2025年1月12日。
2024年45回目のハゼ釣りに行ってきました。
釣り場:【秘密の花園3】※釣り場は公表できません。申し訳ないです。
天気:晴れのち曇り
釣行時間:23時00分くらい(潮位:16cm上げ1分)〜5時00分くらい(潮位:176cm満潮)中潮
釣果:マハゼ58匹(11cm〜17.5cm)
竿:4.5m(ゼロサム初梅)
道糸:ナイロン1.5号
ハリス:ホンテロン0.8号
ハリ:袖スレ4号
オモリ:自作Fe(鉄)オモリ。1号相当の重さ
エサ:芝エビ
ハリス3cmの胴付ミャク釣り仕掛け
今季は北日本から西日本の日本海側を中心に、大雪の影響が多大に出ている。
各地で積雪量の記録を更新し、大雪で有名な青森の酸ヶ湯では積雪深が400cmを超え、1月2日までに積雪深が4mに到達したのは全国でも統計史上最も早い記録らしい。
交通機関への影響の他、除雪作業中の事故なども発生しているので、地域の皆様はくれぐれもお気をつけください。
少しでも被害が少ないことを願っております。
翻って、オッサンが生息している東京である。
確か、12月の中旬くらいに今季の初雪が観測されたらしいが、ちょろっと雪が舞ってきた程度と記憶しております。
大雪が降った地域の方から言わせると「こんなかすかな降雪程度で初雪だとぉ〜!チャンチャラおかしいぜぃ!」と言われそうだ。
んで、東京はわずか数cmの積雪で交通網が麻痺するデリケートな街でもある。
ホンのちょっとの積雪で、毎回のように「どこぞの電車やバスがストップしました♪」とか「車両がスリップで進めなくて大渋滞発生♪」とか報道されると、豪雪地帯の方からは「コレだから東京モンは…。軟弱過ぎだろ!」と一笑に付されていると思う。
住んでいるオッサンでさえ「こんな程度で止まるなよ!あまりにも虚弱過ぎぢゃね?」とも思う。
とは言え、こんな程度で…とは言えない理由もあるらしい。
関東での積雪はせいぜい年に数回程度なので、行政による除雪能力が雪国と比較にならないほど低く、除雪インフラは最低限の機能しかない。
行政としては予算の都合上、あまり降らない雪に備えるよりも、他の道路の維持補修や改修などに予算を回すのは当たり前の当然。
そして、ドライバーにも雪に不慣れな人が多い。
いつ降るかも分からいないショボい雪のために毎冬スタッドレスタイヤに履き替える?車にタイヤチェーンを常備しておく?
いやいやこの厳しいご時世、そんな不確実で金の掛かる事なんてやってらんないっしょ!ど〜せ雪が降っても大したことないんだから…っというのが大多数の言い分だと思う。
まぁ、こういうのに限ってスリップで事故ったり、坂道で立ち往生したりするんだけどね。
東京都内は意外と道路の起伏が大きいという特徴がある。
首都高を含む高速道路や一般道も、立体交差や橋梁などのアップダウンが多く、カーブも急だったりするので、降雪時には決して走りやすい環境とは言えない現実がある。
しかも首都圏の交通量は絶対的に多いので、1台でも路上で動けなくなると、あっという間に周りに影響が波及しやすい。
このように運転者や道路事情の他にも、実は雪国と関東では、降る雪そのものに違いがあるらしい。
北海道や東北に降る雪は、非常に乾燥したパラパラの雪が降り、気温もマイナスであることが多く、積もった雪は溶けることなく地面に残る。
まぁ、この雪質は近年では変わってきているらしく、北の方でも湿った重い雪になってきているようだけど…
一方、関東に降る雪は非常に湿ったベチャベチャなものになりやすい。
特に都心などは気温がマイナスになることも少ないため、降った雪はすぐに溶け出す。
スタッドレスタイヤは、低温時でも安定した走行ができる冬用タイヤで、北海道や東北のような気温が低い場所では良くグリップする。
雪国の車は4WDが基本だが、2WDの場合は前輪駆動が多いので、雪道でも前輪の駆動力でゴリゴリ進み、犬が走ってるみたいに車体が斜めになったまま前進しているのを見かける。
しかし関東の場合は雪がシャーベット状になりグリップが弱くなるので、スタッドレスタイヤでもスリップしやすいというのが理由らしい。
でも確かに、東京の雪程度ならスタッドレスで十分!っていう認識になるよね〜
車に気を使ってる人は冬季はスタッドレスタイヤに履き替えてて、「あ〜、ちゃんとしているな〜」って思ってたけど、実際にはスタッドレスだけじゃ安心でもないんだね。
やはり最強なのはタイヤチェーンで、チェーンを巻いていればシャーベット雪でも問題ないらしい。
トラックや配送の車はみんなチェーン履いているから、プロドライバーはそこら辺は抜かりないよね。
ただ、積雪がないから、チェーンを巻いた車両がジャリジャリ音をたてながら走っているのは、もはや東京の風物詩である。
問題は、スタッドレスすら履いてなくて、坂道の手前でスタックしているアホな一般車のせいでプロもストップしてしまうのは可哀想だよね。
まぁ、コレも東京の雪道あるあるだけどサ…
そんな年一番のお寒い時期ですが、本日も夜釣りでございます。
クソ寒い中、夜な夜な夜釣りに出かけるオッサンに、周囲はもう呆れを通り越してうすら笑いだ。
オッサンもマジで今週こそは足を洗おう!と願っていて、ハゼが釣れなくなる日を心待ちにしていた。
そんな苦行の夜釣りもいよいよ最後の時がやって来たようだ。
んで、今回の夜釣りのお試しは2つありましてって、最後のくせにお試しもクソもないのだが、こんなネタでも仕込まなきゃ〜クソ寒い中、夜釣りなんてやってらんね〜し!
