2017年36回めのハゼの穴釣りは平日の花園

2017年36回めのハゼ釣りは平日の穴釣り

2017年12月1日。2017年36回めのハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:「秘密の花園」(KJ-0)※釣り場は諸事情により場所は明かせません。申し訳ないです。天気:曇り釣行時間:10時30分(潮位:84cm上げ1分)〜13時00分くらい(潮位:156cm上げ6分) 大潮釣果:マハゼ4匹(14.5・15・16・16.5cm)

 

 

竿:「清滝」2.1m

 

道糸:PE0.6号+フロロ1.5号 ハリス:ナイロン1.0号 ハリ:流線7号 オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ エサ:アオイソメハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

2017年もいよいよラストの月に突入し、つくづく今年もな〜んもなかったなぁ〜とシミジミする。

 

もうこの歳になると、来年は良い年でありますように!という無謀な期待は抱かないようにしているが、来年こそはマトモな年であることを心のどこかで懇願する自分もいる。

 

 

 

そんなセンチなオッサンの師走も、しょっぱなからハゼ釣りというトホホな平常運転から始まったわけでして・・・

 

本日も夜勤明けの平日穴釣りとなりました。

 

 

 

朝の遅い時間に目覚めると空はドンヨリ曇天模様で、いつ雨が降り出してもおかしくない重い空。

 

2017年の疲労も蓄積しているので今日は自宅でのんびりしていようかとも思ったが、昨日買ってしまったアオイソメのことを思い出す。

 

昨晩仕込んで、密かに冷蔵庫の中で冷たくなっているイソメ達も今日はさすがに見破られるだろう。

 

発覚を恐れたオッサンは、問題のブツを持ち出して渋々現場に向かったのでした。

 

 

イソメは尻尾が魅力的

現場に到着し、自転車のスタンドをロックする”カチャ!”という音が合図で、どこからともなくニャンキュッパが現れる。

 

再会の抱擁を交わし、釣りの準備をする。

ニャンキュッパもなんだかヨボヨボしてきたような気がする

 

 

別にこだわっているわけじゃないけど、本日のエサはアオイソメだけで勝負する。

 

いつもならホタテやらエビやら持ってくるけど、今回はイソメを一杯分買ってしまったのでイソメを消費するためにイソメオンリーだ。

穴釣りにはイソメもかなり有効だ

 

問題は今の時間帯は潮が低いので狙える穴が限られるということ。

 

今日は大潮で、これから潮は上がってくるから潮の上がり口を狙おうという作戦でもあります。

でも潮が低すぎるけどサ

 

 

イソメを長めにぶった切っての一投目、すぐにダボハゼのアタリが来る。

 

掛けたつもりだったんだけど、イソメが長いもんだからエサだけを咥えていたらしく水面で落ちていった。

 

ダボだけど引っ掛けたのをニャンキュッパが目ざとく見ていて、ダッシュでオッサンよりも水際に近い位置に陣取る。

 

次は絶対にハゼをゲットするぜぃ!の勢いで水際で待ち構える。(ニャンキュッパが、だけど・・・)

オッサンよりも前のめりなニャンキュッパ

 

 

同じ穴ですぐにマハゼのアタリあり!

 

一回目は掛け損ねたので、次はイソメの尻尾の方にエサをチェンジする。

 

 

これはハゼ釣りに限らずイソメの使い方としてよくやると思いますが、クネクネとよく動く尻尾の方が喰いが良いのは周知の事実。

 

当然このクネクネはホタテやエビエサには真似出来ない最高の誘いになるし、細いから吸い込みとハリ掛かりが良好です。

 

 

尻尾を投入するとすぐにマハゼ特有のアタリが来て、早めにアワセると本日の一匹目が上がってきた。

16cmクラスのスタンダードサイズ

 

ニャンキュッパが熱視線を送ってくる

 

ダボハゼならすぐにあげるんだけど、マハゼは計測と写真撮影があるからお預け。

 

「早くオラ(メス猫だけど・・・)によこさんかい!」とハゼバケツを恨めしそうにのぞきこむが、「後であげるから」となだめたら大人しくなった。

クロダイの一件以来言うことを聞くようになった

非日常の東京湾

ニャンキュッパを説得しているとH氏が現れた。

 

H氏はこの釣り場ではなく森ヶ崎海岸公園の主(ぬし)なんだけど、ここに現れるということはもう森ヶ崎方面もハゼが上がりにくくなったということなんだろう。

 

数が上がらないなら大型の望みがある秘密の花園でというかな。

 

 

段々と潮が上がってきて釣り場が良い塩梅になってくる。

 

活性も上がってきて、カニやらダボやらが頻繁に上がってくるが肝心のマハゼが来ない・・・

 

ニャンキュッパもダボハゼに飽きたようでふてくされ気味だ。

 

 

イソメ作戦も通常は頭の方を付けているんだけど、マハゼのアタリがあったり、ハゼの気配がビンビンな穴では尻尾を装着して投入する。

 

さすがは尻尾の魔力で、投入するとほぼアタリが来るんだけど今日はその魔力が長続きしない。

 

あと一回引っ張ったらアワセを入れようと思っていても、その次の一回が来ないし、例えアタリが来たとしても掛け損ねるとセカンドチャンスはくれないのである。

 

なので早めにアワセるようにしながらポツリポツリと釣り上げる。

 

 

 

 

ある時、竿を上げたH氏がふとつぶやく。

 

「ハリに髪の毛が付いてることあるよね・・・」

 

すかさずオッサンも同意する。

 

 

確かに、たま〜にという頻度で髪の毛らしい物体がハリに付いていることがある。

 

髪の毛?なんで?リアリー?

