2024年44回目の東京ハゼ釣りはまさかの夜釣り二連戦

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2024年44回目の東京ハゼ釣りは地獄の夜釣り二連戦

2025年1月5日。

2024年44回目のハゼ釣りに行ってきました。

 

釣り場:【秘密の花園3】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。

天気:晴れ

釣行時間:0時30分くらい(潮位:60cm下げ8分)〜6時30分くらい(潮位:120cm上げ6分)中潮

釣果:マハゼ101匹(7cm〜18.5cm)

 

竿:3.6m(軽極ハゼ硬式)

道糸:ナイロン1.5号

ハリス:ホンテロン0.8号

ハリ:袖スレ4号

オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ

エサ:アオイソメ→ベビーボイルホタテ

ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け

 

 

いよいよ奇跡の9連休も最終日。

 

明日から新たな年の仕事が始まるので、事前にプロジェクトの準備を始めて…っというやる気は微塵もなくて、どんよりと気が重く憂うつなサザエさん症候群なオッサン。

 

しかし、コレはオッサンだけでなく、大多数の社会人が同じ心持ちだと思う。

 

「明日から仕事だ!よ〜し、頑張るぞえ〜!!」って奴はこの世にいるのかね?

 

もし本当にいるのだとしたら、そいつは天職を見つけた人生の勝利者か、思考がまともではない危ない奴のどちらかだと思うよ。

 

オッサン的には、連休最終日も現実逃避のハゼの夜釣り。

 

ハゼ釣り仲間は今の時期は昼間の穴釣りで、オッサンが未だにしつこく夜釣りしてるもんだから「よくやるね〜…」と失笑される。

 

挙句の果てにゃ〜、オッサンが毎週のようにハゼ釣りしてる事に全く無関心だった妻にも、このクソ寒い中、夜な夜な釣りに出かけるオッサンに「な〜にが面白いんだか…」と呆れ顔で言われる始末。

 

それほど真冬の夜釣りとは、常軌を逸したインパクトのある行為なんだろうて。

 

確かに、これらの反応は正しいと思うよ。

 

オッサン自身も「何でだろう?」と自問自答してみるんだけど、たぶん答え合わせに行ってるんだと思う。

 

コレは夜釣りに限ったことではないけど、どこで釣り糸垂れれば釣れるのか?どんな釣り方をすればアタリを出せるのか?etc、etc…

 

釣りは常にTrial and errorの繰り返し。

 

釣れれば正しくて、釣れなきゃ〜正しくない。

 

その場その時で刻一刻と変化する状況に対して、仮説を立て実践を繰り返す。

 

そして、釣りの厄介なところは同じ釣りモノでも人によって正解が異なるし、その時の最適解が次は全く通用しない事が多々あること。

 

このように、絶対的な正解が無いもんだから、ず〜っと悩み続け、妬み、嫉むのも釣りの怪しい魔力。

 

夜釣りの場合は、周囲がハッキリ見えないもんだから余計に情報量が少なくて、自分が見える狭い範囲内だけで判断と改善をしてゆかなくてはならない。

 

特に、釣りスポットの選択と釣れない場合の見切りの判断は、昼間の釣りよりも釣果に大きく影響し、一歩間違えれば取り返しのつかない事も珍しくない。

 

そして本日の夜釣りは、この事を強く実感するハメになったのでした。

 

 

さすがに冬の夜釣り二連戦は無理がある。

 

完徹の翌日にまた完徹しなければならないし、極寒のダメージから心身ともに完全回復はしないから。

 

一応仮眠はとるけど、所詮は仮眠程度なので眠くてしょうがない。

 

釣り場に向って愛車を漕ぎながら、何度もあくびが出る。

 

「オレって何でこんなアホな事やってるんだろう?」

 

周囲だけでなく本人すらもそう思うが、もう餌のアオイソメも買っちゃったし釣りするしかないのである。

 

オッサンの最終的な言い訳はいつも「もう餌買っちゃったから…」ばかりで、餌を買った時点で釣行は不可避なのである。

 

釣り場に到着するが、案の定、誰も居ない。

 

もうロンリーフィッシングは慣れっこで「広大な釣り場を独り占め!」で好きなように移動できるから答え合わせがやりやすい。

 

ちなみに本日も水に立ち込むんだけど、本日から新たなウエーダーを装着。

 

新品だから浸水はしないと思うけど、たま〜に初期不良で水が漏れたなんて話を聞いたりするから、ちょっぴり心配ではある。

 

 

まずは釣りの準備。

 