まずは最終兵器『ELCTRIC HEATED SOCKS』
早い話が、電気力で暖かい電熱靴下である。
今まで散々、足先用のカイロやらぽかぽか靴下やら”最強”防寒ソックスやらを試してきたが、どれも決定打にはならず…
普段使いならいざ知らず、極寒の夜中に水に立ち込むという想定の商品なんて無いだろうからしょうがないよね〜
なにせ釣りをしていると、足先が冷たいを通り越して痛いのである。
こうなると体温を利用して系の商品ではどうしようもないらしい。
もうここまで来ると、自力では限界があるので他力に頼るしかない。
っという訳で、いよいよ最後の手段でバッテリー式の電熱ソックスの登場だ!
正直、最後の砦なのでコレが使いモノにならなきゃ〜もう手の施しようがないぞ。
果たしてその性能や如何に!?
んでもうひとつが、餌の芝エビ。
ず〜っと以前にO氏からお試しで貰ってて、夜釣りで試してみたらアオイソメを上回る入れ喰いだった。
まぁ、夜釣り最盛期だったという理由もあったかも知れないが、面白いほどに良型大型ハゼが釣れたのであの感動をもう一度。
だったけど、芝エビって季節商品だし、そこら辺のスーパーでもなかなかお目にかかれない代物なので手に入らなかった。
つい先日やっと見つけたので、迷わずゲットして今回の登場となりました。
今回はさすがに釣れないだろうて…
前回までの夜釣りでは1束超え連発だったが、釣行の度に釣れるエリアと釣れる状況が絞られてゆくのを実感していた。
オッサンの中では、もう釣果が期待ができるのは3ヶ所だけに絞られている。
そのスポットは釣れる潮位の高低が全くの正反対なので、ド干潮狙いとある程度の高潮位の両方の状況で釣り糸を垂れなければならない。
本日は中潮で干潮がかなり低くなるから、まずはその時間帯狙いになるんだけど22時って普通に夜じゃん!
バタバタと急いだんだけど、やっと自宅を出発したのが干潮時間になってしまった…
ヤバい!潮が上がってくる〜!っと愛車は立ち漕ぎで、汗だくにて現場に到着。
現場を見渡すと、いつもは水底の部分が広大な陸地になっていてちょうど良い頃合いだ。
いそいそと釣りの準備を始める。
竿は広く探れる4.5m。
釣れる時なら3.5mの方が手返しも楽だけど、もう広く探らないと難しいっしょ!
広範囲に探るしかない
仕掛けはいつもの胴付き仕掛け。
お遊びでオモリに蓄光テープを貼っているが、貼ったからと言って釣れる訳でもないという感想。
テープ付きのオモリが余ってるもんで
道糸の一番上に目印のケミライト装着なんだけど、本日はオモリの少し上にも付けたみた。
ハゼはどうだか知らんが、アナゴ釣りとかでもライトは集魚効果があるらしいので…
蓄光テープ同様に期待してる訳じゃないんだけど、極寒の中、少しでも釣りに来るキッカケというか言い訳が欲しいじゃん!
道糸の一番上の他に、
オモリの上にももうひとつ
んで、問題の芝エビ餌は、凍ったまま全く溶けてなかった。
まだカチカチじゃん!
コレでは釣りにならんので、マイボトルの白湯をぶっかけて強制的に解凍。
茹でエビになる前に取り出して針に装着。
茹で過ぎ注意!