 

今までは半信半疑だったけど、H氏も同じ体験をしているとなると一気に信憑性が高くなる。

 

 

H氏は鮮魚関係の仕事をしているので海には詳しく、髪の毛に似た海藻もいるとのこと。

 

そんな変な海藻もいるのか・・・オッサンは安堵したのだが、事件はこの後に起こる。

 

 

H氏がハリに付いていた髪の毛風の海藻をライターで燃やしはじめた。

 

なんでも、さばいた魚に髪の毛が混入していた系のクレームが発生した時に真偽を確認する方法らしい。

 

 

黙って見守るオッサン。

 

H氏が結果を発表する。

 

「髪の毛だ!」

 

穏やかな釣り場が、突然ゲンジョウ(事件現場)の様相に染まる。

 

 

「タンパク質が焼ける匂いだよ。コレの根元の方は白髪みたいに白くなってたもんな〜」

 

と生々しくも不穏なコメントをするH氏。

 

 

マジか!?

 

何でこんな人里離れた海辺で、そこそこの頻度で髪の毛がハリに掛かってくるの?

 

っということは、かなりの髪の毛が岩場にあるってこと?

 

髪の毛が潮の流れにたなびいている様子を想像して恐ろしくなりました。

 

 

映画などでヤクザが「東京湾に沈めるぞゴルァ!」というリフがあるが、アレはよくあるリアルな出来事として実践されているのか?

 

と、目の前に広がる海にどんだけのドザエモンが沈んでいるのかを想像してしまいました。

 

 

 

髪の毛を釣り上げないよう注意しながらハゼ釣りを続けるオッサン×2だが、いかんせん先程の髪の毛事件が心に引っ掛かる。

 

でも気づけば2時間半程釣りを続けていました。

 

 

本日2度めのラインブレイクで心が折れて納竿。H氏も同じタイミングで道糸が切れて終わりました。

 

本日はノルマの5匹に届かず4匹で終了。

 

ワンチャンスを逃しまくったのが貧果につながりました。

 

14.5cm

 

16.5cm。本日最大サイズ

 

16.0cm。コレが一匹目のやつだな

 

15.0cm

 

しかしイソメは活エサだからハリに付けづらいな〜

 

寒くて手がかじかんでいるから余計にやりづらい。

 

でもまだ半分以上残ってるから、また冷蔵庫に仕込んでおかなくちゃ!

 

 

 

次の記事>>>「2017年37回めのハゼ釣り【事件は迷宮入りの巻】」へ

『東京湾に沈めっぞ!』の現実

東京湾にはどれくらい人体入りのコンクリートが沈んでいるのだろうか?

 

気になったのでググってみると、どうやらプロはその方法はやらないらしい。

 

なぜならアシが付くから。

 

 

肉体が腐敗するとガスが発生する。

 

このガスは強力でコンクリを破って流出し、居場所を知らせてしまうようなのだ。

 

 

確実な方法としては、道路に敷くアスファルト合材を作るプラントに投入する方法で、約3000℃の熱処理を行うので骨まで全て溶けて証拠が全く残らないらしい。

 

プラント処理相場が一体100万円と微妙な金額。

 

しかしプラント案は業者にツテが必要だから絶対安全というわけでもないようだ。

 

関わる人間が多いほどボロが出やすくなる。

 

 

 

そこで、より安全・手軽な方法がペットの移動用火葬車案。

 

一台150万円くらいで買えるので、二回ヤれば十分元がとれる計算である。

 

90分程燃やすと骨までキレイになくなるが、問題はペット用なので40cm間隔で切り刻まないと炉に投入できないらしい。

 

通常ならばその作業は厳しいけど、よくニュースで”刻む”という行為は聞くので、その精神状態になれば実践可能なのかもしれない。

 

 

 

 

なんだか今回はエライ物騒なお話になってしまいましたが、たった一本の髪の毛から話がここまで飛躍するとは・・・

 

このように、非日常の糸口は平穏なハゼ釣りからも垣間見えて来るのです。

 

 

いつ、どこで非日常が襲い掛かってくるのか分かりません。

 

自分がチワワと一緒に燃やされたくないなら、常にピースな思想で生きていくのが大切だと痛感したオッサンなのでした。

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