2024年12月22日。
2024年42回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:【秘密の花園3】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。
天気:晴れ
釣行時間:0時00分くらい(潮位:102cm下げ5分)〜6時00分くらい(潮位:92cm上げ3分)小潮
釣果:マハゼ114匹(10.5cm〜18.5cm)
竿:4.5m(ゼロサム初梅)→3.6m(軽極ハゼ)
道糸:ナイロン1.5号
ハリス:ホンテロン0.8号
ハリ:袖スレ4号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:アオイソメ→アミエビ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
本日もちゃっかりハゼの夜釣りでございます。
先週も夜釣りラスト!と書いてあったからといって、当たり前のように最後だと思っているのだとしたら、それは皆さんが人が良すぎる。
夜のハゼはまだ釣れるのであ〜る!
当たり前のことが、いかに当たり前にいないか。
それが世の常だ。
酔っ払いの「この一杯で最後!」、パチンコでのまれた奴の「あと千円だけ!」、釣り人の「今回で今シーズン終了!」
どの宣言にしても「本当に次でやめる、もう一杯!」「キリのいいとこで、もう千円!」「まだ釣れるから、もうひと釣行!どう!?」という風に、いつまでも終わらないサンセットだ。
このようなゆるい最後を口にしていると、本当の終わりが通じにくい人間関係を形成してゆくもので、ふと気がつくと自分の周りに誰も居なくなっていたという事態もありうる。
やはりケジメをつけるのは大事であるが、あまりにケジメが過ぎると今度は『真面目すぎてつまらない奴』という評価にもなるから、バランスをとるのは難しいものである。
っと御託を並べましたが、とにかく、釣り人のコレで最後!ほどアテにならないものはない。
なんだけど、実は今回も夜釣りに行くハメになったのは、あるキッカケがあったのでございやす。
先週、先々週と極寒地獄の夜釣りで、身体は芯から冷え切った。
特に手足先の感覚が無くなるくらいになって、「もう今シーズンはやってられん!」のでラスト宣言となったのでした。
夜釣りも終わったハズのある日、来シーズンの夜釣りに向けてハテ?どうしたものか?と対策を考えていた時だった。
誰もが知っている某ECサイトに、タイムセールで2024年式の充電式カイロが40%オフ+1000円引きという悪魔の囁きが!
迷わずポチ!っとな。
そして、わずか2日後にブツが届いたのでした。
っというわけで、せっかくなので来シーズンなんて言わずに、お試ししたいじゃん!
夜釣りの救世主!?
もうひとつのキッカケが、本日は比較的寒くはない予報だったから。
昨日は、昼間も穏やかな小春日和で、夜間も比較的気温が高い状態が続く予報。
それならば釣りやすいし、温かいということはハゼも釣れるハズ、ハズ…
っという訳で、前言撤回、掟破りの夜釣り決行となったのでした。
いくら温かい予報とは言え、辺境の釣り場で夜通し水に立ち込むので対策は万全を期する。
背中には4枚の使い捨てカイロをベタ貼りし、今回は足先対策として足の甲専用のカイロを貼ってみた。
足の甲専用カイロ
よく靴用のカイロが売ってるんだけど、「要は形が違うだけっしょ!」と思っていた。
しかし、body用と靴用は中身の配合が違うらしい。
使い捨てカイロって、空気中の酸素を利用した酸化反応で暖かくなる仕組み。
靴用のカイロは、酸素量の少ない靴の中でも発熱が持続するように設計されているらしい。
さらには靴用のカイロにも、足裏用と足の甲用があって、足の甲用の方が暖かく感じるらしい。
なるほど!ガッテン!ガッテン!
っという訳で、準備万端にて夜釣りへGo!
なんだけど、自宅を出た瞬間に「お!今日は暖かいぞ!」と思ったが、案の定、愛車を漕いでいると汗をかく。
もうネックウォーマーもニット帽もやってられん!と外し、現場に到着する頃には全身汗だくだった。
夜釣りの現場にはルアーマンの姿さえ無く、本当に誰も居なかった。
「今日は暖かいから誰か夜釣り来るんぢゃね?」という淡い期待は木っ端微塵。
まぁいい…、誰も居ないということはポイントは好き放題、選びたい放題だ。
んだば、早速釣りの準備。
まずは手袋から。
ゴムのスケキヨ手袋の上に二本指出しの100均軍手。
すっかりおなじみ
竿は広く探れる4.5mの長竿。
すっかりおなじみ。その2
仕掛けは、いつもの胴付き仕掛け。
すっかりおなじみ。その3
ちなみに本日は自作の鉄オモリにお遊びで発光シールを巻いてみた。
よく夜釣りでは、この手の発光アイテムがおすすめされているが、オッサン的にはその効果にははなはだ疑問…
まぁ、お遊び程度だね
ケミカルライトだけど、今回はできる限り小さい奴を使ってみる。
っというのも、オッサンはケミカルライトを道糸の一番上に付けるから、正直釣りの邪魔にはなる。
だけど無いと小さなアタリが取れないし、仕掛けがどこにあるのか分からないから、どうしても必須になる。
っというわけで、今回は直径2.2ミリで長さが20ミリの商品を入手した。
怪しい商品
サイズは小さい
中身はこんなの
謎の物体が同包されているんだけど、たぶんこう使うんだと思う。
棒ウキがわり?