本日の竿は3.6mの硬式軽極ハゼだけど、硬調竿とは言え、オッサンが使うにはちょっと柔らか過ぎたので穂先を10数cmカットしてあります。

 

いつもは4.5mの竿を使ってるんだけど、いくら超軽量竿とは言え、4.5mと3.6mの竿とでは短い方が扱いやすいのは自明の理。

 

水に立ち込むから、竿が短い分は自分の立ち位置を変えればカバーできるっしょ!のノリである。

たま〜に登場する軽極ハゼ

 

仕掛けと餌はいつもと変わらじ。


 

ちなみに夜釣りで使ってる手袋は、もったいないけど使い捨てにしています。

 

ひと釣行終えると、手袋にはイソメの体液やらハゼの体表の粘液やらでグショグショになり、とても洗って再利用しようとは思えない状態になるからね。

 

本日の白い軍手は会社から失敬してきた備品だ。ありがたや〜

昨日とは全く異なる状況にて

昨日の今日で潮周は大きくは変わらないから、本日も初っ端は沖狙い。

 

昨日同様におっかなびっくり移動しながら、沖のスポットに到着。

 

膝上まで立ち込んでるんだけど、ウエーダーの水漏れも無さそうでひと安心。

 

コレで心置きなくハゼ釣りに打ち込めるぜぃ!と第一投。

 

昨日は一投目からの連打でスタートダッシュをかましたから、今日もやっちゃうぞ〜!って思ってたんだけど…

 

シ〜〜〜んんんん…という音が聞こえてきそうなくらいにアタリが無い。

 

どの方向に落としても、生命反応は皆無だ。

 

「このエリアでは今まで釣れなかったことは無いんだけど…。マズイなコレは…」

 

キョロキョロと見回して、次の手を考える。

 

実はこのエリアはそこそこの広さがあるんだけど、今いる場所でしかやったことがなかった。

 

っというのも、ココまで辿り着くには、危険な泥土地帯を慎重に進んでやっと到着するスポット。

 

小移動の際に下手にハマって転倒すれば命に関わるから、命の危険を犯してまで他を探る勇気が出なかった。

 

しかし、アタリすら無いこの状況ではラチが明かないし、まだ潮位が低いので他のエリアも期待が出来ない。

 

「やるしかないか…」

 

一大決心をして移動し始める。

 

一歩一歩慎重に足元探りながら焦らずに進む。

 

なにせ見渡す限り誰も居ないから、何が起ころうとも助けは望めない。

 

10mほど移動し、目的のスポットに到着。

 

全くの当てずっぽうではなくて、ハゼが集まっていそうな雰囲気のあるスポットだ。

 

仕掛けを振込み、着底と同時にひったくるようにアタって来て、やっと本日の一匹目。

やっぱりコッチに居たんだ!

 

ハゼは小さいが、この際ぜいたくは言ってられんし、新規開拓で釣れたのはすこぶる嬉しい!

 

んで、次も連打で上がってくる。

このサイズなら文句なし

 

まぁ、時期が時期なのでホットスポットは限られるけど、見つければ連打で上がってくる。

 

そして、昨日同様に釣れてくるハゼのサイズが安定しない。

 

大きいのやら小さいのやらが交互に釣れる印象。

このサイズなら楽しい

 

尾びれがハチワレ君

 

小さいって言っても本日のは度を超えてて、10cm以下も混ざってくる。

挙句の果てにゃ〜、コレだよ!?

 

とは言え、やはり釣れるのは楽しくて、命懸けでココまで来た甲斐があったもんだ!と自分に感心した。

 

同じエリア内で他にも二ヶ所開拓し、選択肢が増えて嬉しいオッサン。

 

もう潮が上がり始めていて、マジで帰れなくなるので早めに撤退し、小休憩。

 

この時点で60匹釣り上げていた。

 

ハテ?次はどこでやろうか?と作戦を練るが、まだ少々潮位が低いので厳しさは続きそう。

 

っと思った通り、他の実績エリアでは空振りばかり。

 

たま〜に釣れるんだけど、せいぜい数匹程度で我慢の釣りを余儀なくされる。

 

絶対にハゼは居るはずなんですよ!

 

沖とは言え、あれだけ入れ喰いになったんだから、ハゼは間違いなく群れているハズ。

 

そして、そいつらが潮の動きと連動して浅場に移動してくれば、絶対に釣れるハズだ!

 

そう思わなきゃ〜、この極寒地獄でハゼ釣りなんぞやってられん!

 

とにかく焦ってもしょうがないので、その時が来るのを待つしかない。

 

勝負スポットは手を付けずに取っておいて、他のエリアで時間を潰す。

 

10数cmクラスの小ハゼが多いけど、たまには良型大型も上がるから、不貞腐れる釣りにはならない。

たま〜にはこのサイズもね!