オッサンは針掛かりしやすいように、ホタテ同様に芝エビも指で少し潰して餌付けしています。
お目当てのエリアに向けて移動開始。
基本的には砂地なんだけど、深みにハマる泥土部もあるから一歩一歩慎重にね。
まずは一番の実績スポットから、期待を込めて第一投!
やはり、シ〜ン…と生命反応が全く無かった。
スンスン…と誘い続けてるんだけど、どの方向に落としても生体反応が無いんですけど…
やっぱり、夜釣りももう終わりなんだな〜
でももしかして、ハゼ様は芝エビがお気に召さないのかな?という気がしないでもないが、餌はコレしか持ってきてないから、コレでやるしかないのである。
エリア内の他のスポットに移動するが、状況変わらず…
挙げ句の果てにゃ〜、根掛かりでケミライトごと仕掛けをロスト。
「なんでやねん!マジで!」
アタリひとつ無いまま、一度基地に帰って仕掛けを作り直す。
潮は上がり始めているので余計な時間は食いたくないが、釣れないから別に関係ないか…と開き直る。
んで、再び同じスポットへ。
実は仕掛けロスト直前に、かすかにアタって来た気がしたんです。
もしかしたら誘っている時に砂地の起伏でアタリと勘違いしたのかも知れないけど、ハゼのアタリと思いたかったから。
先ほどと全く同じスポットでしばらく止めて、餌をユラユラ揺らしているとクン!とアタって来た!
エビ餌の場合はアタリに即アワセで、大げさ気味にアワセを入れると掛かって本日の一匹目。
やっとだよ〜!
やはりアレはアタリだったんだ!
次も同じスポットで連打。
この時期貴重な連打
さらに三連打。
ハゼがしぼんだけど…
もうこの際、ハゼのサイズなんて言ってられなくて、とにかくアタリがあればそれだけでありがたい。
一番期待していた超低潮位限定エリアは、僅かな釣果で終わってしまった。
「コレは本当に終わりの始まりだな…」
期待できるあと2ヶ所にはまだ潮位は低いが、とりあえずやってみたら案の定音沙汰なし!
しょうがないので他でやるんだけど、どこもかしこも釣れないな〜
全くダメな訳じゃなくてたま〜に釣れるんだけど、探って探ってやっと1ヶ所見つかる感じ。
しかも、ソレはスポットと表現できるある程度の範囲ではなくて、ホンの1点。
その点から10cmもズレるとアタって来ない。
でもその点を外さなければ数匹は釣れるから、ありがたくはある。
とにかく、その点を探し続けるしかない。
ハゼも小さめが多い。
このサイズだよ!
ただ、たまにはナイスサイズも釣れて、くすぶっていた雰囲気にに華を添える事もあり。
このクラスだと寒さを忘れる
釣れるハゼにも婚姻色が出ているお歯黒ハゼが多くなっていて、いよいよ終わりが近づいているらしい。
お歯黒ハゼ
オッサンがどんより感で釣り糸を垂れていると、突然背後から「明けましておめでとうございます!」と声高に場違いなご挨拶が!?
「ハイ〜???」と振り返ると、なんとMR氏がやって来た!
まさかこの極寒&極渋の極限の釣り場に誰かが来るなんて思ってなかったから、ビックリした。
しかもMR氏はしばらくハゼ釣りから鳴りを潜めていて、仲間が連絡しても音信不通で「糖尿で入院しているみたい」とか「痛風で釣りすら出来ないみたい」とかあらぬ疑いをかけられていた容疑者。
まぁ、この極寒地獄に釣りをしに来る元気があるんだから、疑いは晴れたようだ。
オッサンの「何しに来たん?」の問いに、「ハゼ釣り!」と至極当然のお返事。
逆に「何してるんですか?」の問いには、「黄昏に…」と答えてあげ、寒い釣り場での暖かい会話にますます寒くなった。
本来ならどのエリアで釣れたとか、こういう誘いで喰ってきたとか、今日のパンツの色はとかのハゼ情報をお知らせするべきが釣り仲間。
しかし、MR氏は人の言う事をストレートに受け止めずに、千賀のお化けフォーク並に物事を歪曲して捉える馬耳東風タイプ。
んで、オッサンも聞かれれば答えてやってもよくってよ!なタイプで、聞かれるまでは何も言わない朴念仁。
こんな二人に情報交換なんてオシャレで建設的な行為が出来るはずもなく…
この事はお互いに分かりきっていたので、MR氏は黙ってお目当てのエリアに消えていった。
とは言え、誰かしら仲間がいるのは心強い。
そう言えばハゼが釣れなくて忘れてたけど、電気的靴下は実力を発揮しているようで…
暖かくてまるでコタツのようだ!とはリップサービスでも言えるシロモノではなかった。
正直言って、足先は冷たくはなるが痛くはない程度という表現になる。
そもそもが、長時間使用重視で低温度に設定してあるからだろうけど、いつもの凍るような痛さに比べれば、この程度は我慢できる範囲内である。
潮位もジワジワ上がり、やっとお目当てのエリアでも釣りになりそうだったので移動。
しかし、期待してたエリアがフルスイングの空振りでアタリひとつなく玉砕…
マジか!?
