2024年12月15日。
2024年41回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:【秘密の花園3】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。
天気:晴れ
釣行時間:0時30分くらい(潮位:30cm上げ1分)〜6時30分くらい(潮位:193cm満潮)大潮
釣果:マハゼ73匹(11.5cm〜18cm)
竿:4.5m(ゼロサム初梅)
道糸:ナイロン1.5号
ハリス:ホンテロン0.8号
ハリ:袖スレ4号
オモリ:0.5号→割りビシを加えて0.8号相当に
エサ:アオイソメ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
先週は「コレで夜釣りラスト!」と豪語しておきながら、今週もちゃっかり夜釣りでございます。
まぁ、人の言うことなんてアテにならないし、信用ならないのは世の常でございます。
その昔、60年代に"Don't trust over thirty."(30歳以上の言うことは信じるな)というムーブメントがあった。
ヒッピー・ムーブメントが発祥で、ロックをはじめミュージカルなどにも飛び火したと記憶しております。
これは20歳代までの思春期にありがちな、社会への反抗心の象徴として若者の間で合言葉となったらしいです。
まぁ、オッサンにもそんな年頃があったからこそばゆいが、この思想は若気の至りといえばそうなんだけど、つまりはこういうことなんだと思う。
女性の心理は未来永劫わからんので、ここでは至極単純な男性の場合を例にとってみる。
男子にとって一番の恐怖、それはオジサンになること。
女子の老いたくないという心理は『容貌の衰え』に対して意識が集中するものであるが、男子の恐怖はそれだけではない。
男子の心理の中にはオジサンになるとその他大勢の終わってる人になるというイメージがある。
なので、男子はオジサンを忌み嫌い、そんな奴らに自分がなってしまうことに恐怖を感じるのだと思う。
言い換えれば、若い奴にはオジサンを受け入れる覚悟と度量が備わっていないという事でもある。
そんな恐怖から逃避するように、いい歳こいていつまでも若い自分をアピールするチンケな奴もいるが、そんなのに限って人間が薄っぺらい。
髪の毛は薄くなり、ベルトに腹の贅肉が乗っかり、オヤジギャグを連発し、世間の白い目を全身で受け止めてこそが真の漢(おとこ)だ。
オッサンももう"Don't trust over fifty."どころか"Don't trust over sixty."の足音も聞こえてきた歳であるが、未だに薄っぺらいままだ。
せめて腹を突き出さねば!と常々思っているのだが、お昼ご飯が『ふ菓子』ではいかんともし難い。
早くしないとオジサンになる前にオジイサンになっちゃうよ〜
正直、本日の夜釣りは迷いに迷った。
先週の極寒地獄のハゼ釣行により身体の芯から冷えきったんだけど、予想を遥かに上回る好釣行だったから。
「あの調子なら絶対まだ釣れる!」
とは言え、またあの寒さを夜中じゅう耐えなきゃいけないと思うと及び腰になる。
ギリギリまで悩んだけど、寒さ対策を講じて夜釣りへGoサイン。
まぁ対策っていってもショボくて、使い捨てカイロを貼りまくるってだけなんだけどサ。
オッサンは腰痛もちなので、寒い季節には毎日お腰にカイロを貼っている。
なので、この時期は使い捨てカイロを大量に在庫しているから、わざわざ買うわけではないのでノープロブレム。
カイロは、背中に4枚、両手両足に一枚づつという贅沢三昧な布陣。
贅沢にベタベタとね
「そこまでやるならヒーターベストとかあるじゃん!」
ですが、オッサンも調べたんだけど、あのベストって最強温度にするとせいぜい5時間程度しか保たない。
中とか弱ならもっと保つらしいが、極寒の釣り場じゃ〜高温じゃないと凍えちゃうよ!
かといって、大容量のモバイルバッテリーは重くて邪魔になるだけだし。
万が一、途中で電池切れになったら死活問題だよ!