 

そしていよいよ潮位がちょうど良い塩梅になってきた。

 

勝負じゃ!

 

やって来たのは、今まで何度も入れ喰いを体現してきたスポット。

 

この状況で釣れないなんて絶対にあり得ん!と確信している珠玉のスポットだ。

 

 

ちょっぴり緊張しながら仕掛けを落とし、スンスン…と誘っているとクン!っと小さくアタって来た!

 

このアタリ方は期待できる。

 

ハゼ釣りをある程度やった事がある方なら知ってると思いますが、分かりやすい派手なアタリって小ハゼが出すことが多い。

 

逆に、大型ハゼは居喰いすることが多いので、ギリギリ感じられる程度のおとなしいアタリや、聞きアワセると喰っていた!というのが多い。

 

ゼロテンションにして5秒ほどステイしていると、モゾモゾと餌を喰っているのが伝わってくる。

 

この時点で餌を離していないということはもう頂きだ!と、ハゼゲッチュを確信するオッサン。

 

ス〜っとゆっくり引っ張るとグン!と引っ張り返したので、強めにアワセを入れると掛かった!

 

ググン!ググン!と強引に下に下に引っ張る奴はナイスサイズの証。

 

とても元気が良くて、なかなか魚体を現さない。

 

しばらく泳がせて引きを楽しんでいると、やっと大人しくなったので取り込み。

 

上がってきたのは本日の最大サイズ。

18.5cm

 

このサイズになると暴れるね〜!っと楽しいオッサン。

 

やはりこのスポットを温めておいて良かった。

 

ここから再び入れ喰いタイム。

 

仕掛けを落として誘っていると、ほぼ毎回のようにアタって来る。

 

とは言え、アタって来たからといって必ず釣れる訳じゃなくて、本日はポロリが多い。

 

ハゼ釣りしていると、やたらポロリが多い日とそうでない日に分かれるんだけど、この原因は分からじ。

 

ハゼの活性が低くて喰いが浅いのかな?という気はしてるんだけど、ソレが本当かどうかは謎。

 

とりあえず、ポロったハゼは「最初から釣れる魚じゃなかったんだな…」と思うようにしている。

 

このスポットではハゼサイズが揃っていて、10数cm程度は釣れなくて、15〜18cmの良型大型揃い。

このサイズで揃うと楽しいね♪

 

途中、アオイソメが無くなって予備に持ってきていたベビーボイルホタテに餌チェンジ。

予備餌は必携だ

 

ホタテ餌の場合はアタリに即アワセになるから、オッサン的にはこっちの釣り方が性に合っている。

 

餌を変えても釣れ続け、夜があけて明るくなると、先程までの入れ喰いが嘘のようにぱったりとアタリが無くなったので納竿。

 

本日も6時間の長丁場で101匹と連日の1束超えになりました。

今日も束釣り

 

一応、目標は達成したのでホッとひと安心。

 

しかし、1月に1束釣れるとは、恐るべし夜釣りの魔力。

 

地獄のような寒さの中、夜通し釣り糸を垂れる強靭な精神力の源泉は、もちろん不撓不屈の精神。

 

っというほど立派なものじゃないけど、ハゼが釣れているから耐えられるのであって、釣れなきゃ〜心が折れて帰るよね。

 

オッサンがいつまで夜釣りをやるのか?一体いつまで釣れるのか?は全く予想がつかないが、この時期に週末が近づくと「また夜釣りに行くのか?…」と自問自答の日々である。

 

悩みはやはり寒さとの戦いなんだけど、手足先の冷たさはどうしたら解決できるのだろうか?

 

ニューアイテムの『クロロプレン防寒ソックス』は、最初の2時間位は「ちょっと寒さが和らいだかな?」と思ったけど、その後はいつも通り、凍るような冷たさを我慢していた。

 

やはり、一旦冷えるとどうにもならないらしい。

 

 

本日は、釣果的には昨日とほぼ同じにもっていけたけど、本当にたまたま拾えただけ…

 

昨日と同じ潮周で潮位も時間帯も大きく変わらないのに、昨日と全く違う釣れ方で、同じスポットでも釣れる釣れないという結果だった。

 

人間側から言わせてもらえば、同じ条件なら同じような結果になると思うんだけど、そうじゃないのが自然なんだよね〜

 

魚の気持ちは本当に分からない…

 

 

次の記事>>>「2024年45回目の東京ハゼ釣りはもう勘弁してください…」へ

 

 

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販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。

 

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