリスが長いとアタリが鈍くなって、その結果アワセが遅れて、ハリ掛かりしないかハリを飲まれるということになる。
しばらく短いハリスでやっていたけど、やっぱりハリ掛かりしない率がそこそこある。
一時間は市販仕掛けだけで粘ろうと思っていたが、もうストレスが溜まってたのでハリをオッサン仕掛けの袖1号に変えてみた。
ハリスはチチワ結びをしているので、ハリス止め引っ掛けられるように結び目でカットすると1cmくらいになってしまった。
猛烈に短いハリスになってしまった
でもハゼだから大丈夫!!っとオッサンには根拠のない確信があった。
んでやってみると劇的にハリ掛かりが良くなった。
ただアタリが鈍いのでアワセが遅れて相変わらず飲み込まれることもあるが、さっきとは雲泥の差だ。
やっぱりハリなんだよな〜
このまま一時間経過まで釣り続け44匹という結果に。
市販仕掛けでアレコレやっていた割には釣れたほうだと思う。
少々休憩してから、「もういつもの仕掛けにチェンジしよう!ストレスでハゲる」と思っていたのだが、ひとつだけやってみたいことがあった。
ウキを外してそのままやってみることだった。
っというのも、小さい割りビシのオモリだからエサがゆっくりと落ちてゆくのだ。
ハゼに限らず魚は上から落ちてくるエサに反応する。
多くの釣りでフォール時のアタリが一番釣れやすいという所以だ。
ハゼも同じで、着底直後のアタリが最もハリ掛かりしやすく、時間の無駄もない。
ホタテエサに使わないヒモや生殖巣を海に投げると、ゆっくりと落ちていったソレが着底する前に、ハゼ達が待ち構えて群がるのをよく見かけていた。
ハゼが口を使わない渋い時でもその現象は起こっていた。
自然に落ちてゆくエサにハゼは反応する。
不自然に早く落ちてゆくエサは警戒されるのです。
やってみると案の定、ゆっくりと落ちてゆくエサが着底する前にハゼのアタリが来る。
オッサンはいつもの仕掛けをカーブフォールで落としてハゼにエサを見せているんだけれど、たぶんこのスピードで落ちるエサには敵わないだろうな・・・
しばらくこれでやってたんだけどデメリットもしっかりあって、アタリが鈍くなるんです。
オモリが軽くて道糸がピンと張れないために、ハゼが引っ張ってゆくアタリしか取れませんでした。
いつもオッサンが言っている居喰いをしているモァ〜ン系は分かりませんでした。
さらにはハリ掛かりもちょっと甘くて、釣り上げたハゼがポロリと落ちることがありました。
やはりある程度のテンションが掛かってないとアタリも掛かりもイマイチなようです。
ということが分かったので、ここからはいつもの仕掛けにチェンジ。
入れ喰いで40分ほどやっていたけど、判で押したような同じ型のハゼしか釣れなくて飽きてしまい納竿しました。
いろいろ遊んでたけど正味2時間で105匹。
市販仕掛けの犠牲者達が・・・ごめんなさい
オッサンと同じように、誰もが初めは市販の仕掛けを使ってみると思います。
市販仕掛けは釣れないことはないけど、釣れるとも言いきれない最大公約数的な微妙な仕掛けだと思います。
メーカーもいろいろテストしてから販売の運びとなるんだろうけど、どこらへんで妥協するのか・・・
正直、メーカーもこれがベストだとは思ってハズです。
今回使った「ハゼ大将」もそのネーミングを筆頭にツッコミどころ満載なんだけど、言い出したらキリがないのでひとつだけ。
やはりハリです。
付属のハゼバリは太くて大きいのでハリ掛かりが悪いです。
これは釣具屋さんで売っているハゼバリにも同じことが言えます。
なのでオッサン的には、どこの釣具屋でも置いてある袖バリの2号とか3号をオススメします。
「小さくて飲まれるんじゃね?」と思われるかもしれませんが、アワセが悪いと付属のデカハリでも飲まれることに変わりありません。
ならばハリ掛かりが良いモノを使ったほうが釣果は伸びます。
もう一つ。
ハリスは3〜5cmと短くしてください。
長いとアタリが鈍くなって、掛からないか飲まれるかです。
釣りはアタリに気づかないと始まりません。
たぶん、どの市販仕掛けも同じような傾向だと思うので、ハリだけでも自分で用意したほうが楽しめると思います。
話は変わりますが、少々気になったのが今日釣っていた場所の護岸が崩れていて、陸地部の運河沿いが立ち入り禁止になっていた。
危険だからいずれ護岸工事をするんだろうけど、今後はどうなるんだろう?
もしかたら今日みたいに護岸に下りての釣りが出来ないようになってしまうかもしれませんね。
いずれにせよ護岸工事やられたら数年は釣りにならないから今日はこちらに来て良かったのだろう。っと思うことにした。
いや、「幻」というのは大げさなんだけど、白いハゼを見かけたのです。
初めはハゼなのか?とよく見たけど、マハゼに間違いありませんでした。
白っぽいとかのレベルではなくて、白色でした。
模様部分は薄いグレーだったけれど、それ以外はキレイな白。
アルビノなのか白変種なのかは分からないけど、あまりにも周りとは異質な存在でした。
かなり目立つので捕食されないように祈るばかりです。
ちなみにエサには見向きもしませんでしたが、釣れなくて良かった。
タタリでもあったら困るしね〜