一番の問題点は、手先足先が冷え切ること。
いくらBodyを温めても、手足が冷えるのはこたえる。
っという訳で、ヒーターベスト案はボツ。
必要以上に厚着をしてるもんだから、ブクブクの着ぶくれ状態にて夜中のアーバンストリートをひた走る。
今のところ、どの部位も寒さを感じない。
どころか、じんわりと汗をかくくらいに暑い。
夜釣りの現場に到着する頃には、汗で冷えるくらいになってしまい逆効果だった。
んでやはり、夜釣り場には誰も居ない。
ハゼ釣り人はおろか、いつもビュンビュン投げているルアーマンの姿さえ見当たらなかった。
「今晩は完全にひとりボッチだな…」
寂しいというのもあるけど、万が一、なにか事故とかあった時に周囲に誰も居ないというのは心細い。
まずは一服で白湯をすするが、そう呑気にもしていられない。
っというのも、本日は大潮で、今現在は干潮からドンドン潮位が上がってくる時間帯。
オッサンの経験上、高い潮位よりも低い方が釣れやすい。
あ、コレはもちろんウェーダー着用で水に立ち込む前提の考え方です。
なので、さっさと釣り始めなければならないから急いで釣りの準備。
まずは手の仕込みから。
先週は素手でやってたもんだから手がシモヤケで腫れたので、本日は手袋+カイロ作戦。
まずはピッタリフィットの天然ゴム手袋を装着。
スケキヨ手袋
んで、手の甲にカイロを貼り込むってやってみたら、両面テープが全然付かないのねこの素材。
全くくっつかない…
まぁいいや。
その上から、人差し指と親指の先をカットした100均軍手をはめて準備完了。
コレでなんとかヨロシク!
本日はお試しがあって、ひとつはオモリをもっと軽いのでやってみます。
っというのも、本日も4.5mの長竿『ゼロサム初梅』を使うんだけど、この竿の適合ハリスは0.1〜0.4号。
つまり、この竿はガン玉とかの軽量オモリを使った流し釣りを前提としている竿。
なので、いつも使っている1号のオモリなんて重過ぎるもんだから、竿の操作がイマイチになってしまい、竿先をカットしないと使いモノにならないハメになってたりする。
っというわけで、0.5号のオモリでやってみて竿の挙動を確かめたいと思います。
0.5号のオモリなんて使った事がない
もうひとつのお試しが、ケミカルライトを使わずに釣りになるのか?です。
前回、夜が明けた後にケミカルライトを外したらやたら調子良く釣れたので、「針掛りしなかったり、ポロリが多い原因はケミカルライトのせい」と仮定。
問題は手元に振動で伝わるハッキリとしたアタリなら良いんだけど、居食い系のアタリは分からないような気がする。
本日は手袋してるもんだから、余計にアタリが取れないのでは?と思わないこともない。
餌はいつものようにアオイソメ。
ド定番のアオイソメ
アミエビとかホタテ餌はアタリに即掛けだけど、アオイソメは喰わせたりハゼとの駆け引きが出来るから面白くもあるが、ソレが悩みのタネだったりもする。
準備完了にて釣り開始。
誰も居ないからポイントは選びたい放題だが、早くボウズ逃れしたいのでまずは実績ポイントから。
竿を振りかぶって落とすが、オモリが軽いからかどこに落ちたのかよく分からない。
なんとなくココらへんに仕掛けがある前提で、スンスンと数cmずつ引き擦りながら誘いを入れるが、コレまた手応えがなくて、どれくらいの感覚で引きずっているのかも分からない。
そのうちに慣れるっしょ!
と思いながらやっているんだけど、全然アタらないんだよね〜
ハゼがアタって来れば分かるハズなんだけど…
小移動しながら角度を変えていろいろ探ってるんだけど、全く音沙汰なし。
30分ほど生命反応が無い時間が続いたが、やっと小さなアタリがあった。
手元に伝わってくる僅かな振動。
「居た!居た!」
スンスン…と餌を喰ってきている振動が来て、竿を一旦止めてス〜っとゆっくりと引っ張ってみる。
グン!と引っ張り返したのでアワセると竿がブルブルと震え「掛かった!」と思ったら、ピュン!って抜けた…
マジかよ…
もうあそこまで暴れたら奴はもう喰ってこないから、次をあたるしかない。
次も同じ辺りでアタって来たから、同じように操作したら、また同じように抜けた…
ムムム…、厳しいな。
どうやら何匹かソコに居るらしく、餌を喰ってくるけどアワセても針掛りしない。
う〜ん、ハゼが小さいのか喰いが極浅なのか、その両方か…
未だに釣れないので作戦変更。
オモリに割りビシを加えてもっと重くする。
コレで0.8号相当の重さ
あと、やはりケミカルライトは必要。
やっぱり夜釣りには必要かな
ある程度オモリが重くないと竿の操作がやりずらかったのと、軽すぎて狙ったポイントに落とせなかったので。
ケミカルライトも、今どこに仕掛けがあるのか?の目印になるのと、振動に出ないアタリが分からなかったのでやはり必要だと思いました。
ヨシ!コレで大丈夫だ!っとやってみたら、いきなり釣れた!