でもフニャフニャで使えないと思うが…
このサイズなら釣りの邪魔にならないと思うが、小さいということは老眼には見えにくいということでして…
あと発光時間も短いと思う。
実用に耐えるのはせいぜい3時間だろうから、朝までなら2つ使うことになる。
最初だけは明るいけどね…
餌は今回もアオイソメ。
最近は高いよね〜!
ハゼが小さいので垂らしは2cmくらい。
コレくらいでも喰ってくるハズ
って準備しているだけで、スケキヨ手袋が破けた!
前回もそうだったけど、破けるのは決まって左手の親指。
オッサンはイソメの頭を切って使うんだけど、その作業は左親指の爪で潰し切りな感じになるから、どちらにせよ手袋は破ける。
まだ釣りしてないんですが…
そして今回の新兵器『充電式カイロ』を上着のポッケに忍ばせておく。
汚い手で触るし、万が一水没した時の事も考えて、ジッパー付きのビニール袋に入れておく。
頼むぞ!
んで、釣り開始。
今現在はそこそこの潮位があるから、どこでやっても釣れそうな気がするが、まずは安パイで実績エリアから。
ス〜っと仕掛けが着底し、スンスン…と数cmおきに引きずり続ける。
んだけど、アタらないな〜
釣れる時は数回以内にアタって来るんだけど、今日は反応なし!
ムムム…、さすがに12月も後半になると厳しいか…
いろいろな角度で広範囲に誘うが、生命反応なし。
ただ、夜釣りって最初は反応しなかったけど、その内にアタって来る事も多いから、焦らずにその時を待つ。
すると…
クン!っと、やっとアタリがあった。
今日は渋そうなので、少し送ってからス〜っと引っ張ってみるが、ハゼが餌を離してしまって空振り。
ん〜?送るのは逆効果だったかな?
っと思ったので、次も同じスポットに落とすとすぐにアタって来て、今度はいつものようにゆっくりと引っ張ってみる。
すると、グン!っと引っ張り返したのでアワセると掛かって、本日の一匹目。
やっぱりこのサイズか…
次も同じスポットで連打になるが、サイズダウン…
ひぇ〜、小っさ!
その次も連打で三匹目。
コレくらいが最低サイズでお願いします
その後はアタリ無く小移動しながら探るんだけど、さっきみたいに誘っているとその内にアタって来る場合と、な〜んも反応ない場合があるから、その見切りが難しい。
オッサン的には、そのエリアで実績があれば少し粘るかな。
やはり釣れるエリアってけっこう決まっているから、そういう所にはハゼが溜まりやすいんだと思う。
最初のエリアがパッとしなかったからお次のエリアなんだけど、ここは一番期待していたがフルスイングの空振りに終わる。
マジか!?ここで全くアタリが無いとは思わなんだ。
次は大移動にて。
実はコッチのエリアは潮位限定エリアで、最初は水没していたので時間になるまで待っていました。
「水に立ち込むためにウェーダー着てるんだろ!」ですが、このクソ寒い時期になるべくなら水に入りたくないじゃん!とガッツゼロのオッサン。
さぁ、どうだ!と一投目でアタって来て、ナイスサイズが上がってくる。
やっとこのサイズが来たよ!
わざわざ夜に来てるんだから、これくらいのサイズは欲しいよね〜
んで、次はサイズアップ!
良いね〜!
お〜!ここは今日のアタリエリアか!?と思ったら、次からはハゼがしぼんで小さくなってしまった…
アタリも頻繁にあるわけではなくて、ポッツリ、ポッツリ程度…
他に釣り人が居ないから、どうせなら小移動しながらシラミ潰しに丁寧に探ってみる。
このエリアでは時間をたっぷりかけて全体を隈なく探り、大体の傾向は掴めた。
今までの経験で『アソコはアタらない…』と思っていたスポットでも、ホンの少しズレただけで頻繁にアタって来たりと、新たな発見もあって面白かったが、いかんせん上がってくるハゼが小ぶりばかり。
でも、誰も釣りに来ないこんな時期にハゼが釣れるだけでもヨシとしないとね!