もう手は尽くしたので、とにかく釣り場全体を手当たり次第に広く探るしかできる事がなかった。
その甲斐あってか、ときどき連打になるスポットが見つかりハゼを拾ってゆく。
基本的には10数cm〜15cmクラスが多いけど、忘れた頃に17cmクラスも上がってくる。
本日最大は17.5cm
しかし、今日の釣りは手が掛かる。
スンスン誘っていると僅かにクン!と餌をついばんで来て、その後は喰って来なくなる。
んで次で全く同じスポットでステイして、オモリはずらさないで餌だけを揺らしているとやっと喰って来て釣れるといった塩梅。
最初の小さなアタリでアワセてもまず針に掛からないから、ハゼは餌の端っこをついばんでるだけなんだろうね。
もちろん毎回じゃなくて次が無いことも多々あって、ハゼが居るところは分かってるんだけど、チャンスは1回どころかノーチャンスすらも…
とても悔しいが、ハゼが餌を喰ってこないことにゃ〜釣りにならない。
【秘密の花園3】のほぼ全域を探りきってしまったのと、一時間ほど前からだったけど期待の電気靴下のバッテリーが切れたらしく、足先が痛くなって痺れていたので納竿。
6時間で58匹と釣れなかった印象の割には数はそこそこいってたんだね。
ヘッドライトの明かりだけだったから画像がピンボケ
本日は早く来たから、夜明けを待たずして撤収。
MR氏はもうちょっとやっていくとの事で、先に帰りました。
しかしMR氏とまともに話したのは帰りの挨拶時のみ…
別に仲が悪いわけじゃなくて、黙っててもその時の状況を見極めてかなり釣るレベルだから余計な情報はいらない間柄。
さすがはMR氏で、オッサンと同じくらい釣っていた。
たぶんこのお方は、まだまだ夜釣りしそうだな…
っという訳で、オッサンの夜釣りは今回でラスト。
本当にラストだよ!
「58匹も釣れるんだから、まだいけるでしょ!」と思われるかも知れませんが、完全徹夜だし、足場の悪い広大な釣り場全体を水に立ち込んで釣り歩くのは想像以上の難行苦行。
おまけに『冬季うつ』という言葉があるくらい、寒さってストレスになるから、もうここらが潮時だろうて…
コレだけ頑張ればもう十分っしょ!
【秘密の花園3】の釣り場としての終わり方も分かったし、寒さ対策もひと通り試してみてある程度の形にもなったので。
しかし、今シーズンの夜釣りは釣れたね〜!
まさか、1束釣りが何度もできるなんて思わなんだ。
この感じなら来シーズンも楽しみだ!
そして、昼間のハゼの穴釣りなんだけど、オッサンがしつこく夜釣りに通っている間にもう釣れなくなったらしく、穴釣りの仲間達も終了したようだ。
っという訳で、2024年シーズンのオッサンのハゼ釣りは終了となりました。
ちょっぴり寂しいけど、頑張ったよ!俺!
今年度もこのトホホなブログにお付き合いいただいた方々、ありがとうございました。
あなたのようなヒマ人がいるおかげでオッサンの励みにもなっていますが、こんなモンを読んでるくらいなら、その貴重なお時間を他で使うよう強くオススメします。
世界中で争い事が絶えない昨今、ノンビリと釣り糸を垂れられる幸せがいつまでも続きますように。
けど、どこかでまだハゼが釣れるという情報が耳に入ったら、行っちゃうかも知れないけどね…
オッサンが毎回ハゼサイズの計測をしているハゼスケールの販売を始めました。
結構お問い合わせを頂いてて、んだば!商売しちゃおっかな〜って思ったんだけど、実際に売るとなると、材料確保が面倒臭かったり、製作にとても気を使うやらでテンヤワンヤ…
正直、利益なんてほとんど無くて商売になりませんが、もしよかったら覗いてみて下さい。
販売しているのは、オッサンがいつも使っているスケールに改良を加え、なるべく丁寧に作っているので、幾分マシだと思います。
売り切れだったり、怠けて作ってなかったりで、売ってなかったら申し訳ないです。
なるべく頑張って製作します。