やっとボウズ逃れ
オモリ重量アップとケミライトを付けたから狙いにしっかり落とせて、次も全く同じスポットに落とすと二匹目。
小さいけど…
慣れの問題かも知れないけど、やはりいつもの感じの方が釣りやすいな〜
その後もポッツリ、ポッツリ…程度でアタっては来るんだけど、針掛りがしづらい問題は解決せず。
原因は、ハゼが小さいのと喰いが浅いということ。
このサイズだもん!
正直、3回アタっても釣れるのは1匹といった塩梅。
この調子を見る限り、もう夜釣りのシーズンも終わりなんだな〜っと痛感。
オッサンがしみじみしていると、突然漆黒の空に流れ星が走った!
お!東京で流れ星が見えるのは珍しいな。
と思ってたら、釣りをしている最中に幾筋もの流れ星がガンガンに流れまくるではないですか!?
後で知ったのですが、ちょうど『ふたご座流星群』が見頃だったらしい。
数えてたわけじゃないし、ハゼ釣りしながらだったけど、少なくとも10個以上の流れ星は見た。
あんなに多くの流れ星を見たのは初めてだった。
せっかくなので、お星さまにお願いをしてみた。
「今宵、ハゼが釣れますように…」
しかし、よく流れ星に願い事を!みたいに言うけど、現実問題、あの一瞬に願い事を詠唱するのは無理だよね?
いつどこに出現するか分からんし、流れてる時間なんてゼロコンマの世界だし。
しかし、オッサンの純粋無垢なお願いが届いたのか?
段々とハゼが上がり始めた。
サイズも良くなり、アタリの範囲も広く、アタリ数も増えてきた。
このサイズなら良いね〜
もちろん、一ヶ所で釣れ続けるほど甘くはなくて常に移動しながらなんだけど、それでも明らかにハゼの活性が上がっている。
ただ、相変わらず針掛りは良くなくて、外れるんだよね〜
っというわけで、今度は少し送るようにしてみた。
今まではハゼがアタって来たら一旦止めてス〜っとゆっくり引いてたんだけど、今度は逆にハゼ側に送ってあげて少々ステイ。
違和感なく餌を喰わせてから、頃合いを見計らってアワセると、針掛り率はジャンプアップ!
なるほど!こういうふうにやれば掛かるんだ!
人間日々成長である。
今までだったら、17cm以上のハゼのアタリは竿をひったくるように力強くて強引だったけど、もうこの時期になると居食いとか小ハゼのような大人しいアタリ方になっている。
最初のアワセで空振って「あ〜、今のアタリは小ハゼだな…」と思いながら、同じスポットに落とし、再びのアタリで掛けるといきなり大暴れし始め、そのサイズ感をアピールしてくる。
本日最大サイズもこんな感じだった
東の空が白々と明けてきて、そろそろ納竿の時間。
釣り始めは「今日は釣れないし、寒すぎるから早く帰ろう…」と不貞腐れてたんだけど、結局は朝までやってしまった。
なんだかんだで6時間で73匹と、終わってみれば目標の50匹を大きく上回る釣果でした。
意外にもこんなに釣れたんだ!
夜釣りもラストでしたが、思ったよりも釣れてナイスなフィナーレを飾りました。
「この分なら来週も釣れるんじゃね?」と一瞬思ったが、いやいや…、もうこの極寒地獄は勘弁してください。
カイロ作戦は、背中の4枚はとても暖かくて快適でしたが、やはり手足先は冷え切りますね〜
一旦冷えちゃうと、カイロも役に立たないんだよね〜
何か良い方法は無いだろうか?
コレはまた来シーズンの課題ですな。
っという訳で、ハゼの夜釣りも終了となりました。
今シーズンは1束釣りも達成したし、毎回そこそこ釣れて楽しい夜釣りでした。
また来シーズンが楽しみです!
お星さまはオッサンの願いを叶えてくれたよ!
オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。