最初は小ハゼばっかでチェッ!と思ってたんだけど、その内に開き直り、昔懐かしのアニメ『一休さん』の主題歌を口ずさむオッサン。
♪気にしない〜、気にしない〜、気ぃにしぃないぃぃぃぃ〜♪
釣り始めは「今日は暖かいな〜」と思っていたんだけど、それほど甘くなくて、時間とともに寒さが増してきた。
んでやはり手足先が冷たくなるんだけど、手はポッケに入れていた充電式カイロが大活躍。
すごく暖かくて、握っていると心が落ち着く。
かたや、足先のカイロは全然ダメで、やはり冷え切っちゃうとな〜んの役にも立たなかった。
ので、時折ステップを踏んで足先を温めるための運動をしながらのハゼ釣り。
もちろんステップは『ジルバ&マンボ』だ。
オッサンが暗闇で社交ダンスのステップでハゼ釣りしてるのは、ハタから見れば気持ち悪い変質者に見えただろう。
でも誰も見てないから、そんな事はミジンコのような話である。
どこで釣れたとかは無くて、釣り場全体を移動しながらポツリポツリと拾いまくってゆく。
お陰様でサイズはともかく、数はそこそこに稼げていて、このペースだと1束を狙える感じ。
そろそろラストスパートをかけねば!なんだけど、明け方が近くなってくると寒さも増してくる。
足先はもう冷たすぎて、より激しいステップの『ルンバ&サンバ』じゃないととても暖まらない。
しかし、お手々は安心って思っていたらアクシデント発生!
なんと!充電式カイロのバッテリーがエンプティになっているではありませんか!
なんてこったい!これからの時間帯が一番寒さが厳しくなるのにぃ〜!!
充電0%の虚しい表示…
極寒地獄唯一の希望が消えたのでした。
アオイソメが無くなったので、予備に持ってきていたアミエビを使う。
持ってきてて良かった!
しかし、イソメ50gが無くなるとは、なんだかんだでけっこう釣れてたしアタリもあったんだね〜っと実感する。
この時点で、この釣り場もひと通り竿を出していて、ハテ?次はどうしよう?と思っていた。
なので、最初始めたエリアに戻り、振り出しに戻る。
釣り始めの時とは潮位も状況も違うので、何かしらの変化があるかもしんまい。餌も違うし!
んで、一投目の着底と同時にひったくるようなアタリで上がってきたのは、本日最大サイズ。
お〜!やっぱ違うんだ!
次も大型が釣れた!
まさかの18cm二連打
そして三連打。
かなりしぼんだけど…
同じスポットでも、時間をおくとまた釣れたりする事がよくある。
調子いいじゃん!と思っていると、急に風が強く吹き出した。
マジかよ〜!せっかく釣れてきてるのに…
もう4.5mの竿ではアタリが取れないほどの強風なので、竿を3.6mにチェンジ。
竿チェンジ!
短くなる分、釣れなくなるかな?と思ってたけど、しっかり釣れた。
キチンと釣れるじゃん!
まぁ、今日は4.5mの長竿を使ってても、比較的手前の方でアタって来てたから、3.6mの竿でも問題なし。
東の空が白々と明けてきたので納竿。
6時間で114匹と数だけはあがった。
数だけはいったね〜
願わくばサイズが伴ったら良かったけど、こんな時期にコレだけ釣れただけでもヨシとしましょう。
本日の1束超えが、オモリに巻いた発光シールのおかげなのかは、ハゼのみが知るところ。果たして…
という訳で夜釣りもコレでラスト!って書いちゃうと「嘘こけぇ!」とツッコまれてしまうので書きませんが、多分ラストです。
本当に手足先が冷たくて死んだので。
しかし、充電式カイロが消えた時は愕然としました。
6時間位は保つだろうと思ったたんだけど、4時間で終わるとは…
ずっと電源を入れっぱなしだったから、次からは使い所を考えないとね。
コレで2024年のハゼ釣りは今回で終了です。
来週はもう自宅の大掃除やらなくちゃだし…
次は正月明けの穴釣りですね。
2024年もこんなトホホなブログにお付き合いいただき、ありがとうございました!
来年も暇だったらよろしくお願いいたします。
皆様にとって2025年が良い年でありますように。
良いお年を!
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オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。